木造住宅の構造や施工方法、図面の読解、建築に関する法律、模型作成などの基礎知識を習得します。
住宅CADサービス科のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
住宅CADサービス科では、木造住宅の一般構造や法規などの基礎知識の他、パソコンを用いた図面作成や現地調査、耐震診断についての知識、技能・技術を習得できます。女性の建設業界への参画が益々期待されるなか建築に関して幅広い知識、技能・技術を習得し、建設業への就職を目指します。
訓練全体の目標人材像(訓練目標)
- 木造住宅の構造を理解し、パソコンによる図面作成ができる。
- 木造住宅の調査・診断に必要な構造と施工法を理解し、耐震診断及び各種診断手法により建物診断ができる。
総訓練時間
- 672時間
1ヶ月ごとの訓練目標
1.「木造住宅の基礎知識」
2.「CADの基本操作」
CADソフトを使用し、ソフトの画面構成や基本操作を習得します。
3.「現地調査と図面作成・3Dシミュレーションソフトの操作」
建物の状況などを調査する現地調査や測量機器の使い方、また、シミュレーションソフトを用いたプレゼンテーション資料の作成などの知識、技能・技術を習得します。
4.「木造住宅の構造計画と診断」
木造住宅の構造計画や耐震診断、補強法に関する知識を習得します。
5.「CADによる図面作成」
CADソフトを使用し建築図面作成の基礎から実践までの知識、技能・技術を習得します。
6.「木造住宅の建築工事」
工具の使い方を始めとし、一般住宅の内装仕上げの一部作業を通して、木造住宅の構造に関する実践的な知識、技術・技能を習得します。
受講要件
過去の当該訓練分野の経験
- 特に不要
事前に習得していることが望ましいスキル
- CAD等の訓練にてパソコンを使用しますので、パソコンを使用したことがある方(起動・終了・入力)は、さらに訓練効果が期待できます。
各訓練科共通要件
- 公共職業安定所に求職の申し込みを行っており、職業訓練に関連する職種への再就職を希望している方
- 職業訓練受講及び修了に支障のない方(健康状態等)
- 公共職業安定所の受講指示等を受けることができる方
受講料
- 無料です。ただし、教科書代(約16,000円程度)については、実費負担となります。
- また、作業服、安全靴も必要となります。お持ちのものがあれば、新規に購入する必要はありません。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
(前職) (修了後の就職先)
歯科助手 → 設計補助
サービス業 → 作図補助員
生活支援 → 建築営業事務
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
- CADオペレーター
- 設計補助
- 住宅販売営業
- 建築事務
- 測量補助
建築技術者との相性(こんな方に向いている!)
- パソコンを用いた図面作成を仕事としたい方。
- 建設業での営業、事務への就職をお考えの方。
訓練により就職可能な主な仕事
- CADを用いて図面を作成する仕事
- お客様の理想的な住宅を一緒に作る仕事
- 建築会社での営業、事務仕事
求人票に記載されている職種名
- CADオペレーター
- 建築設計補助
- 住宅販売営業
- 建築現場事務
- 測量補助業務
- 建築現場管理
就職後の仕事例(求人票より)
- 建設会社でのCADオペレーター業務
- CADオペレーター業務(図面作成・修正)、その他営業資料作成
- 設計補助(AutoCAD、Jw_cadによる図面作成補助)
- 建築施工管理見習い
- 公共、民間の建築工事の現場管理
- 賃貸住宅、集合住宅などの企画提案営業
- ショールーム業務(商品説明・電話対応・館内整備等)
就職率
- 95.7%(令和4年度実績)
修了者の主な就職先
- 建設会社(職種:CADオペレーター)
- 建設会社(職種:施工管理)
- 不動産会社(職種:事務)
修了生の声
- 目的意識をもって受講生の方々と一緒に切磋琢磨して訓練を受けることによって、自分自身が良い方向に変わっていくことを感じることができます。(令和4年度修了生)
- 6ヵ月という限られた時間ですが、6ヵ月とは思えないほど中身の濃い時間だったと思います(令和4年度修了生)
賃金情報
- 平均基本給13万円から18万円
指導員からのひとこと
これまでに建設業での経験がない方であっても、基礎から建築について学べるコースとなっております。建設業・建築業は、職種が多岐にわたります。訓練を通じて職種選択の幅を広げていきましょう! 内勤(建築事務やCADオペレーターなど)を希望されている方、建築現場で働いてみたい方、その他建設業への就職を希望されている方はぜひご検討ください!
訓練修了時に取得できる資格
- 丸のこ等取扱作業者安全衛生教育
- 足場の組立等の業務に係る特別教育
任意に取得する資格
訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
- 特にございません。
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) 受講することで、さらにスキルを向上させることができます。 当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。お問い合わせ先
ポリテクセンター宮城(宮城職業能力開発促進センター) 訓練課
TEL
022-362-2454
FAX
022-364-2651