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電気・通信施工技術科のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

 近年はIoTによってあらゆるモノが通信で繋がっています。配線工事もIT化に対応するため電気工事だけでなく光ファイバやネットワークなどの通信設備などに関連した工事が増え、情報通信施工の技術と電気工事施工の技術が必要です。電気・通信施工技術科では、データ通信の技術やアンテナ工事、FTTHとしての施工技術、作業や部材の拾い出しからの見積書作成や報告書作成、LANの構築、電気工事での設計・工事や各主管施工方法、配線設計に関する知識や技術とそのCADへの応用、また電気設備点検技術としてのドローンの操作や消防設備の知識を習得し、電気通信分野において設計から施工、アフターケアまで幅広く活躍できる人材の育成を目指しております。

訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)

  1. 通信設備(光ファイバ含む)の工事ができる。
  2. 電気設備の設計・施工ができる。

訓練課題例1
LANケーブル配線後に評価する。

訓練課題例2
融着機を使用して光ファイバを接続する。

総訓練時間

  • 672時間

1ヶ月ごとの訓練目標

1.「通信設備」

ネットワークで使用されるデータ通信及び通信サービスの知識、TVアンテナの設置方法や配線方法、評価方法の技術を習得します。また、LANの構築に必要な技術を習得します。

2.「有線通信配線技術」

FTTHで使用する光ファイバーでの通信配線に必要な光通信の知識、各種ファイバ接続法や配線の方法、検査や品質評価に関する技術及び関連知識を習得します。

3.「情報活用技術Ⅰ・電気設備点検(ドローン)」

電気設備点検技術としてのドローン操作法と設備点検方法を習得し、また実務に欠かせない文書作成や表計算のアプリケーションの利用方法と品質管理の知識を習得します。

4.「電気配線工事」

電気工事の設計、工事、試験、検査に関する技能及び電気工事の施工で用いられる金属管や可とう管などの各種管工事施工方法と関連知識を習得します。

5.「CAD・電灯配線技術」

電気設備の工事に係る配線設計や照明設計技術、住宅配線に関する技能及び関連知識を習得し、CADによる作図法を学んだうえで配線図を記述する技能及び関連知識を習得します。

6.「消防設備工事・情報活用技術Ⅱ」

消防設備の中の火災報知設備に関する知識を習得し、また消防設備工事を含む電気工事での部材や作業の拾い出しからの積算技術と見積書、申請書の作成方法を取得します。

受講要件

過去の経験

  • 特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

  • ネットワークの設定やCADによる図面の作成にパソコンを使用しますので、パソコンを使用したことがある方(起動・終了、ワープロソフト、表計算ソフト)は、さらに訓練効果が期待できます。

各訓練科共通要件

  • 公共職業安定所に求職の申し込みを行っており、職業訓練に関連する職種への再就職を希望している方
  • 職業訓練受講及び修了に支障のない方(健康状態等)
  • 公共職業安定所の受講指示等を受けることができる方

受講料

  • 無料です。ただし、教科書代(約14,000円程度)については、実費負担となります。
  • 作業服、作業帽子、安全靴(運動靴可)作業手袋(軍手可)はご用意願います。
    ※お持ちのものがあれば、新規に購入する必要はありません。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

電気通信工事、電気工事が未経験の方でも、下記のような関連する職種に就職されています。
(前職)    (修了後の職種)

  • 飲食店店員  → 電気工事士
  • プログラマー → 電気通信工事
  • 製造業    → ビル設備管理

訓練に関する職種と仕事内容

主な職種

  • 電気通信工事
  • 電気工事 等

電気通信工事の仕事

 電気通信工事の仕事には、光ファイバ伝送路の工事、ケーブルテレビ工事、ネットワーク(LAN)構築工事等さまざまな種類があります。
 光ファイバ伝送路の工事では、光ファイバケーブルの接続、収納等を行います。屋内での作業もありますが、主な作業場所は屋外となり、高所作業車の上での作業や、マンホールの中での作業もあります。伝送路の保守の仕事に携わる場合には、伝送路の故障に伴い、夜中に仕事をすることもあります。非常に繊細な作業もあり、技能・体力を求められますが、通信の根幹部分を支える、やりがいのある仕事です。
 ネットワーク(LAN)構築工事の仕事では、屋内の情報配線の設計・施工、それに伴うパソコンの設定等があります。施工者は工事に必要な知識や技術・技能だけでなく、お客様と接するためのマナー、コミュニケーションスキル、お客様のさまざまなニーズや将来需要を把握し、対応するためのコンサルティングスキル等が必要になってきます。
また最近では高所にある電気、通信設備の検査・点検でドローンを使用するケースが増えてきておりドローンに関する知識や技能は今後仕事上で役立つものとなりつつあります。

電気通信工事との相性(こんな方に向いている!)

 手先が器用で、細かな、繊細な作業が得意であり、また暑い場所や寒い場所等でも長時間作業ができる精神力・体力を備えている方に向いているお仕事です。さまざまな人と関わる機会も多いので、コミュニケーション能力も必要となります。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 電気工事士
  • 電気通信工事士
  • CADオペレーター
  • ビル設備管理

求人票に記載されている職種名

電気工事の設計・施工、電気工事士、通信設備工事、電気エンジニア、設備工事技術職、施工管理、CADオペレーター、カスタマーサービス職、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、プログラマ、パソコンサポート、データ入力、ビルメンテナンス

就職後の仕事例(求人票より)

  • 電気工事及びそれに付随する見積、設計現場代理人(内線工事)
  • 新築及び改修電気工事屋内外における電気設備工事(配線、通線、結線)主に建物内
  • インフラ構築・運用 ネットワーク/サーバ/システムの運用保守。障害対応など
  • 施設内設備保守管理(日常、定期点検、工事等立ち会い)
  • エアコン、アンテナ等の各種家電製品住宅設備機器、オール電化関連商品の設置工事
  • 看板の骨組みのシートワークス図面作成及びトレース

就職率

  • 82.2%(令和4年度)

修了者の主な就職先(実績)

  • 仙台電気工事株式会社(電気工事)
  • (株)村中電設(電気工事)
  • (株)エレクトリアース(設備工事)
  • 電通システム(株)宮城事業部(電気通信施工)
  • 同和興業株式会社(ビル設備メンテナンス)

修了生の声

  • 資格を取ってからの再就職を目指してましたが、電気工事士資格は訓練での内容で十分網羅されており合格することができました。
  • 訓練での電気工事は配線工事だけでなく、CADも勉強し住宅平面図の読図もできるようになり配線設計にも役立っております。

賃金情報

  • 平均18万円から25万円

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

 訓練を修了すると全員が電気工事、電気通信工事の基本は習得できていますので、この基本技能を活用して、就職先企業で仕事ができるようになります。
 就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、訓練で習得した技能・技術によって3ヶ月程度で概ね就職先でのベテラン技能者のOJTにより、製作物の一部であれ、就職先が期待する仕事(標準的な作業時間と品質・仕上がり)ができるようになります。およそ、2~3年で熟練度は向上し、細かく指示されなくとも自らの判断で仕事ができるようになります。

訓練修了時に取得できる資格

なし

任意に取得する資格

 訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

工事担任者DD種 (一般財団法人 電気通信国家試験センター)

 「工事担任者」資格は、電気通信回線と端末設備等を接続するために必要とされる資格です。アナログ電話回線やデジタルデータ回線(現在整備が進められている次世代ネットワーク(NGN)などのIPネットワークを含む)などに、さまざまな端末設備等を接続する工事を行い、あるいは監督をする役割を担っています。
 たとえば、電気通信事業者の光ファイバにパソコンやIP電話機、OA機器、IP-PBXなどを接続します。さらに、企業内のLANと呼ばれる構内通信ネットワークの配線工事を行います。また家庭内においては、インターネットなどを介して、音楽・映像配信、遠隔教育、防犯システムなどの新しい各種サービスを実現するために、光ファイバに端末設備等を接続します。
 「工事担任者」は、これからの情報ネットワーク社会を支えるネットワーク接続技術者(通称)として期待され、その活躍の場はますます拡がっています。(一般財団法人 電気通信国家試験センターHPより)

消防設備士(甲種、乙種)

 劇場、デパート、ホテルなどの建物は、その用途、規模、収容人員に応じて屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備等又は特殊消防用設備等の設置が法律により義務づけられており、それらの工事、整備等を行うには、消防設備士の資格が必要です。
 具体的な業務としては、甲種消防設備士は、消防用設備等又は特殊消防用設備等(特類の資格者のみ)の工事、整備、点検ができ、乙種消防設備士は消防用設備等の整備、点検を行うことができます。工事、整備、点検のできる消防用設備等は、免状に記載されている種類になります。
試験は宮城県の場合、年に3回行われ、時期をずらして他県での受験も可能であり受験機会は多いです。

第二種電気工事士(電気技術者試験センター)

 電気工事の欠陥による災害の発生を防止するために、電気工事士法によって一定範囲の電気工作物について電気工事の作業に従事する者の資格が定められております。第二種電気工事士の資格は一般用電気工作物(一般家屋、小規模商店、600V以下で受電する電気設備等)の工事に従事するために必要な資格となります。(電気技術者センターHPより)
2年前までは年に1回の受験が年に2回の受験と受験機会が増えました。

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
 

お問い合わせ先

ポリテクセンター宮城(宮城職業能力開発促進センター) 訓練課

TEL

022-362-2454

FAX

022-364-2651

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