電気の基礎知識から始め、工具や機器の名称や特徴・図面の読み方と基本作業について習得します。
電気設備技術科(標準コース)
訓練の概要
- 電気の職人として現場で作業を行うための基本的な知識と各種施工技術を習得します。
- 電気設備(電気工事・制御・消防・通信)の設計や点検を行うための各種設計技術を習得します。
カリキュラム内容
1. 電気配線工事(基本)

2. 電気配線工事(応用)
建築物に電気工事を施工するための管工事をはじめとした応用的な設計と施工方法について習得します。

3. 住宅配線工事及びCAD活用技術
住宅配線に必要な設計と施工の技術を習得します。Jw_cadを活用した電気設備図面の作成に関する技能・技術を習得します。

4. 消防設備工事及び制御盤
消防設備工事では、自動火災報知設備について、消防法や施工方法などを習得します。貨物用エレベータの制御回路(制御盤)を製作する上で必要な加工手順や配線技術を習得します。

5. シーケンス制御技術
エレベータやベルトコンベアに用いられる自動制御技術(シーケンス制御)の設計と組み立てに必要な技術を習得します。

6. PLC制御技術及び高圧受電設備
PLC(プログラマブルロジックコントローラ)制御ではPLCの基本動作と使用方法を習得します。高圧受電設備では基礎知識(結線図、構成機器、機器の役割)と各継電器の試験方法について習得します。

受講条件
- 過去の経験
特に必要ありません。 - 事前に習得していることが望ましいスキル
・電気回路や配電設計において、計算が必要となります。具体的には、平方根(ルート)や三角関数(sin・cos)程度を学習しておくことが望ましいです。
・論理的に考える能力があれば、設計や施工もスムーズに行えます。 - 各訓練コース共通条件
・再就職を強く望んでおり、職業訓練を受講することに強い意欲を有している方
・離職者訓練コースの内容を理解し、就職を希望する職種と入所希望訓練コースとの整合性がある方
・職業訓練の安全確保及び訓練に支障を来さないような健康状態である方
・職業訓練を受講する上で必要な、集合訓練における協調性のある方
※受講希望者が多数の場合は、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。
受講者の声
・以前と比べ、就職意欲が上がっていて、現場での仕事がうまくいくよう、訓練を集中してやりました。この訓練を受けていて、休職していた時より、知識が頭の中に入り、高校の時に出来なかったシーケンス制御が徐々に出来るようになり、出来ない要因も少しずつわかってきました。丁寧に教えていただいているテクノインストラクターのおかげだなと私の中で感じました。(20代男性)
・就職についてはコロナで求人が減っていますが、消防設備士の資格を取って、ポリテクセンターで学んだ事が活かせるような職につけるよう就職活動をやっていきます。訓練は時間を多めにとっていただいているので、安心して技術を学んでいけています。(30代男性)
・電気設備技術に関しては今迄行った事がないので技術の習得に楽しく学ぶ事が出来ました。これからの人生に活かしていけたらと思います。(60代)
・今まで働いてきた業種とは全く違う方向性の業種への就職を目標として、今回の訓練を受講させていただいてます。 途中コロナのさわぎ等で休講等もあり、就職活動自体は遅れぎみですが、受けた訓練内容に関しては、ためになる事が多く、今までまったく知らなかった事も学べてるので、残りの期間でなんとか就職までたどりつけるようにしていきたいと思います。(30代男性)
・初めて職業訓練を受講して3か月たち、理解出来る事や復習をすべき課題も有りました。その中で自分が得意な分野を見つけながら残り数か月間訓練及び就職活動を並行して進めゴールを見つけたいと思います。(50代 男性)
・実際に仕事で使っていく工具、器材などを手に取り作業ができるのでスキルが身に付いていっている感覚があり、それに伴い就職に対する意欲やどのような仕事がしたいかなども入所当時より明確になっていると思います。理解が薄い所に関しても、質問できる環境がしっかりしていて心強いと感じています。(匿名)
・訓練を受ける事により技術と知識が身につき、就職に対し前向きになれました。不安や焦りはありましたが、周りの訓練生も一緒の状況なので情報交換等が出来、自分自身にとってとてもプラスになりました。再就職する人にとって職業訓練はとても環境の良い所だと思います。(40代 男性)
修了生の声
訓練を受けることにより技術と知識が身に付き、就職に対し前向きになれました。不安や焦りはありましたが、周りの訓練生も一緒の状況なので情報交換等ができ、自分自身にとってとてもプラスになりました。再就職する人にとって職業訓練はとても環境の良いところだと思います。
担当テクノインストラクターの声
私たちの生活において欠かせない電気設備について、実習を中心に技能・技術を身につけていきます。未経験の方でも安心して受講していただけるように、訓練は電気の基礎知識から行います。我々も丁寧な指導を心がけております。現場で活躍できる技術者にな
れるように一緒に頑張りましょう。
修了生の就職事例
小売業 (男性40代) → 電気工事業
販売業 (男性30代) → 電気工事業
小売業 (男性20代) → 電気通信工事業
製造業 (男性40代) → 消防設備工事業
賃金情報
常用雇用 18万~21万円
訓練期間中に取得できる資格
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育
訓練カリキュラムに関連する資格
- 第二種電気工事士(一般財団法人電気技術者試験センター)
- 消防設備士乙種第四類(一般財団法人消防試験研究センター)
訓練に必要な経費
●受講料:無料 テキスト代:15,000円程度(作業服等は別途)
●作業服等
各自で準備していただきます。※指定色はありませんが、派手な色合いの作業服は不可です。
●職業訓練生総合保険
万が一の災害に備え、安心して訓練を受けられるように設定された保険です。任意加入ですが、加入することをお勧めします。
6ヶ月訓練:4,900円(2022.4月改定)
使用するアプリケーション
- GX Works2
- Jw_cad
お問い合わせ先
ポリテクセンター北海道 【受講者係】
TEL
011-640-8761
FAX
011-640-8830