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ゼロから学べるプロの“技”

電子情報技術科

写真:先生に指導を受ける学生の様子

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スマートフォンやロボットなど
時代の変化と共に成長するエンジニアになろう!

定員20

ロボットや家電製品に代表されるような組込み機器の製作に必要な知識と技術を学びます。
組込み機器を製作するには、電子回路の設計・製作に関するハードウェアの知識・技術と、その機器の動作を制御するためのソフトウェアの知識・技術が必要となるため、その両面に精通するエンジニアの育成を目指しています。

写真:授業に取り組む学生の様子

電子情報技術科とはどのような専攻科?

AIやIoTを知っていますか?

知りたいことを瞬時に答えてくれるAI、海外からでも自宅のあらゆる家電が動かせるIoT、ブレーキを踏まなくても車が自動で止まってくれるセンシング技術・・・数年前の“不可能”が今では当たり前になりつつあります。
「激変していく時代の中で、技術に使われるのではなく駆使する人間となりたい。」
そんなあなたを強力にサポートするのが電子情報技術科です。

写真:授業に取り組む学生の様子

「こんなものを作りたい」という想いを形にする。

電子情報技術科では、設計・加工・プログラミング等の知識を学び、実際に製作を行うことで実践的な能力を習得します。

写真:写真:パソコンの前で指導を受けつつ学習をする学生の様子
企画・設計~加工
基板加工機で作業をする学生の様子
計測・回路組立
写真:写真:プログラミング実習の学生の様子
プログラミング
プログラミング実習の学生の様子
完成

工業系高校卒でも進学するメリット、あります。

高校で学ぶ内容や資格関連の授業があるのに加え、電気系だけでなく機械系の授業もあるので幅広く勉強することができます。高校で学んだことを無駄にせず発展させることができるので、就職にも活かすことができます。
自分にはまだ技術が足りない、ものづくりについてもっと深く学んでみたいという方に最適です。

写真:授業に取り組む学生の様子

様々な資格の取得を目指すことができます。

資格取得は就職に臨むにあたって重要なアイテムです。
電子情報技術科では、基本情報技術者試験や組込みソフトウェア技術者試験(ETEC)、Linux技術者認定試験(LPIC)、C言語プログラミング能力認定試験、国家技能検定(電子機器組み立て職種)の資格取得を目指すことができます。

写真:資格を取得した学生の様子

電子情報技術科の活躍フィールド

就職後は、「ソフトウェア開発(SE)」、「システム設計」、「技術支援(Sler)」、「半導体製造」、「自動省力化(FA)」、「装置開発」、「メンテナンス」、「品質管理」といったフィールドで活躍することができます。
進学先としては中国職業能力開発大学校(岡山県倉敷市)などがあり、さらに2年間深く学ぶことができます。

現場で通用するエンジニアになる。電子情報技術科の学び

ハードウェア技術

写真:技術を学ぶ学生の様子

電子部品や電子回路を組み合わせると近年の情報家電、携帯電話、スマートフォン、カーナビ、コンピューターなどを構成することができます。実習では、電子機器開発の基礎である電子回路設計と、電子部品を効率よく基板上に配置するプリント基板設計手法、電子機器の組み立て手法を習得します。

ソフトウェア技術

写真:ドローンを映したパソコンの画面

電子機器の動作は、プログラムにより自由に変更できます。実習では、C言語、JAVA言語、Python言語などのプログラミング言語を使用し、3Dオブジェクト制作や小型マイコンの制御手法を習得します。ドローン制御など、学生の知的好奇心を刺激し、興味を持って学べる環境を構築します。

通信技術

写真:通信技術を学ぶ学生

現代社会では電子機器が単独で存在するのではなく、インターネットを介して相互に結び付いています。この連携はICT技術により実現され製品として普及しています。実習では、ICT技術の根幹であるコンピュータ・ネットワークの構築からインターネットで不可欠な無線通信技術まで必要な知識と技術を習得します。

広く、深く。2年間のカリキュラム

図:電子情報技術科の2年間のカリキュラム。ハードウェア技術、ソフトウェア技術、通信技術、共通、一般の科目を学び、総合制作実習を経て就職・進学へ。ソフトウェア開発、システム設計、技術支援、半導体製造、自動省力化、装置開発、メンテナンス、品質管理に関わる活躍フィールドが期待できる

電子情報技術科のシラバス(講義・授業の学習計画)

学校の枠を超えた、電子情報技術科の最新設備

企業現場と同じレベルの最新設備を備えており、台数も豊富に揃えていますので、就職先ですぐ役立てることができます。

写真:作図したデータに基づいて、自動でドリル、カッターを利用して電子回路基板の製作を行う機械
基板加工機

自分で設計した電子回路をCADと呼ばれる電子製図ソフトで記述します。
作図したデータに基づいて、自動でドリル、カッターを利用して電子回路基板の製作を行う機械です。
この機械を利用し、設計、製作することにより、家電製品などで利用されている電子回路基板についての理解を深めていきます。

自分の作りたい形状のデジタルデータを精密に作り上げてくれる3Dプリンタの機械
3Dプリンター

プリンタと言えば、紙に印刷するものですが、3Dプリンタは、熱く熱した特殊な樹脂を利用し、立体的にモノを製作します。
3D CADソフトウェアを利用し、自分の作りたい形状をデジタルデータで作成します。
このデジタルデータを精密に作り上げてくれるのが、3Dプリンタです。
電子情報技術科では、あまり大きなモノは必要ないため小型のタイプを利用し、主に卒業制作に役立ています。

競技大会に参加して、学んだ技術を発揮できます。

若年者ものづくり競技大会を始め、様々な全国大会・コンペティションに参加しています。参加者は夏休み返上で練習に励んでおり、その姿勢は就職先企業にも高く評価されています。

写真:競技大会に挑む学生の様子
若年者ものづくり競技大会
(ITネットワークシステム管理職種)

ものづくりの醍醐味。課題に挑みながら、完成する喜びを実感できます。

総合制作実習は、1つの“もの”を作り上げることを目指してグループや個人で1年かけて1つのテーマに取り組みます。それぞれのテーマについての全体設計、ハードウェア、ソフトウェア開発、そして動作に対する評価を行います。最後は発表会でプレゼンテーションを行い、結果を報告書としてまとめます。

写真:総合制作実習で製作したマイクロマウス(ロボトレース)
マイクロマウス(ロボトレース)の製作

入校を決めた先輩からのメッセージ

高橋 優希さん総合ビジネス科出身 令和2年度修了生 JUKI松江株式会社勤務

写真:JUKI松江株式会社に就職した先輩

 総合制作では、IoT機器を企業からお借りして、1-Wire®通信のプログラムを作成しました。簡単ではありませんでしたが、作品が完成したときはこれまでにない達成感を味わいました。
 高校卒業後は就職することも考えていましたが、進学したことで就職の選択肢が広がったため、入校を勧めてくださった高校の先生にもとても感謝しています。就職か進学か迷っている方や、少しでも“ものづくり”に興味がある方は、ぜひ入校してみてください。

原 真里奈さん理数科出身 令和3年度入校

写真:先輩

 この学校の魅力は幅広い知識や技術を学べるところです。電子情報技術科では、ソフトウェアだけでなくハードウェア分野も学ぶため、進路選択の幅が広がります。また、就職活動において面接などでアピールすることもできます。この学校は先生との距離が近く、実習も多いので、将来のためにスキルアップがしたいと考えている人にこそお勧めしたいです。人生の佳境の内の1つに立っている皆さん、この学校で学ぶという選択肢を検討してみませんか。

飯田 遥香さん普通科出身 平成27年度修了 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構京都支部京都職業能力開発促進センター勤務

写真:京都職業能力開発促進センターに就職した先輩

高校では普通科だったので機器の動かし方、プログラミングなどは全く知らない状態で入校しました。
実技が中心で、実際に動作しているところを見ながら授業が進むので、なぜ動いたのか、なぜダメだったかが非常にわかりやすく、初心者の私でも授業についていけました。
現在はポリテクセンター京都で職業訓練指導員をしており、C言語やPLCを、離職者に対して教えています。ポリテクカレッジ島根で学んだ知識が今の仕事の基礎となっています。

植松 晴希さん普通科出身

写真:先輩(在校生)の写真

実際に入校して感じたことは、授業が先生一人に対して生徒が20人弱で行っており先生と生徒の距離が近く、少しでもわからないところがあれば気軽に教えてもらえるため、しっかり授業についていけるということです。
電子情報技術科では、プログラミングなどの情報分野だけでなく電気、機械分野も学べるため広範囲で深い知識と技術を習得でき、就職先が豊富なのも魅力の一つです。
学んだことを生かして機械を制御できた時は、達成感と楽しさを感じることができます。わかりやすい授業と楽しい実習で夢を実現させる力を育みましょう。

中山 友朗さん普通科出身

写真:先輩(在校生)の写真

私は元々情報分野に興味を持っており、プログラミングを学びたいと考えていました。その時に島根職業能力開発短期大学校のことを知り、座学だけでなく豊富な実習授業から実践的な技術を身につけやすいと考え、入校を決めました。
実際の授業では、希望通りのプログラミングだけでなく、付随して必要になる知識や技術も座学で学び、実習で身につけることが出来ていると実感しています。
ぜひ皆さんも実践的な授業で技術を身につけましょう。

内藤 敬之 さん電子機械科出身

写真:先輩(在校生)の写真

高校生の時、座学よりも実習形式の授業が多いことや高い就職率であること、他の大学に比べて授業料が安いことから親の負担が少なくできると考え、この学校に決めました。この学校では専門的な知識と技能・技術を習得でき、プログラミングから回路設計など幅広く一から丁寧に教えてくれます。
大会にも多く参加しており、沖縄海洋ロボットコンペティションでは先輩方が優勝、準優勝を勝ち取られました。私自身、ナノコン応用コンテストという大会で賞を受賞しました。皆さんもこの学校で叶えたい夢を実現するために技術力を高めていきましょう。

さらに一言!先輩たちの本音

電子情報技術科の在校生のみなさんに、学校、授業の本音を聞いてみました。

写真:電子情報技術科の在校生のみなさん

  • 「習ったプログラミング等を使ってできることを考え中です!!」
  • 「実習時間が多く皆と勉強できるので楽しい。」
  • 「実際に働く状況と近い状況で学べることは強みです!!」
  • 「学ぶ知識は濃いと思う!」
  • 「物理が難しいけど高校で習わない分野が学べます。」
  • 「まったく知識がなくても一から教えてもらえるので安心です。」