ものづくりの基本となる図面の読み方をはじめ、“削る”、“切る”、“穴をあける”といった金属加工の知識と技能を習得します。
溶接技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
ものづくりには欠かせない”溶接”。当科では、代表的な3種類の溶接方法(被覆アーク溶接、炭酸ガスアーク溶接、TIG溶接)を学びます。また、溶接作業に必要な図面の読み方や金属加工及び溶接部に欠陥がないかどうかを検査する方法なども学びます。
訓練目標
- 鉄鋼材の加工及び炭酸ガスアーク溶接作業ができる
- TIG溶接法による溶接施工及び被覆アーク溶接作業ができる
訓練期間
- 6カ月
- 7カ月(導入講習付きコース)
訓練内容
1.金属加工基本
2.炭酸ガスアーク溶接作業
鉄鋼材料の溶接で主流となる炭酸ガスアーク溶接の知識と技能を習得します。
3.TIG溶接作業
主にステンレスなどの薄い鋼材の溶接に使用されるTIG溶接の知識と技能を習得します。
4.被覆アーク溶接作業
主に屋外での溶接に使用される被覆アーク溶接の知識と技能を習得します。
5.施工管理Ⅰ
溶接は金属同士をくっけて終わりではありません。溶接部に欠陥がないかを検査する必要があります。
溶接部の検査方法のひとつである破壊試験(引張試験、曲げ試験など)の知識と技能を習得します。
6.施工管理Ⅱ
溶接部の検査方法のひとつである非破壊試験(超音波探傷試験、浸透探傷試験など)の知識と技能を習得します。
受講料
無料です。ただし、テキスト代などは自己負担となります。
受講生の前職と修了後の職種(例)
未経験の方でも、下記のような溶接に関連する職種に就職されています。
(前職) (修了後の職種)
販売 → 溶接工
事務 → 溶接工
接客 → 溶接工
石油販売 → 非破壊検査技術者
訓練受講により目指せる主な仕事
- 溶接 ※溶接と一口に言っても分野は様々で機械・自動車・建設・船舶など幅広い業界で活躍できます。
- 溶接部の検査・試験・評価
就職率
90.6%(2022年度実績値)
修了生の主な就職先
大英技研(株)、(株)井上鉄工所、(株)ニッセイ機工、(株)柏木工業所、山崎工機(株)、三輝工業(株)、(株)タニキカン、(株)精和工業所、川西航空機器工業(株)、ステンレスジョイント(株) ほか
訓練終了時に取得できる資格
- ガス溶接技能講習修了証(兵労基安登録第32号 登録有効期間満了日:2027年3月30日)
- アーク溶接特別教育修了証
- 自由研削といし特別教育修了証
関連する資格
訓練で習得した知識や技能・技術を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。
※ただし、合格を保証するものではありません。
溶接技能者(JIS)
溶接施工管理技術者(WES)1・2級
国際溶接技術者(IWS)
非破壊検査技術者(PT・UT)
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施している短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー) (有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。 当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。お問い合わせ
ポリテクセンター兵庫(兵庫支部/兵庫職業能力開発促進センター)訓練第一課 受講者第一係
TEL
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06-6431-7285