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求職者の方へ

建築施工・CAD科

当該コースは、概ね55歳未満の方を対象に施設内訓練と企業実習を組み合わせたコースです。入所日までにジョブ・カードの交付を受ける必要があります。

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

ビルやマンションなどの建物に用いられている鉄筋コンクリート造の建築工事に必要な知識や技能・技術を習得します。建築の基礎知識はもちろんのこと、建築工事で使われる図面の読み方、CADによる図面の作成技術を学びます。また、実物大の建物を造り、建築工事の計画、作業手順、管理手法を学びます。

※当科は概ね55歳未満の方を対象にポリテクセンター内で実施する訓練と企業で実務を体験する訓練(企業実習)を組み合わせた訓練コースです。

訓練目標

  1. 設計図を読み、CADを用いて建築工事を行うために必要な施工図を作成することができる。また、簡単な建物の3Dモデルリングができる。
  2. 鉄筋コンクリート造の構造や仕様を理解し、鉄筋や型枠の設計・加工・組立ができる。また、建築工事の着手から完成までの流れを理解し、計画や管理ができる。

訓練期間

  • 6カ月
  • 7カ月(導入講習付きコース)
導入講習の概要

訓練内容

1. 建築の基礎知識

建物の構造や使用される材料の種類や特徴、建築に関連する法律など、建築に関係する仕事をするうえで必要とされる知識を習得します。

授業風景

授業風景

2.2次元CAD実習と図面作成技術

2次元CAD(AutoCAD)の基本および応用操作を習得します。また、鉄筋コンクリート造の建築図面の読み方を学んだのち、一般的な設計図ではなく、建築工事を行うために必要な施工図の作成技術を習得します。

2次元CAD実習

2次元CAD実習

3.BIM対応3次元CAD実習

BIM対応3次元CAD(Revit)を用いて建物の3Dモデルの作成技術を習得します。BIM(一般に「ビム」と読みます)とは、3Dモデルを用いて建物の視覚化や設計の整合性のチェック、構造解析などを行うシステムのことです。

BIM対応3次元CAD実習

BIM対応3次元CAD実習

4.施工計画と躯体施工実習

鉄筋コンクリート造の建築工事を行ううえで必要な各種の計画(工程計画など)について学びます。また、実物大の建物を造り、「骨」となる鉄筋の配置・組立、コンクリートを流し込む「型」である型枠の設計・加工・組立に関する知識と技能を習得します。

型枠の建込み

型枠の建込み

5.施工管理

建築工事を行う際に必要な品質、原価、工期、安全の管理手法に関する知識を習得します。また、測量機器の使い方やコンクリートの調合設計などについても学びます。

施工手順の確認

施工手順の確認

6.企業実習

訓練の仕上げとして、訓練終盤に企業実習があります。実際の企業で実務を体験することで、仕事の流れや実作業を理解し、現場力を習得します。

企業実習(イメージ)

企業実習(イメージ)

受講要件

年齢

  • 概ね55歳未満

受講料

無料です。ただし、テキスト代などは自己負担となります。

 

受講生の前職と修了後の職種(例)

未経験の方でも、下記のような建築に関連する職種に就職されています。

(前職)         (修了後の職種)
ホテルフロント   →    施工管理
一般事務      →    施工管理
一般事務      →    CADオペレータ-
調理        →    型枠大工
接客        →    建築営業
パタンナー     →    建築事務兼CADオペレーター

訓練受講により目指せる主な仕事

  • 施工管理(主にマンションやビル)
  • CADオペレーター
  • 職人(型枠大工、鉄筋工、とび工など)
  • 建築事務
  • 建築・不動産営業

就職率

96.0%(2022年度実績値)

修了生の主な就職先

三貴(株)、阪神支店、(株)合田工務店、(株)カウラ、(株)ユニテック、池下設計(株)神戸支店、(株)みつば電気、(株)三田工務店、(有)野見山建設、三協立山(株)三協アルミ社 ほか

訓練修了時に取得できる資格

足場の組立て等特別教育修了証

関連する資格

訓練で習得した知識や技能・技術を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。
※ただし、合格を保証するものではありません。

建築CAD検定試験3級 (ポリテクセンター兵庫を試験会場として実施予定)

2級建築施工管理技士(補)

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施している短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー)のご案内 (有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、各種資格や技能検定に挑戦するなど、さらにスキルを向上させることができます。
特に建築施工管理・現場監督として就職した場合、是非目指したい資格が「施工管理技士」と「建築士」です。これら資格を取得することにより、自己のスキルアップはもちろん、所属する会社の技術力の評価にも影響します。ただし、これらの資格を受験するにあたっては実務経験が必要で、その期間は受験する方のこれまでの学歴と職務経歴(実務経験)により異なります。受験資格に条件があり試験も簡単ではありませんが、職業的な地位を保障され、社会的な信用度も高い国家資格です。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる 向上に関する相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
 

お問い合わせ

ポリテクセンター兵庫(兵庫支部/兵庫職業能力開発促進センター) 訓練第一課 受講者第一係

TEL

06-6431-7367

FAX

06-6431-7285

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