IoTデバイスとはIoTにおける”モノ”を指し、具体的にはスマホやパソコンなどの端末に加え、センサやカメラも含まれます。
特にIoTにおいては、センサが重要な役割を担うことから、センサの知識や取り扱い方法を学びます。
IoTシステム技術科
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
「今日の天気を教えて」
このように機械に何かを聞く機会は増えているのではないでしょうか。他にも、外出先から家のエアコンを付けたり、カメラでペットの様子を見たりすることができる世の中になってきました。
これらに使われているのがIoTという技術です。当科では、IoTの基盤技術(センサ、ネットワーク、データベース、プログラミング)を基本から学び、IoTシステムの設計・構築や管理に関する知識と技術を習得します。
訓練目標
- IoTデバイス・ネットワークを理解し、IoTシステムの構築・保守作業ができる。
- シーケンス制御及びPC制御を用いた生産現場のシステム開発ができる。
訓練期間
- 6カ月
- 7カ月(導入講習付きコース)
訓練内容
1.IoTデバイス
2.IoTネットワーク
Wi-FiやLAN、インターネットなどをネットワークといいます。
ネットワークとはどのようなものなのか、どんな仕組みなのかを基本から学びます。
さらに、センサの情報をネットワークを利用して他のデバイスと通信するプログラミングを学びます。
3.サーバ構築技術
ネットワーク上のコンピュータの中で、他のコンピュータからの要求に応答するのがサーバです。メールサーバやwebサーバなど、様々なサービスを提供するサーバを理解し、Linuxを使用した
サーバの構築・管理に関する技術を学びます。
4.Python言語と データベース
IoTをはじめ、幅広い分野で活用されているPythonについて学びます。
データを集め、効率よく活用する仕組みをデータベースと呼びます。データベースはどのような仕組みなのかを学び、データベースと連携したIoTシステムについて学びます。
5.PLC制御
PLCによる制御実習を通して工場自動化に必要な知識と技術を学びます。
また、タッチパネルなどの制御技術についても学びます。
6.IoTシステム開発
開発手順を学びます。
また、センサやネットワークなどの5ヶ月間で学んだ知識・技術を使ったシステム開発をチームで行います。
受講料
無料です。ただし、テキスト代などは自己負担となります。
受講生の入所前と終了後の職種(例)
(前職) (修了後の職種)
販売 → PG・SE
設備管理 → 制御システム
営業 → 電子部品設計・開発
販売 → 制御管理
営業 → PG
訓練受講により目指せる主な仕事
- IoTシステムの設計・開発
- プログラマ(組込み系)
- ネットワーク/サーバの構築・運用・保守
- 制御設計(PLC)
就職率
88.1%(2022年度実績値)
修了生の主な就職先
廣川電機(株)、(株)ニック、(株)ウイングノア、(株)べネスト、西日本スターワークス、(株)コンサルティング・ファーム、(株)アルメディア・ネットワーク、ログイン(株)、(株)アポロネット ほか
訓練修了時に取得できる資格
なし
関連する資格
訓練で習得した知識や技能・技術を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です 。
※ただし、合格を保証するものではありません。資格の詳細については、各実施機関へお問合わせ下さい。
IoTシステム技術検定試験(基礎・中級)
基本情報技術者
ITパスポート
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施している短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー) (有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に関する相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。お問い合わせ
ポリテクセンター兵庫(兵庫支部/兵庫職業能力開発促進センター) 訓練第一課 受講者第一係
TEL
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FAX
06-6431-7285