■内容
電気に関する基礎理論を理解し、電灯・スイッチなどの配線方法の知識と技術を学び、簡易な屋内配線工事を習得します。」
■項目
・電気回路
・配電理論と配線図
・電線接続
・ケーブル配線(施工)
・法規等
ビル管理技術科
チェックポイント!
ビル設備を正常な状態に維持するために、各種設備の原理や構造、運転管理や保全について知識・技術を学びます。ビルの中で過ごす人達が快適な環境で過ごすための各種設備を基本から学び、ビルの最適な環境を維持するビル設備管理員をめざしませんか!
目次
訓練の概要(訓練により習得できる技術)
ビル設備を正常な状態に維持するための技術を習得するにあたって、各種設備の原理や構成から学びます。さらに、施工実習を通して、その設備のあるべき状態を理解するとともに、運転管理や保全等に関する知識・技術を習得します。
訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)
- ビル等の建築物の電気設備・空調設備・給排水衛生設備のメンテナンスができる。
1ヶ月ごとの訓練目標
1.「電気配線工事」
2.「ボイラー取扱い技術・危険物取扱い技術」
■内容
温水や水蒸気をつくり出すボイラーの構造や仕組み、適切な取扱方法、燃焼のメカニズム、そして関係法令について基礎から実践まで総合的に学びます。
また、ボイラーの燃料として使用される危険物の特性や安全な取扱方法についても習得し、設備管理に必要な知識と技術をしっかりと身につけます。
■項目
・ボイラーの構造、取り扱い、燃焼
・第四類消防設備の構造と点検
(関連資格:二級ボイラー技士・危険物取扱い(乙種四類))
3.「電気設備保全管理」
■内容
空調ファンや給水ポンプのモータを動かすためのシーケンス制御の仕組みを理解し、機器が安全かつ確実に作動するための基本技術を習得します。
さらに、建物の電力供給を支える 受変電設備 や、停電時に重要な役割を果たす 非常用電源設備 に関する保守・点検の知識と技術を実践的に学びます。
設備の構成・役割・点検項目を体系的に理解することで、現場で求められる判断力と安全管理のスキルをしっかり身につけることができます。
■項目
・有接点シーケンス制御
・電動機の保守点検
・受変電設備保全
・発電設備と蓄電池設備
(関連資格:第二種電気工事士)
4.「防災設備管理作業」
■内容
火災発生時に火災の発見、避難警報、初期消火などの役割を担う防災設備の構造・原理を学び日常での点検、警報時の処理ができる知識と技術を習得します。
現場で必要となる判断力と安全確保のための技術を身につけ、安心して設備管理に携われる力を養います。
■項目
・第四類の消防設備(構造・点検);自動火災報知設備
・第四類の消防設備(法令)
・消火設備の概要(スプリンクラーなど)
(関連資格:第四類消防設備士)
5.「空調設備・保全管理」
■内容
空調ファンや給水ポンプを駆動させるためのシーケンス制御の基礎から、受変電設備・非常用設備に関する保守点検まで、設備管理に必要な知識と技術を総合的に学びます。
モータ制御に用いられるシーケンス回路の仕組みや、設備が正しく作動するための安全設計の考え方を理解し、実務で役立つ点検・トラブル対応スキルを身につけます。また、受変電設備や非常用設備の構成・役割・点検項目などを実例を交えて習得し、設備管理に求められる判断力と実践力を養います。
■項目
・シーケンス制御(基本)
・シーケンス制御(時間)
・シーケンス制御(電動機運転)
・受変電設備保全
・発電設備と蓄電池設備
・電動機の保守・点検
6.「給排水衛生設備管理作業」
■内容
給水方式の種類や仕組みを理解し、受水槽・高置水槽などの点検方法、水質測定の手順を学びます。日常管理で必要となる確認ポイントや、安全な水を供給し続けるための維持管理の考え方も習得します。
さらに、排水系統の構成と働きを理解し、衛生器具(洗面器・便器・排水トラップなど)の取り扱い実習を通して、トラブルを防ぐための点検・メンテナンス技術を身につけます。
■項目
・上下水道と公衆衛生
・環境衛生管理
・給排水管の接続
・衛生器具の設置・交換
・給排水管接続実習
受講要件
過去の経験等
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- 特にありません。
各訓練科共通要件
- 再就職を目指し、職業訓練の受講に強い意欲のある方
- 就職を目指す職種と志望訓練科(内容)とに整合性がある方
- 心身ともに職業訓練の受講に支障がなく、協調性のある方
受講料
無料です。
ただし、テキスト代として16,000円程度必要です。
作業服(上・下)、作業帽等はご自身で準備していただきます。(目安:安全靴を含め、8,000円程度)
※お持ちのものがあれば新規に購入する必要はありません。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
ビル管理が未経験の方でも、下記のようなビル管理と関連する職種に就職されています。
(ただし、必ずしも下記のとおり就職できるとは限りませんので、ご了承願います。)
(前職)→(訓練修了後の職種)
・製造業→総合ビル管理、設備管理
・接客業→総合ビル管理、設備管理
・営業/総務/経理 →総合ビル管理
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
・ビル設備管理技術者
・ビル設備管理員
・ビルメンテナンス要員
・施設管理スタッフ
・ビル設備維持管理業務 など
仕事の内容
■ビル管理の仕事とは
ビル管理の仕事は大きく「清掃」「設備管理」「警備」の3つに分かれます。
その中で 設備管理 は、ビル内にあるさまざまな設備を安全かつ正常に運転させるための管理を行う仕事です。
■活躍する場所
一般的なオフィスビルをはじめ、
スーパー・百貨店などの商業施設
病院
学校
ホテル
など、幅広い建物で設備管理業務に従事します。
ビルを利用する人々が快適に過ごせる環境を整え、ビルのオーナー(所有者)に満足いただける管理を行うことが使命です。
■主な仕事内容
設備管理の業務は多岐にわたります。
●空調設備の運転・保守点検
ビル内の温度や湿度を適切に保つため、空調機器の点検・調整を行います。
●受変電設備・電気設備の保守
電気を安全に供給するための受変電設備や、各フロアの照明・コンセントなどの電気設備を管理します。
●給排水設備の維持管理
洗面所やトイレなど、水回りのトラブルが起こらないよう点検や軽度の修理を行います。
●消防設備の点検
火災報知器や消火設備など、防災に関わる設備が正常に作動するかを確認します。
●点検報告書の作成
点検結果を記録し、オーナーへの報告書を作成します。
●中央監視システムでの管理
近年のビルでは 中央監視システム が導入されています。
中央管理室では、機器の運転状況をモニターで確認し、運転・停止操作も行います。
異常が発生した場合は表示で知らせてくれるため、設備管理員が迅速に対応します。
■働き方
仕事の中心は
巡視
点検
簡単な修理や部品交換
トラブル対応
といった業務です。
比較的軽作業が多いため、中高年の方でも活躍しやすい仕事です。
■求められる能力
近年は設備の管理だけでなく、
ビルオーナー
テナント企業の職員
来客者
とのやり取りが必要となるケースが増えています。
そのため、接遇マナーやコミュニケーション能力など、サービス業としての能力も重視されるようになってきています。
勤務体系
多くの現場でローテーション勤務が導入されており、日勤(8~17時)遅番(12~21時)泊まり(9~翌朝9時)の体系に組み込まれているケースが多いです。
また、休日も各現場での出勤カレンダーによって変わりますので、土・日祭日の休みの希望は難しい場合があります。
定年は60歳~65歳の範囲ですが、65歳定年が多くなっているようです。場合によって健康上に問題がなければ70歳までは継続して働ける事業所も増えています。
職種との相性(こんな方に向いています)
ビルの設備管理は、通常2~3名のチームで協力して行う仕事です。
そのため、人とコミュニケーションを取りながら働くことが好きな方に向いています。
また、設備管理は機械を扱う職種でもあるため、機械の構造や仕組みに興味がある方は、業務に馴染みやすい特徴があります。
一方で、表に出る機会が多くない地道な仕事であるため、コツコツ取り組む辛抱強さも大切です。
作業は比較的軽作業が中心で、中高年の方でも無理なく取り組める内容となっています。
訓練により就職可能な主な仕事
- ビル管理業務(電気、空調、衛生、消防設備及び建物の維持・管理)
- ショッピングセンターの照明、空調、給排水等の設備の保守メンテナンス
- 病院設備の照明、空調、ボイラー、給排水等設備の保守管理
- マンション管理組合のパートナー、アドバイザーとしてフロント業務
- オフィスビルにおいての出入管理業務、立哨、巡回業務
- ビル清掃管理:日常の清掃業務の管理と監督、清掃面積や使用する洗剤・機械・コストに関する積算・見積り
- ビル設備(電気・防災・給排水・衛生・空調・換気・輸送機等)の定期巡回や保守点検の計画立案、巡回業務
求人票に記載されている職種名
ビル設備管理、ビルメンテナンス、ビル管理人、設備管理、地域熱供給施設(DHC)など
就職後の仕事例(求人票より)
- ビル管理業務(電気、空調、衛生、消防設備及び建物の維持・管理)
- ショッピングセンターのビル照明、空調、給排水等の設備の保守メンテナンス
- 病院設備の照明、空調、ボイラー、給排水等設備の保守管理
- マンション管理組合のパートナー、アドバイザーとしてフロント業務
- オフィスビルにおいての出入管理業務、立哨、巡回業務
- ビル清掃管理:日常の清掃業務の管理と監督、清掃面積や使用する洗剤・機械・コストに関する積算・見積り
- ビル設備(電気・防災・給排水・衛生・空調・換気・輸送機等)の定期巡回や保守点検の計画立案、巡回業務
就職率
88.2%(令和4年~6年度平均)
修了者の主な就職先
- 大星ビル管理(株)
- 東京不動産管理(株)
- (株)ザイマックス
- イオンディライト(株)
- (株)小田急ビルサービス
- 日本管財(株)
- 興和不動産ファシリティーズ(株)
- 鹿島建物総合管理(株)
- (株)裕生
- (株)ハリマビステム
- ほか
賃金情報
給与総支給額(月額) :経験・年齢・所有資格や勤務時間体系により、異なります。
約18万~約24万円
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
空調設備の運転と保守点検、受変電設備や各種の電気設備の保守、洗面所などの給排水設備の維持管理及び点検報告に関する知識と技術の習得により、就職先からも評価をいただいています。
修了時に取得できる資格
特にありません。
任意に取得できる資格
訓練期間中に皆さんが習得した技術・技能を活かして任意に受験して取得できる資格です。
(ただし、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
第二種電気工事士( (一財)電気技術者試験センター )
二級ボイラー技士(関東安全衛生技術センター)
危険物取扱者(乙種第4類)( (一財)消防試験研究センター )
第三種冷凍機械責任者 ( 高圧ガス保安協会試験センター )
消防設備士(乙種第4類)( (一財)消防試験研究センター)
修了後の就職支援・スキルアップ
就職支援
修了時未就職の方々に対しては、修了後も求人情報の提供等の就職支援を行っています。
スキルアップ
就職した方々は、スキルアップのために当センターで実施している短期間の能力開発セミナー(有料)を受講しています。
また、就職後においても新たな職業能力の開発及び向上に係る相談・支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。
施設見学・相談会のお申込み
参加希望の方は下記のリンクからお申込みください。
フォームでのお申し込みができない場合は、訓練第一課(受講者係TEL045-391-2848)までお問い合わせください。
※ビル管理技術科 見学会開催(詳細は下記リンクをご確認ください。)
