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機械CAD設計科

チェックポイント!

機械図面を理解し、2次元CADによる機械製図と3次元CADによる機械部品のモデリング等、様々な手法などを学ぶことで、製品設計における3次元CAD利用技術を身に付けませんか。

関連職種

・機械設計
・設計補助
・CADオペレータ

訓練要素

・機械製図
・2次元CAD(AutoCAD)
・3次元CAD(SolidWorks)

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

はじめの1か月は、JIS機械製図に基づく『図面の読み方』『図面の描き方』を学びます。その後、2か月間でAutoCAD(2次元CAD)/SolidWorks(3次元CAD)の操作を学び、4か月目以降は、それまでの3か月間で学んだことをベースに総合課題演習に取り組みます。

訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)

  1. JIS機械製図を理解し、2次元CADによる機械図面を作成することができます。
  2. 3次元CADによるモデリング・アセンブリ・図面化ができます
  3. 受講生自らが製品を企画・設計・組立・調整まで行うことで、ものづくりの一連の流れを学び機械設計・製造業務または支援業務ができます。
(下記写真の訓練課題例参照)
訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)1
訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)2

1ヶ月ごとの訓練目標

1.「機械製図」

■内容
機械製図の基礎知識を習得し、図から品物の形状を把握できることを目指します。また品物の形や機能を正確に伝えるために、的確な図面が描けるようになることを目指します。
■項目
・機械製図概論
・図面の基礎知識
・図面の読み方と描き方
・機械要素
■主な使用機器・使用ソフトウェア
・製図道具

1.「機械製図」

2.「2次元CAD」

■内容
汎用的な2次元CADの操作技法を学び、CADによる製図を行います。またCADならではの図面構築手法を習得します。
■項目
・2次元CAD概論
・CADを用いた作図手法
・機械製図のための環境設定
・図面データ構築法
■主な使用機器・使用ソフトウェア
・AutoCAD 

2.「2次元CAD」

3.「3次元CAD」

■内容
3次元CADの操作技術を学び、CADによるモデル作成、アセンブリ構築(3次元組立)および図面化の知識・技術を習得します。
■項目
・3次元CAD概要
・モデリング、アセンブリ、図面化
■主な使用機器・使用ソフトウェア
・SolidWorks 

3.「3次元CAD」

4.「3次元CADを活用した機械設計実習」

■内容
ある品物の用途・能力・性能を推測することで、品物の基本構成・設計意図を読み取ります。そしてその設計のプロセスを再現し、3次元CADを活用しながら機械設計を行うための知識・技能を習得します。
■項目
・設計プロセス再現実習
・3次元CADによる設計プロセス再現実習
・機械工学関連の基礎
■主な使用機器・使用ソフトウェア
・AutoCAD 
・SolidWorks 

4.「3次元CADを活用した機械設計実習」

5.「総合課題」

■内容
課題を通して、仕様決定から構想設計・詳細設計、部品製作、組立、試作・評価までの流れを実践的に体験することにより、ものづくりにおいて必要となる技能・技術と関連知識を習得します。
■項目
・3次元CADを活用したチーム設計
・装置の試作、評価
■主な使用機器・使用ソフトウェア
・AutoCAD 
・SolidWorks 

5.「総合課題」

受講要件

過去の経験等

  • 特に必要ありません。

事前に習得していることが望ましいスキル

  • CADの授業でパソコンを使用しますので、パソコンを使用したことがある方(起動・終了、ワープロソフト、表計算ソフト)は、さらに訓練効果が期待できます。

各訓練科共通要件

  • 再就職を目指し、職業訓練の受講に強い意欲のある方
  • 就職を目指す職種と志望訓練科(内容)とに整合性がある方
  • 心身ともに職業訓練の受講に支障がなく、協調性のある方

受講料

無料です。
ただし、テキスト代として7,000円程度は、実費負担となります。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

当該訓練分野の経験が無い方でも、下記のような関連職種に就職されています。

(前職)   (修了後の職種)
・営業   → ・設計補助
・一般事務 → ・CADオペレータ
・機械設計 → ・3次元CADによる機械設計

訓練に関する職種と仕事内容

主な職種

  • 機械設計技術者(設計補助含む)
  • CADオペレータ

機械設計技術者の仕事

ものをつくるには、その製品の必要性や新しいことを考える「発想・構想」があります。そして、実際の構造や形状を考えていく「設計」があります。つまり機械設計とは、発想や構想を具現化するために様々なことを検討していく仕事です。

CADオペレーターの仕事

さまざまなものをつくりだすためには、そのイメージを伝えるスケッチや設計図が必要です。以前はトレーサーが手描きで設計者の下書き設計図を写して、製図をしていました。近年はCADオペレータがコンピュータの専用ソフトを使って、製品の図面や形状をパソコン上で作っていきます。

職種との相性(こんな方に向いています)

  • "ものづくり"に興味があり、何かを作ったり組み立てたりすることが好きな方。
  • 物事を理論的に考え、計算することが好きな方、得意な方。
  • パソコン操作を使った仕事や細かな作業が好きな方。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 機械分野の設計・開発業務
  • CADやCAEを使った設計補助業務
  • CADオペレータ業務

求人票に記載されている職種名

CADオペレータ(機械、プラント)、機械設計、生産技術、技術資料作成、設計補助、機械保全(メンテナンス)など

就職後の仕事例(求人票より)

  • 自動車内装用の樹脂製品の仕様検討から開発設計および評価業務。
  • 医療用検査装置の機械設計。
  • 自動車部品生産技術、図面を見て製造工程を理解する。

就職率

93%(令和4年度の実績です。)

修了者の主な就職先

  • (株)セラクビジネスソリューションズ
  • (株)ウイルテック
  • 河西テクノ(株)
  • (株)ティーネットジャパン
  • (株)日豊エンジニアリング
  • (株)フォーラムエンジニアリング
  • (株)富士テクノソリューションズ ほか

賃金情報

給与総支給額(月額)

  • 機械設計技術者
    約18万~45万円
  •  CADオペレータ
    約15万~30万円

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練で習得した機械製図の知識や2次元CADによる機械図面作成、3次元CADによる機械部品のモデリング・アセンブリ(3次元組立)・図面化の技能及び設計手法により、就職先の企業では、設計担当者やその補助業務、CADのオペレータ等として、活躍しています。

修了時に取得できる資格

特にありません。

任意に取得できる資格

訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。
(但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

CAD利用技術者試験((一社)コンピュータ教育振興協会)

機械設計技術者試験((一社)日本機械設計工業会)

修了後の就職支援・スキルアップ

就職支援

修了時未就職の方々に対しては、修了後も求人情報の提供等の就職支援を行っています。

スキルアップ

就職した方々は、当センターで実施している短期間の能力開発セミナー(有料)を受講しています。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。

施設見学・相談会のお申込み

参加希望の方は下記のホームページからお申込みください。
フォームでのお申し込みができない場合は、訓練第一課(受講者係TEL045-391-2848)までお問い合わせください。
※機械CAD設計科 見学会開催日
 3月(3/6、3/13、3/21、3/27)
 9月(9/4、9/11、9/18、9/25)            

>>施設見学・相談会のお申込みはこちらから<<
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