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港湾で活躍できる資格
港湾で活躍するためには様々な資格の取得が必要です。
当校では、実習にて取得可能な資格があり、その他の資格取得についても2年間の教育訓練でサポートいたします。
フォークリフト運転技能講習 (港湾流通科・港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
兵労基安登録第200号
登録有効期限:2029年3月30日
最大荷重1t 以上のフォークリフトを操作・運転できる資格です。
取得方法:当校での実習
玉掛け技能講習 (港湾流通科・港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
兵労基安登録第201号
登録有効期限:2029年3月30日
玉掛けとは、クレーン等に物を掛け外しする作業のことです。クレーンの能力が1t以上の場合に、荷物にワイヤーを掛けて吊り上げるための資格です。
取得方法:当校での実習
貿易実務検定(B級、C級) (港湾流通科・港湾ロジスティクス科)
総合的な貿易実務能力と貿易英語の能力を判定する検定試験で、A・準A・B・C級があります。1年生はC級、2年生はB級取得(流通科のみ)を目指します。
取得方法:当校が試験会場となる場合あり
通関士 (港湾流通科)
物品の輸出入者が通関手続きを業者に依頼した際に、通関手続の代行や税関へ申請をするのに必要な貿易業界で唯一の国家試験です。
取得方法:校外で受験
STC Associate(安全保障輸出管理実務能力認定試験)初級 (港湾流通科)
輸出に関して、「外国為替及び外国貿易法」に基づいた輸出管理や関連業務に関する適切な実務能力を証明する試験です。
ビジネス・キャリア検定/3級ロジスティクス・オペレーション (港湾流通科)
物流センターや倉庫での荷役・保管、輸送管理、流通加工・梱包などの業務に必要な知識を証明する資格です。
ビジネス・キャリア検定/3級ロジスティクス管理 (港湾流通科・港湾ロジスティクス科)
物流管理分野唯一の公的資格で、物流管理や在庫管理、物流業務管理など管理・運営に関する体系的な知識を証明する資格です。
Microsoft Office Specialist(Excel) (港湾流通科)
Microsoft 社のアプリケーションであるExcelの機能をどれだけ理解し、使いこなせるかを認定する制度です。実務で求められるパソコンスキルを客観的に測る指標として、世界各国で実施されている資格です。
取得方法:校外で受験
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育 (港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
高所で作業する際に着用が義務付けられている、フルハーネス型の墜落制止用器具を使用するために必要な試験です。
取得方法:当校での実習
移動式クレ一ン運転士免許 (港湾流通科・港湾ロジスティクス科)
全ての移動式クレ一ンを運転・操作することができる国家試験です。
取得方法:校外で受験
クレ一ン・デリック運転士免許(クレ一ン限定) (港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
走行せず、固定された状態のクレ一ンを操作するための資格です。吊り上げ荷重5t以上を含め、全てのクレ一ンを操作することができる国家試験です。
取得方法:校外で受験
大型特殊自動車運転免許 (港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
公道においてフォークリフトやショベルカー、キャタピラ付車両等を走行するために必要な免許です。※普通自動車免許を取得している場合、学科試験は免除となります。
取得方法:校外で受験
揚貨装置運転士免許 (港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
揚貨装置とは、船舶に取りつけられたデリックやクレーンの設備のことをいい、これらを運転・操作することができる国家試験です。
取得方法:校外で受験
危険物取扱者乙種第4類 (港湾技術科・港湾ロジスティクス科)
ガソリンなどの引火性液体の取扱いおよび立会いができる資格です。
取得方法:校外で受験
通関士の社会的役割や仕事内容、将来性について
~ 国家資格を持つ国際貿易のスペシャリスト! ~
輸出・輸入の際、税関への申告・許可を受ける業務を行います。輸出・輸入の適正な申告を行うための高度な専門能力が要求されるため、
国家資格としての価値が高い職業と言えます。
貿易大国として日本の輸出入総額は、国家予算を上回る160兆円台(2021年度)に達しており、輸出・輸入の税関への申告・許可の業務を
担う通関士は重要な役割を果たしています。
◆【通関士の仕事とは】
通関業者に所属し、貨物の輸出入の際の手続の専門家として、法令に基づき税関に提出する通関書類の審査などを行う。
貨物を輸出又は輸入しようとする場合は、その貨物の品名、数量、価格等必要な事項を税関長に申告し、許可を受けなければならない。
この輸出入申告手続をはじめとする通関業務に関して、輸出入者の代理又は代行をするのが通関業者であり、通関業務には、適正な申告
を行うための高度な専門能力が要求されるため、通関業者は営業所に通関士を配置する義務がある。
通関士は、通関業者が行う通関業務に従事し、通関業者が税関官署に提出する輸出入申告書、船(機)用品積込承認申告書、関税修正申告書、
関税更正請求書、不服申立書等の通関書類ついて、その内容を審査し、申告等を行う。また、それらの書類の作成や、関税分類・評価申告の指導・
通関手続・事後調査・検査における税関官署への説明の代行などの業務も行う。
(引用:職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET))
※動画でコンパクトに紹介しています!
職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET)YouTubeチャンネル
◆【タスク内容と実施率】
(引用:職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET))
◆【通関士へのステップアップ】
通関士になるには国(財務省・税関)が行う通関士試験に合格しなければならない。試験は実務経験があると一部免除されるため、通関業者に就職してから会社内や通関業者団体で行っている研修会、通信教育で勉強し、通関士の資格獲得を目指す人も多い。ただし、学歴、年齢、経歴、国籍等についての受験資格制限はない。 試験では、通関業法、関税法・関税定率法、外国為替及び外国貿易法などの関係法令に熟知する他に、輸出入申告書、輸入(納税)申告書などの通関手続に関する書類作成についての十分な知識が求められる。また、通関書類の付属書類である仕入書(インボイス)、包装明細書(パッキングリスト)、輸出入承認書、原産地証明書などについても十分な理解が求められる。 通関業務で扱う書類は英語で書かれているので、英語力も必要である。
なお、通関士試験に合格したものは、受験地に関わりなく、どの税関の管轄区域においても通関士となることができる。
(引用:職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET))
【港湾流通科・在校生の合格インタビューは →こちら】
◆【通関士の将来性】
通関士は基本的に通関業を営む企業に勤務しており、輸出入の貨物が多く集まる東京、大阪、横浜などの税関の近くに集中している。多くの通関業者が港湾運送業や道路運送業、倉庫業、航空貨物代理店業などを兼業している。 通関士の資格保有者で業務に従事している人は、約8,100人である(2018年4月時点*)。
通関士は、通関業者の従業者として所属先の賃金体系が適用されるが、通関士手当を特別に支給している企業もある。
(引用:職業情報提供サイトjobtag(日本版O-NET))
◆<ワンポイント情報>
メーカーから商社・百貨店にいたる様々な業種で輸出・輸入が行われており、そこで活躍できる職業が“通関士”です。
就職において、正式に「通関士」を名乗ることができる業種は通関業者となります。通関業者に就職した場合、在学中に合格した
通関士を正式に「通関士」として登録され、その業務に携わることができます。
また、通関業者に就職後、専門性と実践能力を身に付けながら通関士を取得する堅実な方法が可能となります。
当校では、通関業者からの学校求人を毎年多くいただいております。通関業務に特化した会社は少なく、通関に関連性のある
倉庫・物流機能を有しています。税関に申告・許可を受けるまで保税倉庫に一時的に保管し、通関手続き後、物流倉庫から国内外に流通させる
重要な事業を行っている会社がほとんどで、倉庫・物流会社への就職先も有望です。