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港湾ロジスティクス科
企業のニーズに即応した技能者を目標にしています
社会の基本的な構造である生産活動と消費活動、これらを円滑に結ぶ「物流」が社会的に大きな役割を果たしています。
港湾ロジスティクス科では、輸送・荷役・通関等、港湾を取り巻く環境を的確にとらえ、貿易実務や物流システム技術、荷役機械運転技術を習得します。
さらに企業での就労型実習において、港湾物流企業の実務を学び、企業ニーズに即応した実践技術を習得します。
港湾企業で即戦力になる
知識と技術を総合的に習得
主なカリキュラム
一般科目 | 専門科目 |
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物理 数学 英語 キャリア形成概論 職業社会概論 |
港湾機械運転実習 物流機械工学概論 国際物流論 トレードアドバンス 倉庫概論 物流品質管理 港湾貨物論 物流情報処理 物流実務実習 物流情報処理実習 流通システム設計 就労型実習 |
就労型実習について
港湾ロジスティクス科の大きな特徴として、6か月間の就労型実習があります。
2年間の教育訓練課程の内、1年6か月は大学校内で港湾荷役、港湾流通に関する学科と実技を学び、最後の6か月は本課程の総仕上げとして、企業での就労型実習を行います。この就労型実習では、企業と雇用契約を結び、企業の中で仕事をしますので、その間の給与が支給されます。
修了生メッセージ(港湾ロジスティクス科)
港湾業務に将来性を感じ学生に戻って再スタートしました。
港湾ロジスティクス科
永井 飛鳥さん
港湾の仕事はこれからも有望
高校卒業後、製造業の会社に就職しました。そこで工場勤務を3年半しましたが、少しずつその仕事の将来性に不安を感じるようになっていました。そんなとき、知り合いに港湾の仕事をしている人がいて話を聞いてみると、とても魅力的でした。港湾の仕事はなくなることはないし、工場での仕事よりも収入面も望めそうだったからです。そこで、その方向に進もうと退職を決意しました。
現場と事務、どちらにも進めるロジ科を選択
しかし、港湾での仕事をするためには資格が必要。そこで、この大学校のことを知って入校することにしました。決め手はとにかく資格が取れることと、2年生の後半から就労型実習が始まり、実質1年半で働き始められることでした。また、港湾ロジスティクス科に決めたのは、カリキュラムが幅広く、現場と事務のどちらにも進めるからです。
まずは貿易実務C級、技術系もしっかりと
今のところ、将来は事務職に就きたいと考えていますが、まだ具体的に決めていないので、現場の資格も取っておこうと思っています。事務系なら貿易実務C級は最低限取得しておきたいものですが、貿易実務の授業はこの資格につながるので、とてもためになっています。また、技術系の資格としては、最近、大型特殊自動車免許を取ることができました。これから天井クレーン、移動式クレーンなどの資格も取っていこうと思います。
楽しい学生生活、しかし、将来のために気を引き締めて
学生生活での楽しみは、友だちとの月一回のフットサルです。学生に戻ってみて思うのは、とても気楽だということ。上司もいないし、自分のためだけに頑張ればいいのですから。でも、やらなければ自分の将来が無くなってしまうので気を緩めることなく勉強していかなくてはなりません。来年に向けて、授業で取れる資格は全部取ったうえで、さらにプラスアルファになりそうな資格を見つけてチャレンジするつもりです。
真に歩むべき道をここで見つけることができました。
港湾ロジスティクス科
岡本 康平さん
心理学よりクレーンに自分の未来を発見
大学では心理学を専攻していましたが、自分のやりたいことと違っていたので退学しました。その後は派遣で倉庫業務や引っ越し業をしていましたが、親からこの大学校を紹介され、クレーンなどの大型機械の資格を使って働きたいと思い入校しました。
資格のために学科を超えた受講もできる
入校してから1年2か月で、フォークリフト、玉掛け、大型特殊自動車 移動式クレーン 天井クレーン 揚貨装の資格を取りました。授業では実技教習も学科もしっかりと勉強することができ、この学科のカリキュラムにない資格も、港湾技術科の授業を受けて取りました。希望すれば学科を超えて臨機応変に資格が取れるのもこの大学校の魅力です。
目標は「海キリン」の運転
4月からは企業での就労型実習が始まります。すでに内定をいただいている会社での実習で、入校時にその会社のガントリークレーンを見学して憧れていました。入社後の目標は、1番大きいガントリークレーン、通称「海キリン」をメインに仕事をすること。実習は夢の実現への第一歩ですね。
資格取得から就職まで、手厚いサポート
この大学校は資格取得から就職まで、とにかく面倒見がよく、就職までの道筋をしっかりと描けるところがすごくいいと思います。ぼくのように大学を中退してしばらくブランクがあっても、資格を取っていれば就職もしっかり決めていけます。先生方はそれぞれ専門的な経験や知識を持った方々なので、どんな質問でもわかりやすく答えていただけるのは、とても大きなメリットです。
日本版デュアルシステム(専門課程活用型)の解説ビデオについて
日本版デュアルシステム(専門課程活用型)の概要及び各職業能力開発大学校・短期大学校で実施している科を解説しています。なお、リンク先はYoutube動画が開きます。