- 製図基本
- 工作基本(機械工作法、測定法)
- ボール盤とせん断(機械によるせん断)
- 自由研削といし取り替えの業務に係る特別教育
- ガス溶接技能講習
- ガス切断・プラズマ切断
溶接クラフト科 【テクニカルメタルワーク科】
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ものづくりの基幹技術である溶接技術について、実学一体形式で学びます。
- 溶接はものづくりの基幹技術であり、板金加工や構造物の製作など様々な職種で溶接技術者は求められています。
- このコースでは主要な溶接法や周辺技術の基本を身に着ける訓練を行っています。溶接の構造など初歩的なところから段階的に技術の習得ができる訓練を実施しているため、全くの未経験の方でも安心して受講することができます。
訓練の内容
訓練期間・訓練時間 等
訓練期間
- 6ヶ月間 (土日・祝日、指定された日を除く月~金)
訓練時間
- 9時00分~15時15分 (昼休み:11時45分~12時30分) 訓練期間中に数日程度16時10分まで訓練を実施する日があります。
訓練に使用するアプリケーションなど
- 特にありません。
訓練の流れ
板金加工、構造物の製作に不可欠な溶接・接合技術の技能と関連知識を身につけ、求人企業から求められている専門知識および技能・技術が習得できます。
一般的に広く使用されている各種溶接法、施工法を実学一体形式の訓練により熟練度の高い技能・技術を学ぶことができるカリキュラムになっています。
1ヶ月目:金属加工基本
工作法・ガス溶接・切断作業に関する知識・技能を習得します。

2ヶ月目:炭酸ガスアーク溶接
炭酸ガスアーク溶接(半自動溶接)に関する知識・技能を習得します。
- 薄板下向き溶接
- 水平すみ肉溶接・薄板下向き溶接
- 下向き溶接・曲げ試験
- 立向き溶接
- 立向き溶接・曲げ試験
- 横向き溶接

3ヶ月目:溶接施工計画・非破壊検査
施工計画、非破壊検査作業に関する知識・技能を習得します。

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炭酸ガスアーク溶接施工計画
- 炭酸ガスアーク溶接施工管理
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溶接部の検査
- 引張試験、硬さ試験、マクロ組織試験
- 放射線透過試験、浸透探傷試験、磁粉探傷試験
- 超音波探傷試験
4ヶ月目:被覆アーク溶接
被覆アーク溶接(手溶接)作業に関する知識・技能を習得します。
- アーク溶接等の業務に係る特別教育
- 下向きビード置き
- 水平すみ肉溶接 薄板下向き溶接
- 下向き溶接
- 下向き溶接・曲げ試験
- 立向き溶接
- 立向き溶接・曲げ試験

5ヶ月目:ステンレス鋼の溶接
ステンレス鋼のTIG溶接(アルゴン溶接)に関する知識・技能を習得します。

- 下向きビード置き
- 重ね継手溶接
- 突合せ溶接
- 角溶接
- 水平すみ肉溶接
- 立向き溶接・曲げ試験
- 横向き溶接・曲げ試験
6ヶ月目:アルミニウム合金の溶接、機械板金加工
アルミニウム合金のTIG溶接(アルゴン溶接)、機械板金加工に関する技能・知識を習得します。
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アルミニウム合金のTIG溶接
- 下向きビード置き
- 重ね継手溶接
- 突合せ溶接
- 角溶接
- 水平すみ肉溶接
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機械板金加工
- 展開寸法の算出と展開加工図面
- 展開加工図面の作り方、展開計算
- プレスブレーキによる曲げ加工、
操作と点検、金型の取り扱い - 曲げ工程、加工作業
受講要件
各訓練科共通要件
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以下の要件をすべて満たしている必要があります。
受講希望者が多数の場合は受講要件を満たしていても受講できないことがあります。- 訓練コースに関連する職種への再就職を希望されている方
- 訓練内容を理解するとともに受講熱意のある方
- 訓練内容を理解するために必要な基礎学力のある方
- 訓練コースを最後まで修了できる見込みの方
訓練の進行を妨害したり、訓練担当職員の指示に従わずに当センターの秩序を著しく乱す等の行為があった場合は、退所していただくことがあります。
受講要件の詳細については「応募から訓練開始までの手続きの流れ」をお読みください。
受講料等
受講料
- 無料です。
経費
- 教科書代 12,000 円程度
参考に記載していますので変更になる場合があります。合格手続き時に正確な金額をご連絡します。
入所後必要なもの
- 作業服(長袖、長ズボン)
- 作業帽(キャップ形状のもの)
- 安全靴
- USBメモリ
参考に記載していますので変更になる場合があります。 入所後、説明しますので事前に購入いただく必要はありません。
訓練後に目指せる主な仕事、就職率
訓練後に目指せる主な仕事
- 溶接工
- TIG溶接(アルゴン溶接)
- 半自動溶接(CO2溶接)
- 製缶
- 組立
就職率
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令和2年度(2020年度)実績
70.4% -
令和元年度(2019年度)実績
89.7% -
平成30年度(2018年度)実績
81.6%
取得できる資格 (もしくは目指せる資格)
訓練修了時に取得できる資格
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ガス溶接技能講習修了証
(埼玉労働局長登録教習機関第32号/有効期限:2024年3月30日)- 労働安全衛生法第61条で事業者はガス溶接等の業務については下記の者でなければ就業させてはならないこととされております。当センターは、(2)の都道府県労働局長の登録を受けた教習機関となっており、訓練修了者に対してガス溶接技能講習修了証が当センター所長名で交付されます。
- ガス溶接作業主任者免許の所持者(都道府県労働局長が交付)
- ガス溶接技能講習修了証の所持者(都道府県労働局長の登録を受けた教習機関が交付)
- その他、厚生労働省令で定める資格の所持者
- 上記に該当し満18歳以上の者
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アーク溶接等の業務に係る特別教育修了証
- 労働安全衛生法第59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で、アーク溶接等の業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施することが義務づけられています。
- 本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。
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自由研削といしの取替え業務に係る特別教育修了証
- 労働安全衛生法第59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で、研削といしの取替え、取替え時の試運転業務等を行う業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施することが義務づけられています。
- 本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。
任意に目指せる資格
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溶接技能者評価試験(一般社団法人日本溶接協会)
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー《有料》) を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、(社)日本溶接協会の手溶接技能者のその他の種目を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
訓練コースの内容についてのお問い合わせ先
ポリテクセンター埼玉【訓練第一課・受講者第一係】
TEL
048-882-4138FAX
048-882-4166