- 近年、設備管理やビルメンテナンスの職種においては、電気設備についての知識・技能を持つ人材が求められています。
- このコースでは、初心者にもわかりやすい電気の基礎的な内容からスタートし、電気工事・高圧受変電設備・消防設備・エアコン・シーケンス制御に関する知識・技能を習得し、設備管理やビルメンテナンスをはじめ、幅広い職種への就職を目指すことができます。
設備メンテナンス科 【電気設備技術科】
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電気の知識・技能で就職の窓口広げませんか
訓練の内容
訓練期間・訓練時間 等
訓練期間
- 6ヶ月間(土日・祝日、指定された日を除く月~金)
訓練時間
- 9時00分~15時15分(昼休み:11時45分~12時30分)
訓練に使用するアプリケーションなど
- AutoCAD
- GX Works 2
訓練の流れ
最初に電気の基礎的な学習をします。それを基にして、工場や大規模商業施設、マンションなどの設備管理で必要となる高圧、消防、空調など幅広い知識や技能を学びます。実習では、現場における点検方法を実際に使われる機器を使用しながら習得します。
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電気回路理論・卓上作業
- 電気を扱う上で必要な理論を習得する。
- 電気工事で使用する工具や測定機器の使い方を学ぶ。
- 卓上で簡易的な電気工事を体験する。
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電気工事盤作業
- 木造住宅を想定した電気工事実習を体験し電気設備の工事、点検方法を学ぶ。
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エアコン工事・消防設備工事
- エアコンの動作原理、エアコン取り付け、取り外し方法を学ぶ。
- 消防設備第4類(自動火災報知設備)の理論や法律、施工方法、点検方法を習得する。
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CAD・高圧受変電設備
- CADの基本操作を習得し電気図面の作成を体験する。
- 高圧受変電設備の保守・点検方法を習得する。
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シーケンス制御・PLC制御
- シーケンス制御を用いた電動機運転などを体験する。
- PLCによるプログラミング制御を体験する。
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総合課題
- 今までの実習を通して得た知識・技能を用い、電気設備を設計し、それに基づいて電気設備を製作する。
受講要件
各訓練科共通要件
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以下の要件を全て満たしている必要があります。
受講希望者が多数の場合は受講要件を満たしていても受講できないことがあります。- 訓練コースに関連する職種への再就職を希望されている方
- 訓練内容を理解するとともに受講熱意のある方
- 訓練内容を理解するために必要な基礎学力のある方
- 訓練コースの受講・修了に支障のない方
訓練の進行を妨害したり、訓練担当職員の指示に従わずに当センターの秩序を著しく乱す等の行為があった場合は、退所していただくことがあります。
受講料等
受講料
- 無料です。
経費
- 教科書代 10,000 円程度
入所後必要なもの
- 作業服(長袖、長ズボン)
- 耐切創用手袋
- 作業帽
- USBメモリ
- ファイル(テキスト、資料等を綴じるために使用)
訓練後に目指せる主な仕事、就職率
訓練後に目指せる主な仕事(想定される仕事)
- ビルメンテナンス
- 電気工事
- 消防設備点検・工事
- 有接点及びPLC制御(計装・電気回路設計)
- エアコン取付工事
- 設備管理
就職率(実績)
令和4年度
(2022年度)90.5%令和3年度
(2021年度)90.5%令和2年度
(2020年度)83.7%
取得できる資格(もしくは目指せる資格)
訓練修了時に取得できる資格
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育(安全教育)
任意に目指せる資格
第二種電気工事士
- 住宅や小規模な店舗等の電気工事を実施するにあたり必要な資格です。
第一種電気工事士
- 第二種の資格範囲に加え、工場やビル等の電気設備工事を実施するにあたり必要な資格です。
消防設備士 乙種第4類
- 火災報知設備等の設置工事を行う時に必要な資格です。
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー《有料》) をを受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、公益財団法人安全衛生技術試験協会のボイラー技士、その他の種目を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
訓練コースの内容についてのお問い合わせ先
ポリテクセンター埼玉【訓練第一課・受講者第一係】
TEL
048-882-4138FAX
048-882-4166