- 電子情報技術はスマートフォン、エアコンや自動車などの身近な製品からロボットなどのハイテク機器に至るまでいろいろな電機製品に使用され、専門知識を持った人材が企業から求められています。そのため、これらの分野の業務に必要なハードウェアとソフトウェアの技術を実践的に習得します。
ITロボエンジニア科 (旧名称:組込み ものづくり科)
-
電子機器のスペシャリストになろう!
訓練の内容
訓練期間・訓練時間 等
訓練期間
- 6ヶ月間(土日・祝日、指定された日を除く月~金)
訓練時間
- 9時00分~15時15分(昼休み:11時45分~12時30分)
訓練に使用するアプリケーションなど
- Raspberry Pi
- Linux C言語
- 電子回路CAD
- 電子回路シミュレーター
訓練の流れ
組込みエンジニアとして必要な技能・技術を習得します。前半は、電子部品の性質、アナログ回路の設計、ディジタル回路の設計、はんだ付け作業、CADにおけるプリント基板設計等のハードウェアについて習得します。後半は、Linux、C言語、組込みシステム開発を学び、最終月には訓練の集大成として自走ロボットをテーマにした電子機器の製作とソフトウェアを開発します。ここでは製品開発に近い実践力を習得します。
-
電気回路・アナログ電子回路
- 直流と交流の電気理論を学び、電子部品を使用した実験と測定などのアナログ回路設計に関する知識と技能を習得します。
-
ディジタル回路とはんだ付け技術
- 基本的な論理代数とICを使用してディジタル回路の設計方法と、電子機器組立て作業に必要なはんだ付け技術の技能と知識を習得します。
-
CADを利用したプリント基板設計とFPGAを使用した回路設計
- CADによるプリント基板の配線作業と、FPGAを使用したディジタル回路設計に関する知識と技能を習得します。
-
C言語プログラミング技術
- C言語と周辺回路を利用して、組込みシステムの開発に必要なハードとソフトの知識・技術を習得します。
-
組込みシステム開発技術
- Raspberry Piを使用してLinux OSのファイル構造や各種コマンドと、C言語のプログラミングの知識・技能を習得します。
-
自走ロボットの製作
- 5ヵ月間で学んだ訓練の集大成として、自走ロボットの製作と制御ソフトの開発を行います。ここで製品開発に近い実践力を習得します。
受講要件
各訓練科共通要件
-
以下の要件を全て満たしている必要があります。
受講希望者が多数の場合は受講要件を満たしていても受講できないことがあります。- 訓練コースに関連する職種への再就職を希望されている方
- 訓練内容を理解するとともに受講熱意のある方
- 訓練内容を理解するために必要な基礎学力のある方
- 訓練コースの受講・修了に支障のない方
訓練の進行を妨害したり、訓練担当職員の指示に従わずに当センターの秩序を著しく乱す等の行為があった場合は、退所していただくことがあります。
受講料等
受講料
- 無料です。
経費
- 教科書代 10,000 円程度
入所後必要なもの
- USBメモリ
- ファイル(テキスト、資料等を綴じるために使用)
入所後、説明しますので、事前に購入いただく必要はありません。
訓練後に目指せる主な仕事、就職率
訓練後に目指せる主な仕事
- 回路設計・開発技術者
- プログラマ
- 電子機器組立て
- 検査オペレータ
- 保全・修理エンジニア
就職率(実績)
令和4年度
(2022年度)70.0%令和3年度
(2021年度)66.7%
取得できる資格(もしくは目指せる資格)
訓練修了時に取得できる資格
- 特にありません
任意に目指せる資格
- 技能検定3級「電子機器組立て」(別途受験資格あり)
- ITパスポート試験
- 基本情報技術者試験
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー《有料》) を受講するなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
訓練コースの内容についてのお問い合わせ先
ポリテクセンター埼玉【訓練第一課・受講者第一係】
TEL
048-882-4138FAX
048-882-4166