- コミュニケーション基本、自己理解、自分の強み弱み表現などと履歴書・職務経歴書の作成、並びに本訓練受講のための基礎的な知識および技能を習得します。
電気設備技術科(企業実習付コース) 【電気設備技術科/短期デュアルコース】
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電気設備の知識・技能を身に付け就職を目指そう
- 私たちの生活に欠かすことのできない電気には、それに関わる多くの職業が存在しています。その中に電気工事やビル管理、設備管理があり、今人材が必要とされています。このコースでは電気の基本的な知識や電気工事に関する技能を習得し、企業実習という形で実際の職場を経験することで、電気の業界に触れながら就職することを目指します。
訓練の内容
訓練期間・訓練時間 等
訓練期間
- 7ヶ月間 (土日・祝日、指定された日を除く月~金)
訓練時間
- 9時00分~15時15分 (昼休み:11時45分~12時30分)
また、訓練期間中に数日程度16時10分まで訓練を実施する日があります。
訓練に使用するアプリケーションなど
- AutoCAD
- GX Works 2
訓練の流れ
最初の1ヶ月でヒューマンスキルの向上を目指した内容と本訓練の受講のための基礎的な知識・技能を習得します。本訓練では電気工事、シーケンス制御などの電気に関する知識・技能を習得します。その後、1ヶ月間の企業実習、フォローアップ訓練(復習など)を行います。
1ヶ月目:導入訓練
就職に向けてヒューマンスキルの向上を目指します。また、本訓練に向けて、基礎的な知識・技能を習得します。

2ヶ月目:電線接続と工具の使用方法
電気工事は正しく行わないと重大な事故につながることがあります。
そこで法令に沿った電気工事の基本を習得します。
そこで法令に沿った電気工事の基本を習得します。
- 電気の基礎知識(電気理論・安全)
- 電気図面の読み方・書き方
- 各種測定器の使い方
- 電線接続法

3ヶ月目:電気工事
より実践的な電気工事を、建物の壁に見立てた電工板で工事の実習を行い、通電して問題がないか確認します。

- ケーブル配線工事
- 電線管工事
(金属管・合成樹脂管・可とう管・金属線ぴ) - リモコン配線工事
4ヶ月目:CAD及び電気配線図作成
CADの基本的な操作方法を習得し、電気工事や提出書類に必要な住宅平面図や屋内配線図を作成します。
- CAD基本操作
- CADによる図面の作成
(建築平面図・屋内配線図等)

5ヶ月目:シーケンス制御
エレベータなどの制御に使われているシーケンス制御やPLC(プログラマブルロジックコントローラ)の基本を習得し、三相モータを使った制御回路を制作します。

- 電気の基礎知識(電気理論)
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シーケンス図の読み方・基本回路
- 自己保持
- インターロック
- タイマー等
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電動機制御回路
- 直入れ始動
- 可逆運転
- 時間制御
- Y-Δ始動
- 故障発見・復旧方法
- PLC制御による制御技術の基礎
6ヶ月目:企業実習
今までの訓練で習得した技能を生かして、各企業の生産現場や施設管理などにおける実習を通して実践的な内容を習得します。
- 実習は協力企業内にて実施します。

7ヶ月目:フォローアップ訓練
企業実習において生じた課題や疑問を解決し、就職に向けた技術のブラッシュアップを行います。

- 6ヶ月間の訓練内容をふり返り、フォローアップ訓練を行います。
受講要件
各訓練科共通要件
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以下の要件をすべて満たしている必要があります。
受講希望者が多数の場合は受講要件を満たしていても受講できないことがあります。- 訓練コースに関連する職種への再就職を希望されている方
- 訓練内容を理解するとともに受講熱意のある方
- 訓練内容を理解するために必要な基礎学力のある方
- 訓練コースを最後まで修了できる見込みの方
訓練の進行を妨害したり、訓練担当職員の指示に従わずに当センターの秩序を著しく乱す等の行為があった場合は、退所していただくことがあります。企業実習付コースのみ、以下の要件も必要になります。- 概ね55歳未満の方
- ハローワークでジョブカードを活用したキャリアコンサルティングを受けた方
受講要件の詳細については「応募から訓練開始までの手続きの流れ」をお読みください。
受講料等
受講料
- 無料です。
経費
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教科書代 8,000 円程度
参考に記載していますので変更になる場合があります。合格手続き時に正確な金額をご連絡します。 -
職業訓練生総合保険/7ヶ月コース 5,350 円程度
企業実習中の事故や損害賠償責任に備えるために加入していただく必要があります。
入所後必要なもの
- 作業服(長袖、長ズボン)
- 耐切創用手袋
- 作業帽
- 軽安全靴(実習先によります)
- USBメモリ
- ファイル(テキスト、資料等を綴じるために使用)
訓練後に目指せる主な仕事、就職率
訓練後に目指せる主な仕事
- 電気工事
- 電気工事施工管理
- 電気設備保全管理
- ビルメンテナンス
- 設備管理
- 電気設計
- 制御設計
- 制御盤製作
訓練後に目指せる主な仕事の内容(一部)
電気工事
- 電気工事士は電気を使用する建物、設備の内外で電気の配線を担当します。商用電力(電力会社から送られてくる電気)を設備で使用する電圧に変える変電設備を配置、施工し、これを建物の各階へ電気を送る幹線を配線して、それぞれの使用場所に分電盤を設置、配線し、コンセントや照明器具の取付けまで一連の設備工事を行います。
フライス盤工
- 建築現場において電気設備の施工に係る全般の現場管理を行う仕事です。具体的には、電気工事の設計から工事に係る人、物、工程まですべての管理運営を任されます。
電気設備保全管理
- 各種生産工場で、機械設備における電気系統、制御関連部分の整備・修理に携わる仕事です。
就職率
令和2年度(2020年度)実績
95.2%令和元年度(2019年度)実績
88.0%平成30年度(2018年度)実績
91.7%
取得できる資格 (もしくは目指せる資格)
訓練修了時に取得できる資格
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育(安全教育)
任意に目指せる資格
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第二種電気工事士
- 住宅や小規模な店舗等の電気工事を実施するにあたり必要な資格です。
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー《有料》) を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、公益財団法人安全衛生技術試験協会のボイラー技士、その他の種目を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
訓練コースの内容についてのお問い合わせ先
ポリテクセンター埼玉【訓練第一課・受講者第一係】
TEL
048-882-4138FAX
048-882-4166