求職者の方を対象とした職業訓練のご案内
コース内容の紹介
(溶接施工技術コース) 金属加工科 電気・通信施工技術科 制御技術科 組込みマイコン技術科
(組込みLinuxコース) 住宅リフォーム技術科 ビル設備サービス科 7カ月コース(社会人基礎講習付) CAD/CAM技術科※若年者コース 電気・通信施工技術科 電子回路エンジニア科 マンション建築技術科※若年者コース 10カ月コース 電気設備工事科※若年者コース
電気設備工事科(訓練期間10ヶ月)のご案内
※正式名:受配電設備設計施工科
※1)概ね40歳未満の方で、2)受講申込までにジョブ・カードの交付を受けられた方を対象とした、約8ケ月半の施設内訓練(応用的な訓練課題の製作をとおして実際のものづくり現場の流れ(生産プロセス)に対応します。)と約1か月半の企業内実習を組み合わせたコースです。企業内実習中の訓練は、実習先企業の勤務日・時間に準じます。
- 訓練の概要(訓練により習得できる技能)
- 受講要件
- 受講料
- 受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
- 訓練に関する職種と仕事内容
- 就職率
- 修了生の主な就職先
- 賃金情報
- 訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
- 任意に取得できる資格
- 就職後のスキルアップ
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
訓練では、電気の基礎知識から住宅内電気設備、工場内電気設備(高圧受電設備含む)を前提とした各種電気工事に関して、設計・施工及び保守・管理など再就職に不可欠な専門知識や技能・技術を習得できます。また、訓練修了時の仕上がり像を2つ設定し、関連職種に幅広く対応できるようにしています。
訓練全体(10ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 住宅内電気設備を前提とした設計・施工及び保守・管理ができる。
- 工場内電気設備(高圧受電設備含む)を前提とした設計・施工及び保守・管理ができる。
訓練期間
- 10ヵ月
訓練到達目標
1.電気工事
ヒューマンスキル及び安全意識と危険予知について学び、基本的な電気工事のできるスキルを習得します。 |
2.電気工事施工
電気工事の施工及び検査測定を含め自己評価できるヒューマンスキルと共同作業のスキルを習得します。 |
3.住宅内電気工事実習
住宅内電気工事を図面から理解し、施工できるスキルを習得します。 |
4.工場内電気工事実習
工場内電気工事を図面から理解し、施工できるスキルを習得します。また、各種溶接技術等も習得します。 |
5.高圧受電設備施工実習
高圧受電設備について理解し、施工できるスキルを習得します。 |
6.企業実習
企業で必要とされるヒューマンスキルや安全管理も含めた現場力を企業実習を通じて習得します。 |
受講要件
関連業種の経験
- 特に不要
事前に習得していることが望ましいスキル
- 特に不要
年齢・性別
- 概ね40歳未満 ※男女は問いません
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。ただし、システムユニット訓練用テキスト「安全衛生」や教科書代については、実費負担となります。
受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
電気工事が未経験の方でも、下記のような電気工事と関連する職種に就職されています。(一例)
(前職) | (修了後の職種) | |
---|---|---|
・営業 | → | 電気工事(住宅内配線) |
・販売 | → | 電気工事(工場内設備) |
・品質管理 | → | 施工管理(電気) |
・製造業 | → | 設備保全 |
・運送業 | → | ビル設備管理 |
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
電気工事作業者
電気工事作業者の仕事内容
電気工事作業者は、建物を建設又は増改築するときに、電気の配線を行い、分電盤やコンセント、照明器具などを取付けて、電気が使える状態を作ります。また、修理や修復工事も行います。 電気工事作業者は、まず、設計図に基づいて、日程、人数、資材などの作業プランを立てます。そして、設計図を基に電線を通す配管と配線作業を行います。 作業は、災害の発生を防ぐための、安全法令や基準を守らなければなりません。 作業は通常、数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要です。 また現場では、天井裏や床下での作業、ビルの場合は高所での屋外作業や、厳しい気象条件の中で行う場合もあります。 キャリアアップしていくに従い、現場だけでなく、施工管理、設計、積算などの仕事もします。 作業が終わると、誤りがないか確認や試験を行います。
職種との相性(こんな方に向いている。)
主に現場での作業になり、高所・狭所での作業となりますので、平衡感覚が優れていることが求められます。 また、一瞬の気の緩みが大事故につながりますので、慎重かつ安全に対する責任感が必要です。
訓練により就職可能な主な仕事
- 住宅内電気工事の業務(電源回路、照明器具など)
- 工場内電気工事の業務(機械制御回路、高圧受電設備など)
- 施工管理(電気)
- 制御盤組立及び配線作業
- 工場設備管理の業務
- ビル設備管理の業務
- 技術営業の業務
- 製造検査販売の業務
求人票に記載されている職種名
電気工事士、電気工事現場担当者、電気工事施工管理、移動体通信設備工事士、電気設備管理、工場内の保全・メンテナンス
就職後の仕事例(求人票より)
- 電気工事全般
- 工場内電気工事
- 住宅・学校・病院・事務所ビル等の屋内配線工事に関する施工図作成、打ち合わせ、現場管理、設計、積算
- 高圧電気工事
- 建築現場における電気工事
- 官公庁の電気工事
- 電気工事の設計及び施工管理
- 現場作業、図面作成(CAD)、工事の管理等
- 携帯電話の基地局工事・メンテナンス
- 電気設備、電気配線等のメンテナンス
就職率
92.3%(平成26年度実績値)
修了生の主な就職先
兵庫県電気工事工業組合、関西電気工事工業協同組合の傘下事業所及びその他事業所
賃金情報
修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績
- 平均18万円から25万円
※年齢・経験・資格・家族構成等により異なります。
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
訓練を修了すると電気設備(住宅、工場)の設計・施工及び保守管理ができるようになりますので、この基本技能を活用して、各種資格も任意で取得しており就職先企業で活躍できます。
任意に取得できる資格
訓練で習得した技術を活かして取得できる資格の一例です。(受験は任意) ※但し、合格を保証するものではありません。また、資格の詳細については各実施機関へお問合わせ下さい。
第一種・第二種電気工事士((財)電気技術者試験センター )
電気工事士は従事できる電気工作物の範囲によって、第一種と第二種に分かれています。 第二種電気工事士は、暮らしに直結した家庭や商店の屋内外配線の電気工事を行うエキスパートであり、一般の住宅や商店で利用する小型の電動機や電気器具、照明等のための低電圧で比較的受電電力の小さい電気設備の電気工事に従事します。 ※第一種の免状取得には、試験合格及び実務経験が必要です。
消防設備士((財)消防試験研究センター各都道府県支部)
消火栓、消火器、火災報知機、救助袋、スプリンクラー等消防用設備等の設置、維持、管理をします。資格は甲種と乙種の2種類があり、取扱う設備によって、甲種が特類及び1〜5類、乙種が1〜7類に分けられています。
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施している短期間の在職者訓練コース(有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、電気工事士の試験等を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先
ポリテクセンター兵庫(兵庫職業能力開発促進センター)
訓練第二課
電話番号06−6431−7367、FAX番号06−6431−7285