電気に関する基礎知識を学び、電気工事に必要な技能・技術を習得します。また、訓練を受講することで「低圧電気取扱業務に係る特別教育」修了証が発行されます。
▶ 電気理論、電気測定
▶ 屋内配線図
▶ 低圧電気取扱業務に係る特別教育
ものづくりロボット技術科
どんな科?
ロボット(機械)は、人間が”命”(プログラム等)を与えないと思うように動いてくれません。また、生産ラインや商品、実現したい要望はメーカーによって様々なので、自動化設備は基本的にオーダーメイド生産になります。このような自動化設備を設計・製作、保守をする仕事に就く電気技術者を目指します。
こんな人におすすめ!
- 製造業における「ものづくり」に興味のある方
- 「ロボット」に興味のある方
- 電気でものを動かしてみたい方
目次
訓練の概要
受講要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望されている方
- 訓練を受講することに熱意のある方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力のある方
- 訓練受講・修了に支障ない方(健康状態や受講態度など)
(「受講者選考」については「 応募から訓練開始までの手続の流れ 」をご覧ください。)
定員・訓練期間等
定員
▶ 20名
訓練期間(6ヶ月間)
▶ 4月開講 令和6年4月2日~令和6年9月27日(土日・祝日を除く月~金)
▶10月開講 令和6年10月1日~令和7年3月28日(土日・祝日を除く月~金)
訓練時間
- 9時10分~15時20分(特別教育時は16時20分まで実施します。)
訓練で使用するアプリケーションなど
- GX Works2・GT Designer3・RT Toolbox3・AutoCAD®
訓練内容紹介動画(3分4秒 47.5MByte)
訓練全体(6ヶ月間)の流れ
1.電気工事
2.有接点シーケンス制御技術
シーケンス制御に関する基礎知識を学び、電気配線技法、モータ制御、電気保全等についての技能・技術を学びます。
▶ シーケンス図の読み方
▶ 基本回路(リレー、タイマ)、モータ制御
▶ 電気保全
3.PLC制御技術
PLC(工業用コンピュータ)を用いた各種負荷の制御手法及びタッチパネル画面作成等についての技能・技術を学びます。
▶ ラダープログラム作成
▶ 各種負荷制御
▶ タッチパネル画面作成
4.CAD製図、制御盤設計・製作技術
AutoCADの基本操作を学び、制御盤の仕様作成から設計、製作、マニュアル作成までの一連の作業に係る技能・技術を学びます。
▶ AutoCAD基本操作
▶ 電気図面作成
▶ 制御盤設計・製作
5.ロボット制御技術(産業用、協働)
産業用および協働ロボットの基本操作を学び、教示手法、ロボットプログラム、PLC制御に関する技能・技術を学びます。
▶ 産業用ロボットの教示等に係る特別教育
▶ プログラム作成
▶ ロボットシステム構築
6.自動化システム設計・製作技術
自動化システムの設計・製作に係る総合的な技能・技術を学びます。グループ毎にテーマを企画・立案し、それに基づいて設計・製作を行います。
▶ 総合制作実習
▶ 成果発表
費用等
受講料
- 無料
テキスト代
- 約6,000円
各自で準備するもの
▶ 作業服(上着) ▶ 作業手袋
(詳細は「 費用について 」をご覧ください。)訓練後に目指せる仕事・就職率
就職率
▶ 86.7%(令和4年度)
訓練後に目指せる職種
▶ 制御盤設計・製作 ▶ 制御設計 ▶ ロボット・システム・インテグレータ ▶ 設備保全
修了生の就職先
- 智頭電機株式会社(業種:自動機製造業)【職種:ロボットシステムインテグレータ】
- 株式会社扇電機製作所(業種:自動機製造業)【職種:電気設計】
- BEMAC Kiden株式会社(業種:配電盤・制御盤製造業)【職種:電気設計】
- ユハラエンジニアリング株式会社(業種:自動機製造業)【職種:機械組立】
- 株式会社サコテック(業種:電気設備工事・施工管理業)【職種:開発技術者】
ハローワーク求人検索ワード
▶ 自動化 ▶ PLC ▶ シーケンス ▶ 制御盤設計・製作 ▶ ロボットSI ▶ 設備保全
修了生の声/指導員からのメッセージ
修了生の声
株式会社山中機械工作所 技術部 (前職:製造、設備管理)
ポリテクセンターでの訓練期間中は非常に充実していました。初めて学ぶことが多く、日々の訓練が楽しかったです。現在の業務において、制御盤製作とロボットの実習が非常に役に立っています。今でも訓練で使用したテキストを時々読み返して、学んだことを振り返ったりしています。
訓練を通して電気制御にますます興味が湧きました。受講してみてよかったです。
職業訓練指導員からのメッセージ
取得できる資格(目指せる資格)
訓練受講により取得できる資格
本特別教育は訓練中に実施し、所定の時間を受講することで修了証が交付されます。
低圧電気取扱業務に係る特別教育
産業用ロボットの教示等の業務に係る特別教育
任意に取得できる資格
訓練で習得した技術を活かして、任意に受検して取得できる資格の一例です。
ただし、合格を保証するものではありません。また、資格の詳細については各実施機関へお問い合わせ下さい。
第二種電気工事士
- 一般住宅や小規模な店舗、事業所などのように、電力会社から低圧(600ボルト以下)で受電する場所の配線や電気使用設備等の一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができます。
シーケンス制御(シーケンス制御作業)3級
- シーケンス制御作業は、負荷装置を指示された仕様に基づいて配線作業を行い回路を完成させた後、プログラマブルコントローラ(PLC)にプログラムを入力し作動させる試験です。
機械保全(電気系保全作業)3級
- 電気系保全作業は、各種機械設備の自動制御装置の電気系を中心とした点検・修理等の保全作業です。
ロボットシステムインテグレータ検定
- ロボットシステムインテグレーション(ロボットSI)を行う上で必要な知識の習得レベル・技術の修熱レベルを測定するための検定試験です。FA・ロボットシステムインテグレータ協会の実施するロボットSI育成プログラムの一環として実施しています。
就職後のスキルアップ
当センターでは、各種 在職者向け職業訓練 を用意しておりますので、お気軽に 事業課 までご相談ください。
お問い合わせ先
指導課 受講者係
TEL
06-6383-9711
FAX
06-6383-0961
kansai-poly02@jeed.go.jp