製図規格（JIS）を理解して機械製図の基本を学びます。また、2次元CADを使用して部品図や組立図の作成をします。図面の作成や修正に使われるデジタルツールの一つです。
▶ 機械製図の基本ルール
▶ 機械要素（ねじ・歯車等）の図示方法
▶ 2次元CAD操作
ＣＡＤ・ＮＣ技術科(生産機械自動化コース)
どんな科？
図面の作成から加工までの一連のものづくりの流れに沿って技能・技術を習得します。製品の設計図面を描けるようになるために、2次元CADと3次元CADを3ヵ月間じっくりと学びます。その後図面通りのものを作るため、汎用工作機械、NC工作機械などの操作方法なども体系的に習得していきます。大阪は製造業が盛んな地域なので、製図、加工の知識と熱意をもった人材が求められています。
こんな人におすすめ！
- 新しいことを学ぶことに意欲的で、向上心がある方
- 毎日コツコツ根気強く続けられる方
- 追求心と探究心に富んでいる方
- 積極的にコミュニケーションをとることができる方
目次
訓練の概要
受講要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望されている方
- 訓練を受講することに熱意のある方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力のある方
- 訓練受講・修了に支障ない方（健康状態や受講態度など）
（「受講者選考」については「 応募から訓練開始までの手続の流れ 」をご覧ください。）
定員・訓練期間等
定員
▶ ２０名
訓練期間（６ヶ月間）
▶ ６月開講 令和６年６月３日～令和６年１１月２７日（土日・祝日を除く月～金）
▶１２月開講 令和６年１２月２日～令和７年５月２９日（土日・祝日を除く月～金）
訓練時間
- ９時１０分～１５時２０分
訓練で使用するアプリケーションなど
- AutoCAD®・SOLIDWORKS®
訓練全体（６ヶ月間）の流れ
１．機械CAD製図
２．3次元CAD操作
3次元CADを使用して立体モデルを作成し、簡単なシミュレーションを学びます。新製品開発や流用設計などで使われるデジタルツールの一つです。
▶ 基本の操作
▶ 立体モデル作成・組立部品作成
▶ 実践製品設計演習
３．自動化システム技術
ものづくり製品製造ラインの自動化のための、メカトロ機構の技術およびシステム設計に関連する知識及び技術を学びます。
▶ メカトロ機構
▶ 自動化機器の選定
▶ 機械制御技術
４．精密測定、普通旋盤・NC旋盤作業
試作や量産のための円筒形状部品を作る工作機械の操作を学びます。ひとの「五感」を活かす普通旋盤と高精度・高能率で自動運転が可能なNC旋盤を学びます。
▶ 精密測定方法
▶ 旋盤概要、操作方法
▶ NCプログラミング作成
５．フライス盤・マシニングセンタ作業
試作や量産のためのブロック形状部品を作る工作機械の操作を習得します。ひとの「五感」を活かすフライス盤と高精度・高能率で自動運転が可能なマシニングセンタを学びます。
▶ フライス盤概要、操作方法
▶ NCプログラミング作成
▶ 実践製品試作実習
６．機械系保全作業
製造現場設備の安全・安心・安定稼働のための、機械設備点検と予防保全に関する技能及び関連知識を学びます。
▶ 機械要素の保全技術
▶ 設備診断技術
▶ IoT機械保全実習
費用等
受講料
- 無料
テキスト代
- 約8,000円
各自で準備するもの
▶ 作業服（上着、ズボン） ▶ 作業帽 ▶ 安全靴
（詳細は「 費用について 」をご覧ください。）訓練後に目指せる仕事・就職率
就職率
▶ ９３．９％（令和４年度）
訓練後に目指せる職種
▶ CADオペレータ ▶ 機械設計補助 ▶ 機械加工オペレータ ▶ 機械組立工 ▶ 生産ラインオペレータ ▶ 生産設備エンジニア ▶ 設備保全技術者
修了生の就職先
- 大和田カーボン工業株式会社（業種：炭素製品製造）【職種：マシニングセンタオペレータ】
- 株式会社エース（業種：機械器具製造）【職種：CADオペレータ】
- 株式会社共栄金物製作所（業種：機械器具製造）【職種：設計技術者】
- 株式会社池上製作所（業種：工作機械、治具製造業）【職種：NC旋盤工、マシニングセンタオペレータ】
- 仲精機株式会社（業種：機械器具製造）【職種：NC旋盤工、マシニングセンタオペレータ】
ハローワーク求人検索ワード
▶ 金属加工 ▶ NCオペレータ ▶ 製図 ▶ 設計 ▶ CADオペレータ ▶ 組立 ▶ 検査 ▶ 設備保全
修了生の声/指導員からのメッセージ
修了生の声
大和田カーボン工業株式会社 加工部加工課（前職：医療事務）
ポリテクセンターでは図面の引き方、読み方からCADソフトの操作、測定の仕方から加工の方法など、ものづくりについて一連の流れに沿って学ばせていただきました。最終的に学んだ内容が活かせる業務に就くことができました。
ＣＡＤ・ＮＣ技術科は関連分野についての知識を幅広く学べることも魅力の一つだと思います。
ＣＡＤ・ＮＣ技術科は関連分野についての知識を幅広く学べることも魅力の一つだと思います。
職業訓練指導員からのメッセージ
IoT時代のデジタルエンジニアを目指す当科は、最新のデジタルツールの適切な使い方を学ぶことに加えて、ものづくり現場に不可欠な人間の「五感」を養うことを目標としています。
産業用ロボットを中心に自働化が進みますが、それらの「道具」を人間の感性を含む知恵で、融合し、上手に使いこなすことが重要です。当科で学び、IoT製造現場で活躍する人材になりましょう！
産業用ロボットを中心に自働化が進みますが、それらの「道具」を人間の感性を含む知恵で、融合し、上手に使いこなすことが重要です。当科で学び、IoT製造現場で活躍する人材になりましょう！
取得できる資格（目指せる資格）
任意に取得できる資格
訓練で習得した技術を活かして、任意に受検して取得できる資格の一例です。
ただし、合格を保証するものではありません。また、資格の詳細については各実施機関へお問い合わせ下さい。
- ＣＡＤ利用技術者試験
- 機械・プラント製図3級
- 機械系保全３級
就職後のスキルアップ
当センターでは、各種 在職者向け職業訓練 を用意しておりますので、お気軽に 事業課 までご相談ください。
お問い合わせ先
指導課 受講者係
TEL
06-6383-9711
FAX
06-6383-0961
kansai-poly02@jeed.go.jp