電気の基礎知識と測定器を用いた検査技術を習得します。その後、工具の取り扱い等の電気工事の基礎技能を習得します。
- 電気の理論と測定
- 配線図・法規
- 電線接続
電気設備業界への再就職を目的として、それに必要な電気工事の施工、CADによる屋内配線の設計・見積、受変電設備の保守・管理、防災設備(消防設備)及びシーケンス制御に関する知識と技術を習得します。
訓練課題例
電気の基礎知識と測定器を用いた検査技術を習得します。その後、工具の取り扱い等の電気工事の基礎技能を習得します。
電気設備の各種配管・配線方法及び関連知識を習得します。
CADソフトを用いた配線図の作成方法を習得します。また、作成した図面を基に住宅配線を行い、施工方法を習得します。
モータの運転制御や信号機回路といった、自動制御装置の設計・施工・検査方法を習得します。
消防設備(自動火災報知設備等)の設計・施工・検査方法を習得します。
高圧受変電設備について理解し、施工・保守・検査方法を習得します。
また、電気安全作業について学び低圧電気取扱業務に係る特別教育を習得します。
無料です。
ただし、教科書代(約16,000円(作業着代含む))については、実費負担となります。
(前職) (修了後の職種)
26歳 男性 保育士 → 電気工事
26歳 男性 営業 → 電気工事
27歳 男性 電子部品製造 → 電気工事施工管理
35歳 男性 半導体製造 → 電気通信工事
33歳 女性 自動車部品製造 → 検査業務
電気工事作業者は、建物を建築するときに、電気の配線を行い、分電盤やコンセント、スイッチ、照明器具などを取り付けて電気が使える状態を作ります。また、通信設備やインターホン、防災・防犯などの設備工事も行います。
作業は通常、数人のグループで行われるため、相互のコミュニケーションが重要です。また、現場では、天井裏や床下での作業、高所での屋外作業など厳しい環境の中で作業を行う場合もあります。一瞬の気のゆるみが大事故につながりますので、慎重で、安全に対する責任感が必要です。
電気の仕事はチーム単位で行うことが多いためグループの輪に溶け込むことが得意な方に向いています。また、手先が器用で、高所・狭所での作業に苦手意識が無い方に向いています。
令和3年度 92.0%
令和4年度 94.1%
令和5年度 87.8%
電気工事会社(電気工事士)、防災設備会社(設計、施工、点検)、ビル管理会社(設備点検、保守)、制御盤作製会社(組立、配線)
16万円~20万円(修了生の採用賃金実績:総支給額)
(前職の経験等の諸条件に応じて異なる場合があります)
低圧電気取扱業務に係る特別教育
訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。
(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
電気工事士は従事できる電気工作物の範囲によって、第一種と第二種に分かれています。
第二種電気工事士は、暮らしに直結した家庭や商店の屋内外配線の電気工事を行うエキスパートであり、一般の住宅や商店で利用する小型の電動機や電気器具、照明等の比較的受電電力の小さい電気施設の電気工事に従事します。
第一種電気工事士は、500〔kW〕未満の電気設備の電気工事を全て(高圧のネオン工事と非常用予備発電装置工事を除く)行うエキスパートであり、広範囲な電気施設の電気工事に従事します。
自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備・消防機関へ通報する火災報知設備の設置、維持・管理をします。資格は甲種と乙種の2種類があり、取扱う設備によって、甲種が特種、1~5類、乙種が1~7類に分けられています。
就職後は、当センターで実施している短期間の在職者訓練コース(有料)を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、電気工事士の試験等を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。