木の性質を生かすことができる施工技術を学ぶと共に、図面を読み取る能力を養います。
リノベーションデザイン科のご案内
- 訓練の概要(訓練により習得できる技能)
- 受講要件
- 受講料
- 受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
- 訓練に関する職種と仕事内容
- 就職率
- 修了生の主な就職先
- 賃金情報
- 訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
- 訓練修了時に取得できる資格
- 任意に取得できる資格
- 就職後のスキルアップ
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
日本において、木材は欠かすことのできないものづくりの材料であり、安らぎやぬくもりを与えてくれます。この木材を利用して建築を学び、自ら考え作り出していく能力を習得します。
また、建築分野に広く携えるようにCADソフトを使用し、図面の作成も行います。
訓練全体の仕上がり像(訓練目標)
- 木造住宅の木材加工、内装、改修工事ができるようになります。
- 木造住宅のデザインや建築図面による表現ができるようになります。
(下記写真の訓練課題例参照)

訓練課題例

訓練課題例
総訓練時間
- 785時間(6月開講、12月開講)
- 672時間(4月開講、7月開講、10月開講、1月開講)
訓練到達目標
0.「導入講習」(6月開講、12月開講のみ)
個人・グループワークを通して企業が求める能力を理解し、コミュニケーション能力・ビジネスマナー・自分を表現する技法・パソコンの基礎(文書作成)等について学習し、仕事と自分のマッチングを高めることを目指す講習で、6ヶ月の訓練の前に1ヶ月行います。
1.「木材の加工・工具の取扱い」

2.「建て方・内装施工」

建て方を通じ、木造建築物の構成を学び、さらに内装デザインを取り入れた施工を学びます。
3.「リノベーション施工」

基本的な改修と木の性質や日本の風土を生かしたリノベーションの手法を学びます。
4.「建築概論・法規・住宅の申請業務」

図面や法律を通じ建築物に対する理解を深めます。
5.「建築CAD」

建築に関する仕事に生かすためにエクセルやJw_cadの基本を学び、日本家屋の平面図などを作成します。
6.「福祉住環境・3D-CAD」

超高齢社会で生きていく建築環境を考え、さらに3D-CADを使ったプレゼンテーション力を身につけます。
受講要件
過去の当該訓練分野の経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- 福祉分野において活躍されていた方やパソコンの基本操作のできる方は、さらに訓練効果が期待できます。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。ただし作業服、教科書代等(約20,000円程度)については、実費負担となります。
受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
当該訓練分野の経験が無い方でも、下記のような関連職種に就職されています。
(前職) (修了後の職種)
小売業 → 住宅営業
製造業 → 現場管理
サービス業 → CADオペレータ
サービス業 → ホームセンター販売
サービス業 → 大工
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種名
住宅などの建築に携わる技術者
建築技術者の仕事
建築の仕事は、考えることに始まり、考えることに終わるといってよいほど、想像の世界を広げていく必要があります。
自分の考えたものが形になっていく姿は、ものづくりの楽しさを膨らませていきます。
日本では、今木材がとても注目されており、この木材を活用し、あたたかみのある心地よい建築を作り上げていきます。
職種との相性(こんな方に向いている!)
木材を使ったものづくりに興味があり、自分の考えたデザインを表現したい方。
訓練により就職可能な主な仕事
- 設計アシスタント
- 現場監督
- 住環境アドバイザー
- リフォームや内装の施工者
- 大工
求人票に記載されている職種名
現場管理者、建築現場管理・設計、現場工事管理、内装業、住宅リフォームスタッフ、住宅アドバイザー、大工、CADオペレータ
就職後の仕事例(求人票より)
- 木造住宅の設計アシスタント
- 住宅・店舗・事務所の工事管理
- 鉄骨のCADオペレーター
- 住まいのアドバイザー
- 店舗の内装施工
- リフォームアドバイザー
- モデルハウスの受付
- ショールームでの案内
- 外構の提案・施工
就職率
95.5%(平成31年2月現在)
修了生の主な就職先例
- (株)ヒラテ技研(設計デザイン)
- (有)野沢工務店(設計サポート)
- (株)パロン(家具デザイン施工)
- 静鉄ホームズ(株)(木材加工)
- (株)花みずき工房(設計提案)
- 静岡三基(株)(コーディネーター) など
賃金情報
修了者の採用時の賃金(給与総支給額)実績 約14万円から27万円
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
6か月の訓練の中で、建築関係の仕事に就くための基礎知識と、ものづくりに携わる楽しさを学びます。
それにより、就職先で壁に突き当たった場合にも乗り越えられる勇気が付きます。
さらに、自らが向上していくことにより、お客様に対する感謝の気持ちを持ちながら働くことができ、デザインを考え抜ける能力が発展し、展開していきます。
このように、多くの受講生が訓練で習得したことを活用しています。
訓練修了時に取得できる資格
- 足場の組立て等の業務に係る特別教育
- 携帯用丸のこ盤を使用して作業を行う者に対する安全教育
任意に習得できる資格
訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。
(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
- 古民家鑑定士((財)職業技能振興会)
- 宅地建物取引士((財)不動産適正取引推進機構)
- 福祉住環境コーディネーター(東京商工会議所)
- 土地家屋調査士(法務省)
- マンション管理士((財)マンション管理センター)
- 建築CAD検定((財)全国建築CAD連盟)
就職後のスキルアップ
就職後も、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。