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ものづくり機械加工科(DS)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

 機械加工に必要な読図(製図)から汎用工作機械(旋盤、フライス盤など)とNC工作機械(NC旋盤、マシニングセンタ、NCワイヤ放電加工機など)に関する技能・技術及び知識を習得するとともに、1ヵ月程度の企業実習を行い、実践力を養成します。

訓練全体の目標人材像(訓練目標)

  • 旋盤及びフライス盤加工と、NC工作機械のプログラミング及び加工ができる。 (下記写真の訓練課題例参照)
訓練課題例

※旋盤とは材料を回転させ、刃物を押し当てることで削る工作機械です。フライス盤とは回転している刃物に、固定した材料を当てることで削る工作機械です。

訓練課題例

※NC工作機械(NC旋盤・マシニングセンタなど)はプログラムにより自動的に機械を動かして加工するものです。

総訓練時間

  • 700時間(8月開講、2月開講)

訓練到達目標

1.「機械製図・CAD作業」

機械製図・CAD作業

機械加工に必要な機械図面の基礎知識及び2次元CADの基本操作を習得します。

2.「旋盤・フライス盤作業」 

旋盤・フライス盤作業

旋盤による段付き加工・面取り・ねじ切り・偏心加工等、フライス盤による六面体加工・溝加工・勾配加工等に関する技能・技術及び知識を習得します。

3.「NC旋盤作業」 

NC旋盤作業

NC旋盤におけるプログラミング、段取り、加工に関する技能・技術及び知識を習得します。

4.「マシニングセンタ作業」 

マシニングセンタ作業

マシニングセンタにおけるプログラミング、段取り、加工に関する技能・技術及び知識を習得します。

5.「NCワイヤ放電加工作業」

NCワイヤ放電加工作業

NCワイヤ放電加工におけるプログラミング、段取り(原点設定、ワイヤセッティング等)、加工、測定・評価等に関する技能・技術及び知識を習得します。

6.「企業実習」 

企業実習

企業実習先企業において実際に生産現場で訓練を行います。訓練受講者には施設内訓練で習得した技能・技術及び知識の確認や、現場ならではの加工技術の習得の場となります。
マッチングすれば企業実習先企業への就職もできます。また、今後の目標を再確認する場でもあります。

7.「フォローアップ訓練」 

フォローアップ訓練

企業実習の振り返り、不足を感じた技能・技術及び知識を習得します。

受講要件

  概ね55歳未満の方

過去の当該訓練分野の経験

  • 特に必要ありません。

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 数値計算や三角関数について、にがて意識なくのぞめることが好ましいです。

各訓練科共通要件

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)

受講料

無料です。ただし、テキスト代(約2,500円)、訓練生総合保険料(必須)(入所月により変動4,900~6,150円)、作業服等が必要です。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

当該訓練分野の経験が無い方でも、下記のような関連職種に就職されています。

(前職)                       (修了後の職種)
 営業             →           建築用金属製品組立・仕上工
 営業             →           機械加工(NC機械オペレータ)
 販売             →           機械加工(NC旋盤オペレータ)
 プレス工           →           機械加工(旋盤・フライス工)

訓練に関する職種と仕事内容

主な職種名

機械加工(技術者)、NC機械オペレータ、機械工

機械工の仕事(NC旋盤オペレータ、マシニングセンタ(NC)オペレータ)

 工作機械を用い、さまざまな金属に、切る・削る・穴をあける・溝を切る・磨き上げるなどの加工をするのが、機械工です。 異なる形状のものを少量だけ加工する場合は、人の手で加工する汎用機械を使用します。まず製品の図面に基づいて、材質・加工精度に応じた刃物を選び、削る量、回転数、送りなどを決めます。そして、機械の設定が終わったら、知識や技術・経験を駆使して、材料を要求された形に加工します。同じ形状のものを大量に加工する場合や、より複雑な形状のものを加工する場合は、加工条件を数値化し、連続自動加工するNC工作機械を使います。NC工作機械では、要求される精度を出すため、最適な加工条件を正確にプログラミングします。次に設定が終わったら、精度を確認するための試し削りを行います。試作品を正確に計測し、必要に応じて何度でもプログラムを修正します。そして、連続的に自動加工します。機械工には、期限内に、決められた数の製品を、図面通りに正確に加工することが求められます。機械加工により得られる代表的な工業製品には次のようなものが挙げられます。(自動車用部品、電化製品用部品、金型、自動車部品用金型、携帯電話用金型、各種プラスチック製品用金型など)

職種(機械工)との相性(こんな方に向いている!)

機械加工関連で就職を目指す方、ものづくりが好きな方、粘り強く物事に取り組める方、細かい作業も進んで臨める方

訓練により就職可能な主な仕事

  • 機械加工(技術者)
  • NC機械(マシニングセンタ・NC旋盤)オペレータ
  • 機械工
  • 旋盤工・フライス盤工
  • NCプログラマー・プログラム作成

求人票に記載されている職種名

機械加工、金型加工、マシニングセンタオペレータ、NC旋盤オペレータ、機械組立

就職後の仕事例(求人票より)

  • 汎用旋盤、汎用フライス盤による機械加工
  • マシニングセンタによる機械部品、各種金型加工
  • 精密機械・一般産業機械の組み立て作業

就職率(修了後3か月以内の就職実績)

100%(令和3年度)

修了生の主な就職先例

  • (株)日立産機システム(機械加工)
  • 日本ニューノーズル(株)(機械加工)
  • (株)和田機械製作所(機械加工)
  • 川口精機(株)(機械加工)
  • 山本機工(株)(機械加工・研削)

賃金情報

修了者の採用時の賃金(給与総支給額)実績 約16万円から

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

 ものづくり機械加工科の訓練を修了することにより “ものづくり”の面白さと大切さがわかります。加工技能の基本は習得できていますので、この基本技能を活用して、就職先企業で製作する部品、製品を汎用機械やNC工作機械を使った製造ができることを最終的な目標とします。就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、訓練で習得した技能・技術と就職先のベテラン技能者のOJT(注)により、概ね3か月から6か月程度で就職先が期待する仕事(標準的な作業時間と品質・仕上がり)ができるようになります。およそ、2~3年で熟練度は向上し、細かく指示されなくとも自らの判断で仕事ができるようになります。(注)OJTとは、On the Job Trainingという和製英語の略語で、職場の上司、先輩などが新人などに対して職場で実地訓練を行うことです。

訓練修了時に取得できる資格

なし

任意受験により取得できる資格

 訓練期間中に習得した技能等を活かして任意に受験し取得できる資格の一例です。 (※ただし、合格を保証するものではありません。詳細は、各資格の実施機関へお問い合わせください)

  • 技能検定 機械加工(普通旋盤作業)(中央職業能力開発協会)※受検資格要件があります。
  • 技能検定 機械加工(フライス盤作業)(中央職業能力開発協会)※受検資格要件があります。
  • 技能検定 機械加工(数値制御旋盤作業)(中央職業能力開発協会)※受検資格要件があります。
  • 技能検定 機械加工(数値制御フライス盤作業)(中央職業能力開発協会)※受検資格要件があります。
  • 技能検定 機械加工(マシニングセンタ作業)(中央職業能力開発協会)※受検資格要件があります。

就職後のスキルアップ

就職後も、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。 当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。

お問い合わせ

ポリテクセンター静岡(静岡職業能力開発促進センター) 訓練第一課受講者係

TEL

054-285-7186

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