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金属加工技術科 (訓練期間7ヶ月【ビジネススキル講習・企業実習付き 】、6ヶ月【企業実習付き】)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

12月開講コースは、ビジネスマナーなど社会人としての基礎力を向上させるビジネススキル講習を受講できます。1月からは各種溶接法、曲げ加工、グラインダやボール盤、ガス切断作業など、金属製品製造に必要な知識と技術を習得後、約1ヶ月間の企業実習で実践力を身につけます。また、個人ごとに企業実習を通して不足している技術をフォローします。

訓練全体の目標人材像(訓練目標)

  • 鉄鋼材の加工および機械板金作業ができる。
訓練課題例1の写真

   訓練課題例1

訓練課題例2の写真

   訓練課題例2

総訓練時間

  • 777時間(7ヶ月間)
  • 687時間(6ヶ月間)

訓練到達目標

(1)ビジネススキル講習(12月開講コースのみ)

将来の働き方(キャリア・ビジョン、キャリア・デザイン)について考えるとともに、ビジネスマナーやコミュニケーションなど就職するために必要な社会人としての基礎力を向上します。

ビジネススキル講習の写真

(2)被覆アーク溶接と炭酸ガスアーク溶接(1月以降、ここから開始します)

溶接の基本である被覆アーク溶接と工場で最も用いられる炭酸ガスアーク溶接について、知識と技能を段階的に習得します。

水平すみ肉溶接の写真

(3)金属加工基本

金属を加工する際に必要な図面の読み方、測定法、各種機器と工具の使い方等を習得します。

ボール盤によるの写真

(4)TIG溶接と機械加工

ステンレスや板金等の薄板に適用するTIG溶接を習得します。また、金属の切削加工(旋盤・フライス盤)について習得します。

ステンレス版下向き突合せ溶接(TN-F)写真

(5)機械板金プレス作業(曲げ加工)

プレス金型の交換時における安全作業およびプレスブレーキを用いた曲げ加工を習得します。

プレスブレーキによる曲げ加工の写真

(6)企業実習

企業へ赴き、実際の工場・現場等における製造の実務を経験することにより、製造に関する業務知識や実践力を習得します。

企業実習先での制作物(安全柵)の写真

(7)フォローアップ訓練

企業実習における課題や疑問点について解決し、実務における問題解決の手法を習得します。

受講要件

受講開始日において、概ね55歳未満の方。

過去の経験

  • 特に必要ありません。

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 特に必要ありません。

各訓練科共通要件

次の要件をすべて満たす方

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がない方(健康状態・受講態度等)
  • ハローワークで相談して、受講の指示等を受けることができる方
  • 当センターが行う選考に合格した方

受講料

無料です。ただし、教科書代7,000円程度や作業服等、ご自身のものになるものは自己負担となります。すでに資格を取得しており、テキストをお持ちの方は該当のテキストを購入する必要はありません。
また、作業服(綿100%が好ましい)、帽子、安全靴(耐熱タイプが好ましい)等一定の基準はありますが、すでに持っている場合は購入の必要はありません。
なお、職業訓練生総合保険料が5,550円(7ヶ月コース)、4,900円(6ヶ月コース)必要です。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種

当該訓練分野の経験が無い方でも、下記のような溶接と関連する職種に就職されています。
(前職)   →(修了後の職種)

郵便配達員       → 溶接・組立
スーパーマーケット店員 → 機械修理
製品検査        → 精密板金
電子機器製造      → 板金・溶接工
公務員         → 金属製品組立
自動車塗装       → 組立 塗装
介護          → 鉄骨製作  

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

  • 金属加工、機械板金、精密板金加工作業

金属加工技能者の仕事

身の回りにある金属製品の多くはシートメタル製品です。  
工作機械類のカバーや筺体、オフィス用デスクやラックなどスチール家具、ステンレスシンクやレンジフードなど厨房設備、配電盤や自動販売機など電気設備の筺体、スチールドアやサッシなど鋼製建具など、あらゆる分野で用いられるシートメタルとは厚さ1mm程度の薄い金属板です。 金属板を立体的な製品にするには、CADによって描かれた図面に沿って切断、穴あけ、曲げ、 溶接、仕上げをします。折り紙を金属で行うようなものです。板金加工はプレス加工のように複雑な曲線を含んだデザイン(意匠性)に優れた加工は難しいが、同等の機能を有する製品を安価な汎用金型で製作することで、新たに金型を製作する必要がないため低コスト、短納期で少量の製品に対応できるため、上記のような様々な製品の加工に利用されています。

職種との相性(こんな方に向いている)

“ものづくり”に興味があり、丁寧で精密な仕上がりを重視した作業ができる方

訓練により就職可能な主な仕事

  • 金属加工技術者
    (自動車部品、農機部品、一般機械部品、配電盤、スチール家具製造等での機械板金加工、溶接等)

求人票に記載されている職種名

金属加工、板金加工、機械板金作業、精密板金作業、プレスブレーキ、曲げ加工作業、NCタレットパンチプレス(タレパン)、レーザー加工作業、読図・展開作業、板金CAD、3次元CAD、TIG溶接、アルゴン溶接、CO2溶接、半自動溶接、溶接ロボットオペレーター、スポット溶接

就職後の仕事例(求人票より)

  • 各種金属部品カバー等の溶接作業
  • プレス、プレスブレーキ、溶接、スポット溶接のロボット操作
  • 農機具部品等のプレス、板金加工
  • 一般製缶、板金加工 プレスブレーキ工
  • TIG溶接

就職率

  • 100%(2021年度)
  • 100%(2020年度)
  • 100%(2019年度)

修了生の主な就職先

  • 株式会社川上製鉄所(溶接・組立)
  • 三栄鉄工株式会社(設計・曲げ加工)
  • 山陽鉄工株式会社(溶接)
  • テクノ・ホーナン株式会社(溶接)
  • 有限会社小川製作所(溶接・組立)
  • 有限会社森製作所(溶接・仕上げ)

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練を修了すると3次元CAD操作、展開、曲げ加工、TIG溶接、半自動溶接の基本技能が習得できていますので、この基本技能を活用して、就職先企業で製作する製品の板金加工ができるようになります。
就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、訓練で習得した技能・技術によって3ヶ月程度で概ね就職先でのベテラン技能者のOJTにより、製作物の一部であれ、就職先が期待する仕事(標準的な作業時間と品質・仕上がり)ができるようになります。およそ、2年から3年で熟練度は向上し、細かく指示されなくとも自らの判断で仕事ができるようになります。

訓練修了時に取得できる資格

ガス溶接技能講習修了証 (登録番号岡労収基0129第1号)

ガス溶接等の業務は、労働安全衛生法第61条によって下記の者でなければ就業してはならないこととされています。

当センターは、2の都道府県労働局長の登録を受けた教習機関となっており、訓練修了者に対してガス溶接技能講習修了証が当センター所長名で交付されます。

  1. ガス溶接作業主任者免許の所持者(都道府県労働局長が交付)
  2. ガス溶接技能講習修了証の所持者(都道府県労働局長の登録を受けた教習機関が交付)
  3. 上記に該当し満18歳以上の者

アーク溶接等の業務に係る特別教育修了証

労働安全衛生法59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で、アーク溶接等の業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施することが義務づけられています。
本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。

自由研削といしの取替え業務に係る特別教育修了証

労働安全衛生法第59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で、研削と石の取替え、取替え時の試運転の業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施することが義務づけられています。  
本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。

動力プレス金型等取扱作業特別教育

労働安全衛生法第59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で、動力により駆動されるプレス機械(以下「動力プレス」という。)の金型、シャーの刃部又はプレス機械若しくはシャーの安全装置若しくは安全囲いの取付け、取外し又は調整の業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施することが義務づけられています。  
本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。

任意に取得する資格

  • JIS溶接技能者評価試験

就職後のスキルアップ

就職後も、当センターで実施している短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。 当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

ポリテクセンター岡山 訓練課

TEL

086-241-0940

FAX

086-241-1909

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