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ものづくり溶接科(訓練期間6か月)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

■訓練受講中に多くの資格を習得できるのが魅力です。
■金属加工作業を安全に行うための知識・技能を身に付けられます。
■当コースで「溶接」と「プレス」の技能を身に付けることで、様々な製造工程の仕事に対応できるようになり、職業選択の幅が広がります。
■溶接やプレスの仕事は、産業用機械メーカー、自動車部品メーカー、建築鉄骨業など、幅広い分野で不可欠な業務です。

訓練全体(6か月間)の目標人材像(訓練目標)

  • 鉄鋼材の加工及び炭酸ガスアーク溶接作業ができる。
  • TIG溶接法による溶接施工及び被覆アーク溶接作業ができる。

ガス溶接作業

フォークリフト運転技能講習

総訓練時間

  • 665時間

訓練到達目標

1. 金属加工基本

各種工作法の概要と仕上げ、測定、穴あけ、溶接、切断等の作業のほか、簡単な図面の読み方などを習得します。

金属加工基本

2. 炭酸ガスアーク溶接

主に工場内で使われる一部自動化された溶接法で、鋼材の各種溶接作業を通して知識・技能を習得します。
また、ろう付けについても学びます。

炭酸ガスアーク溶接

3. 鉄鋼材加工基本・品質管理基本

品質管理の概要とその際に必要なデータ処理に関する基礎知識を習得します。
また、鋼材の加工や組立の知識・技能を習得します。

鉄鋼材加工・品質管理基本

4. 被覆アーク溶接

作業者が手で行う溶接法で、鋼材の各種溶接作業を通して知識・技能を習得します。

被覆アーク溶接

5. TIG溶接

ステンレス鋼・アルミニウム合金材等のTIG溶接の知識・技能を習得します。

(※6月入所の職場体験付コースでは行いません。)

TIG溶接

6. 動力プレス・フォークリフト

機械板金加工・プレス機械作業に必要な基本的要素の知識・技能を習得します。
また、フォークリフト運転についても学びます。

(※動力プレスは、6月入所の職場体験付コースでは行いません。)

動力プレス・フォークリフト

受講要件

過去の経験

  • 特に必要ありません

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 特に必要ありません

各訓練科共通要件

  • ①訓練に関連する職種への就職を希望していること
  • ②訓練を受講することに熱意を有していること
  • ③訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有していること
  • ④訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態や受講態度等)

※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できない場合があります。

受講料

無料です。ただし、教科書代(約15,000円)については、実費負担となります。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種

(前職)      (修了後の職種)
・製造業      → 金属加工業
・サービス業    → 製造業
・介護員      → 製造業
・製造業      → 金属加工業
・観光業      → 農機具修理、車検業
・製造業(金属加工)→ 保守・保全業

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

溶接工、製缶工、配管工、プレスオペレーター

溶接工の仕事は

建物や橋などの鉄骨、産業機器や家庭用品の製造などで製品や構造物を溶接するのが「溶接工」です。
溶接する対象物によって、様々な条件を調整して作業をしていきます。
やればやるほど自身のスキルアップを実感し、溶接の奥深さを知ることができます。

プレス工の仕事は

プレス機械に製品の原型となる金型を取り付け、金属の板を様々な形に成形するのが「プレス工」です。
プレス加工は幅広い製品や部品の加工に必要な加工法で、我々の身の回りはプレス加工されたものであふれています。
適切に機械の調整ができたときや、製品が寸法通りに仕上がると喜びを実感することができます。

職種との相性(こんな人におススメです!)

「ものづくり」に興味があり、体を動かすのが好きな方、スキルアップができる仕事に就きたい方が向いています。
性別は全く問いません。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 産業機械部品を製造する会社で溶接作業をする仕事
  • 自動車部品を製造する会社で溶接作業をする仕事
  • 鉄工所でビル・建物の骨組み(鉄骨)をつくる仕事
  • 産業機械部品を製造する会社でプレス作業をする仕事
  • 自動車部品を製造する会社でプレス作業をする仕事

求人票に記載されている職種名

ガス溶接工、ガス切断工、スポット溶接工、電気溶接工、製缶工、配管工、板金・プレス工、プレスオペレーター

就職後の仕事例(求人票より)

  • 筐体のプレスブレーキによる成形、厚さ1.6~3.2ミリの鋼板への半自動溶接作業
  • 小型ボイラーの溶接作業
  • ユニットバス取付部品、建設機械部品の溶接作業
  • 空調機の溶接(半自動溶接)
  • 運搬機械フレームの溶接作業
  • 看板の鉄骨加工及び、溶接作業等
  • 冷凍車の荷台部分のTIG溶接(アルゴン溶接)作業

就職率

100%(令和4年度実績)

修了者の主な就職先

  • 有限会社フクイテック
  • 株式会社スイデン
  • 株式会社松井製作所
  • 株式会社清水
  • 株式会社八立製作所
  • 有限会社ウエルド
  • 株式会社松本鉄工所
  • 有限会社和島鉄工所
  • 坂口商会

※平成30~令和4年度修了生

賃金情報

修了生の採用時の賃金実績(前職の経験等の諸条件に応じて異なる場合があります)

  • 15万円から20万円程度

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

 訓練を修了すると全員が被覆アーク溶接、炭酸ガスアーク溶接、TIG溶接の下向き姿勢の溶接技能の基本は習得できていますので、この基本技能を活用して、就職先企業で製作する部品、製品の溶接ができるようになります。
 工場内でのベテラン技能者のOJTによって技能が向上し、溶接技能者((社)日本溶接協会)の専門級にも約1年以内に合格する方もいます。
 就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、訓練で習得した技能・技術によって概ね3か月程度で概ね就職先でのベテラン技能者のOJTにより、製作物の一部であれ、就職先が期待する仕事(標準的な作業時間と品質・仕上がり)ができるようになります。およそ、2~3年で熟練度は向上し、細かく指示されなくとも自らの判断で仕事ができるようになります。

訓練終了時に取得できる資格

ガス溶接技能講習修了証(鳥労登教第3号 登録有効期限R11.3.30)

可燃性ガスと酸素を使用した金属の溶接、溶断・加熱の作業を行うことができます。

フォークリフト運転技能講習(鳥労登教第92号 登録有効期限R7.10.12)

フォークリフトの運転作業に従事することができます。

アーク溶接特別教育修了証

アーク溶接(被覆アーク溶接、炭酸ガス溶接・TIG溶接)などの業務等において必要な資格です。

自由研削といし特別教育修了証

グラインダ(自由研削盤)を取り扱う場合の研削砥石の取替え又は取替え時の試運転の業務等において必要な資格です。

プレス機械特別教育修了証

動力プレス機械の金型の取り付け、取り外し又は調整に係る業務において必要な資格です。

任意に取得できる資格

訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせください。)

各種溶接技能者((社)日本溶接協会)

溶接作業を行う作業者“溶接技能者”の資格で、基本級(下向姿勢の溶接)と専門級(立向、横向及び上向姿勢の溶接並びに管の溶接等)があり、さらに試験材料の種類と厚さ、方法などとの組合せにより45種類ほどに資格が分かれます。試験は学科試験及び実技試験(資格の種別に応じた試験材料に溶接作業を行う。)によって評価されます。
専門級は、基本級が合格していないと受験できません。実際の訓練では、専門級の技能についても行います。専門級は、就職してからの仕事内容によっても異なりますが、就職して1年以内に取得されている方が多いようです。
各種溶接技能者

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、各種資格試験等を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

ポリテクセンター鳥取 【訓練課】

TEL

0857-52-8802

FAX

0857-52-8784

E-Mail

tottori-poly03@jeed.go.jp

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