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ビル設備サービス科

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

ビル等建物内にある各設備の簡単な修理、保守・維持管理ができるエンジニアを目指して、電気設備・空調設備・消防設備・給排水設備等の保守管理に関する知識・技能を習得します。
カリキュラムの幅が広く、職務経験に付加した関連業務への就職も可能です。

訓練期間

  •  5月生:令和4年5月10日~令和4年10月31日
  •  8月生:令和4年8月2日~令和5年1月31日
  • 11月生:令和4年11月2日~令和5年4月28日
  •  2月生:令和5年2月2日~令和5年7月27日

対象者

  • 建築物にある電気・空調・給排水衛生設備などの総合保守管理、維持点検業務に従事したい方。
  • 建築物の消防設備点検、ボイラー設備など付帯設備の運転・保守管理に従事したい方。
  • 建築物の環境衛生管理、清掃管理業務に従事したい方。

仕上がり像

  • 建築物の設備管理をするために必要な電気の知識・技能を習得します。
  • 建築物の空調設備・消防設備および付帯設備の運転・保守管理をするために必要な知識・技能を習得します。
  • 建築物の環境を安全かつ衛生的に管理する手法を習得します。

訓練到達目標

電気配線工事 【108時間】

  • 電気回路(電圧・電流・抵抗・電力)
  • 配電方式と屋内電気配線図
  • 電線接続法と器具取付け法
  • ケーブル配線工事
  • 電線管工事

電気回路の基礎知識を学び、電気配線工事に関する技能及び関連知識を習得します。

電気配線工事

電気設備の保全管理 【108時間】

  • 電気測定法
  • シーケンス制御回路(基本)
  • シーケンス制御(電動機)
  • 受変電設備の構成
  • 受変電設備の保守・点検(保護継電器試験)

電気設備のメンテナンスに必要な自動制御の技能及び関連知識を習得します。また、受変電設備のしくみと定期点検の試験法を習得します。

電気設備の保全管理

給排水衛生設備の保全管理 【108時間】

  • 給排水設備図面
  • 給排水衛生設備(上下水道・衛生器具)
  • 給水管の接続
  • 給湯・温水配管

給排水設備図面の読み方を理解し、給排水衛生設備に関する知識と給水管の施工技能を習得します。

給排水衛生設備の保全管理

消防設備とビル環境管理 【108時間】

  • 消防設備(消火設備・避難設備)
  • 消防設備(警報設備・自動火災報知設備)
  • 環境衛生管理(室内環境測定・水質検査等)
  • ビルクリーニング(表面洗浄等)

消防設備の役割・設置基準を理解し、自動火災報知設備や消火器等の点検法を習得します。また、環境衛生管理法やビルクリーニング技法を習得します。

消防設備とビル環境管理

空調設備保全管理 【108時間】

  • 空調設備概論
  • 空調設備に必要な電気技術
  • 冷凍サイクルとP-h線図
  • 構成機器の概要と保守管理
  • 空調設備の保守管理

ビル空調設備の概論、構成機器の保守管理、故障診断に関する技術及び関連知識を習得します。

空調設備の保全管理

ボイラー取扱い技術と情報活用技術 【108時間】

  • ボイラー取扱法(構造・取扱い・燃料燃焼・法令)
  • 情報活用技術(文書作成・表計算・図面作成)

ボイラーの構造及び取扱いについての知識・技能を習得します。また、パソコン基本操作とアプリケーション活用技術を習得します。

ボイラー取扱い技術と情報活用技術

総訓練時間

  • 668時間

※就職支援、行事等20H含む

受講要件

過去の実務経験

  • 特にありません

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 特にありません

各訓練科共通要件

  • 希望訓練コース内容を充分理解し、自分の職歴等も加味して再就職を強く望んでいること。
  • 受講することに強い意欲を有しており、全訓練日程を受講することができること。

※定員の関係上などで、応募いただいても必ず受講できるとは限りません。
※以下の(1)~(3)に該当する方は受講できません。
(1)訓練開始日及び訓練期間中に在職中の方
(2)公共職業訓練を受講修了後、1年以内の方
(3)過去1年以内に受講された公共職業訓練を正当な理由なく中途で辞められた方

受講料

  • テキスト代 9,000円程度
  • 作業服・安全靴(運動靴可)・作業帽子
    (作業のできる服装・帽子で、以前使用していたものでも構いません)

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種

本科で訓練を受講し、以下のような関連する職種に就職された方がいます。
(前職)   (修了後の職種)
製造業    → 設備管理
販売     → 空調配管工事
電気工事   → ビル総合管理
生産管理   → ビル総合管理
SE     → ビル総合管理
機械オペレータ→ ビル設備管理

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

  • ビル設備管理技術者(電気・空調・給排水・ボイラー・消防など)
  • ビル現場管理技術者(清掃・環境衛生・従業員など)
  • 工場設備メンテナンス技術者
  • マンション設備管理
  • 電気工事技術者(施工・施工管理)
  • 消防設備・貯水槽などの点検技術者
  • 施設管理・警備

仕事の内容

様々なビルの電気、空調、消防、給排水などの設備を調整したり管理するのが、ビル設備管理技術者です。一般的に、ビルを巡回訪問して設備管理をする技術者とビルに常駐して設備管理する技術者に分かれます。
ビルを巡回訪問して設備管理をする技術者は、担当エリアを持ち、契約先のビルを巡回訪問して、保守や点検をします。巡回先のビルでは、電気の配電盤や空調設備、消防設備や給排水設備などが正常に作動しているか、五感を使って確認します。設備に異常が認められたり、停電などの緊急の場合、補修を担当する専門業者に連絡し、連携して設備の復旧に務めます。
ビルの地下などにある中央管理室に常駐してその施設を設備管理する技術者は、各設備の状態を一括して管理します。常駐での設備管理は、コンピュータで自動制御された機械装置の運転状況を制御モニター画面で監視します。そして、定期的に現場を巡回して運転状況を観測し記録したり、機器の保守や点検をします。 常駐管理は、24時間体制で管理するため、一般的に、技術者は、交代制で勤務します。国際展示場など多くの人々が集まる施設の中央管理室は、防災センターとしての役割も大きくなります。
ビル設備管理技術者は、イベント中に異常が起きないように神経を集中させ、人々の安全と快適な環境を守ります。

職種との相性(こんな方に向いている)

機械相手ですので、機械の構造や理論について科学的・技術的興味を持っている方。機械器具の構造や知識や指先の器用さも要求されます。 また、地味で目立たない仕事のため、辛抱強さが求められます。作業そのものは軽作業ですので、中高年の方々でも十分こなせる仕事内容です。 また、性別は全く問いません。

訓練により就職可能な主な仕事

  • ビル・工場・マンション設備・保守管理に関する業務
  • 施設保安警備の業務
  • ビルクリーニングの業務
  • 給排水衛生設備工事の業務
  • 電気工事の業務
  • 空調工事の業務

就職後の仕事例(求人票より)

  • ビル・工場・マンションメンテナンス
  • ビル管理業務
  • 居住施設・ビル等の管理
  • インテリジェントビル総合管理技術者(清掃・設備管理など)
  • ビル・マンション管理人
  • ビル清掃員
  • オフィスビルの清掃・設備管理
  • ビル設備管理
  • ビル管理技術員
  • 施設保安警備員

就職率

  • 71.4% (令和2年度実績)

修了者の主な就職先

  • ビル等建物内の設備管理業務・施設管理・警備業務・設備技術サービス業務・各種工事事務など

賃金情報

16~22万円/月 

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

電気回路・空調設備・給排水衛生設備・ボイラー設備取扱い等の知識・技能を習得しますので、 第二種電気工事士・2級ボイラー技士・危険物乙4類・第3種冷凍機械責任者に加えて、消防設備維持点検業務上必要となる消防設備士乙4・6類などの資格を取得して、ビル設備の保守管理業務に就職しております。 また、施設管理・警備の業務に就職された方も、習得した電気設備保守やビルクリーニングの技能・ 知識を活かして、活躍しています。

訓練修了時に取得できる資格

  • 特になし

任意に取得する資格

訓練期間中に皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格です。
受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練と自己努力によって可能です。
(但し、合格を保証するものではありません。詳細は、各実施機関へお問い合わせください)

2級ボイラー技士:各地区の安全衛生技術センター

電気工事士とならび最も受験希望者が多い。特級・1級・2級の3種類があるが取扱作業主任者に なれるボイラーの規模に差がある。
2級ボイラー技士の資格を取得するためには労働局長が指定する「ボイラー実技講習」の受講が必要である。

第二種電気工事士:一般財団法人 電気技術者試験センター

ボイラー技士とならび最も受験希望者が多い。暮らしに直結した家庭の屋内外配線の電気工事を行う資格であり、電気機械器具、照明等の低圧電気設備の工事に従事できる。受験資格は必要でない。

第三種冷凍機械責任者:高圧ガス保安協会

家庭のエアコン・冷蔵庫も冷凍機であるが、規模が大きい冷凍機には冷凍保安責任者の選任が必要で、規模に応じて1・2・3種の資格が要る。個人の理解度に応じて2・3種を受験している。受験資格は必要でない。

消防設備士(乙4・6類):一般財団法人 消防試験研究センター

消火栓・スプリンクラー設備・消火器・自動火災報知設備・救助袋など消防用設備等の設置、維持・点検をする。乙種4類は自動火災報知設備、乙種6類は消火器の維持・点検に対応する。受験資格は必要でない。 (甲種の資格もあるが受験資格が必要である)

危険物取扱者(乙4類):一般財団法人 消防試験研究センター

「危険物」とは消防法によって定められた、火災等災害の発生の予防上危険と考えられる物品を指し、1~6類の種類がある。(ガソリン・灯油等は「引火性の液体」という類で「4類」と分類されている) 危険物取扱者は、製造所等において、それら危険物の取扱い作業に従事することができる。 受験資格は必要でない。
注:ボイラーを設置し運転をする時燃料が必要で、油を燃料とするボイラーの場合この免許が必要となる。

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施している短期間の在職者訓練(有料)を受講することにより、 さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に 係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

訓練課 受講者係

TEL

077-537-1179

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