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デジタルエンジニア科のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

世界規模でDX(Digital Transformation) 化が進む中、マイコン制御技術やデジタル技術は、スマホや家電や自動車などの身近な製品からロボットなどのハイテク機器に至るまでありとあらゆるところで使用され、専門知識を持った人材が企業から求められています。本科では、これらの分野の業務に必要なマイコン制御技術(プログラミング技術)、デジタル技術を習得するため、関連のハードウェア、ソフトウェアに関する実践的な訓練を行います。

訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)

  • 電気理論や計測器の取扱い方法を理解し、アナログ回路とデジタル回路の設計製作ができるようになります。
  • C言語のプログラミング技法及び修正作業を習得し、組込みマイコン制御システムの製作ができるようになります。
訓練課題例
訓練課題例

総訓練時間

  • 667時間

訓練の流れ

1.「電子回路設計技術」

はじめて電気について学ぶことを前提に、電気や電子のイロハを学びます。次に、電子回路設計に必要なアナログ電子回路とデジタル回路の基礎を学びます。また、電子回路の測定に必要な測定器の使い方も実習を通して習得します。

電子回路設計技術

2.「マイコンのためのC言語プログラミング(基礎編)」

プログラムの言語は、動作させる環境や目的によって適切なものが選ばれています。家電製品や電子機器のプログラムには、C 言語というプログラムの言語がよく使われています。ここでは、C 言語を使ったプログラミング手法を基礎から学びます。

C言語プログラミングの画像

3.「マイコンのためのC言語プログラミング(実践編)」

多くの家電製品や電子機器は、マイコンと呼ばれる電子部品が組み込まれており、マイコンによって液晶の表示やセンサの制御がされています。ここでは、C 言語を使ってLED やセンサなどをマイコンで制御するプログラミング手法を学びます。。

マイコンのためのC言語プログラミング

4.「はんだ付け技術とプリント基板の設計」

プリント基板に電子部品を固定するときに、はんだ付けという技術が使われています。ここでは、前半ではんだ付け技術を、後半ではプリント基板の設計・製作の手法を、実習を通して習得します。

はんだ付け技術とプリント基板の設計

5.「自走ロボットの製作」

これまでの4か月間の訓練の集大成として、ライントレースカーというロボットを製作します。ハードウェア(車体、センサ、動力)の設計・製作からソフトウェア(プログラム)の作成を経て、製品開発に近い内容を経験します。

ライントレースカーの画像

6.「Python(パイソン)プログラミング実習」

現代のスマホアプリやゲームなどはオブジェクト指向言語でプログラミングされています。ここでは、人気のオブジェクト指向言語であり、AI 開発やビッグデータ処理に実績のあるPython(パイソン)を学びます。

プログラミング言語であるパイソンによるプログラミング実習

受講要件

過去の電気・電子の経験

  • 特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

  • キーボードのタイピング操作

各訓練科共通要件 

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 職業訓練の内容を理解するために最低限必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)

受講料

無料です。ただし、テキスト代(約10,000円)については、自己負担です。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

未経験の方でも、下記のような関連する職種に就職されています。 (前職)     (修了後の職種) ・アルバイト → 産業用ロボットの開発(正社員) ・派遣社員  → 自動車電装の電子機器開発(正社員) ・アルバイト → Webページのプログラマ(正社員)

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

①・電子機器の製造   ・電子機器の修理   ・電子回路の評価 ②・組込みソフトウェア開発   ・プログラミングの作業   ・評価の作業

①電子機器・回路の仕事

・民生用機器や業務用機器、車載機器などの製造・組み立て・修理 ・電子回路の設計・評価を行う。

②組込みソフトウェア開発の仕事

・自動車や民生用機器、医療機器などに搭載されているコンピュータ用制御プログラムの作成作業及び評価を行う。

職種との相性(こんな方に向いている。)

細かい組立て作業や、機械を操作・制御することに興味を感じる方。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 電子機器製造・組み立て
  • 電子機器修理、電子回路評価
  • 電子回路設計補助
  • 組込みソフトウェア開発

求人票に記載されている職種名

・電子機器の製造・組み立て ・電子機器修理 ・電子回路CADオペレータ ・電子回路評価 ・電子回路設計補助 ・組込みソフトウェア開発 ・システムエンジニア(制御系・ファームウェア系・組込み系) ・プログラマー(制御系・ファームウェア系・組込み系)

就職後の仕事例(求人票より)

  • 民生用機器・業務用機器・車載機器などに搭載されているコンピュータ用制御プログラムの設計、コーディング、評価を行う。

就職率

88%(直近3年平均就職率)

修了者の主な就職先

  • 電子回路組立て、検査、製造
  • 電気機器の製造
  • 精密機械製造
  • 電気設備
  • 組込みソフトウェア開発

賃金情報

修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績

  • 30歳未満 平均15万円から30万円
  • 30歳台  平均15万円から30万円
  • 40歳台  平均15万円から30万円
  • 50歳台  平均15万円から30万円

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練を受講することにより、電子回路の基礎、はんだ付け作業、C言語プログラミング、マイコン制御の技能が習得できますので、電子機器製造・組み立て、電子機器修理、電子回路評価、電子回路設計補助、組込みソフトウェア開発などの仕事でこれらの基本技能を活用することができます。

任意に取得できる資格

訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

技能検定3級「電子機器組立て」

携帯電話、各種電化製品、そして電子化が進む自動車など、小型・軽量化や高機能・高性能化が進むこれらの工業製品には、各種の電子機器が組み込まれています。電子機器は、抵抗器、コンデンサ、集積回路、マイクロプロセッサなど、種々の電子部品をプリント配線板に実装した電子回路を中心に構成されています。国家検定である「電子機器組立て」職種・作業は、電子機器の組立て及びこれに伴う修理に必要な技能・知識を対象としています。

基本情報技術者試験

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。  情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。

組込みソフトウェア技術者試験

組込みシステム(携帯電話、家電機器、自動車、産業機器などコンピュータを組み込んだ機器)を実現する組込みソフトウェアはハードウェア性能の向上や機能要求の高度化とあいまって、飛躍的に規模が大きくなり、複雑になってきました。組込みソフトウェアには短期間で品質の高いソフトウェアを開発することが要求され、組込みソフトウェア技術の水準が今後の我が国の国際競争力やものづくりの水準を左右するといえます。

就職後のスキルアップ

就職後も、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー)を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。  当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。

受講者の声

・最初の3か月で就職に対する訓練があり、そこで就職のイロハを教わることができます。
 センター内に就職支援アドバイザーがいて、模擬面接や面談を受けることができるため、面接作法の間違いに気付け、面接の後押しになります。
 通常訓練では実践的に学ぶことができるため、自身に繋がり面接で堂々と振る舞えると思います。


・私は初めての転職で何をすればよいのかわからない状態でしたが、当センターでは一から指導していただき、転職につなげることができました。
 これまで製造業で機械を操作する経験しかありませんでしたが、当センターでC言語を学び、プログラミングを利用した作業を学ぶことができました。
 職業訓練を通して再就職の支援だけでなく、次の仕事につながるスキルを学ぶことができ、とても感謝しています。


・組み込みソフトの開発訓練を目的に入所しました。訓練は理論を学んだ後、一人一人実験器具や装置を使用、またはソフトウェアを作成して、実際に動作を確認する方法が中心です。
 初歩から丁寧に教えていただけます。また、受講者どうしでも助け合うので、未経験者でも訓練内容を理解できると思います。電子機器開発やソフトウェア開発を目指す人荷はおすすめの訓練です。
 就職に関してはポリテクセンター受講者向けの求人や企業が直接ポリテクセンター内で説明会を開催するなどがあり、就職活動しやすい環境です。


・前職で電子部品の製造をしていましたが、電気の知識がほとんどなく基礎から学びました。
 難しい内容が多く、ついていけるか不安でしたが、わからない所は丁寧に教えていただき他の受講生に助けていただくことも多々あり日々楽しみながら頑張っています。
 企業説明会が頻繁に行われていたり、施設求人や指名求人、応募に関する相談等サポートがしっかりしているので就職活動も安心してスムーズに進めることができています。

お問い合わせ先

ポリテクセンター群馬 【訓練課 離職者担当】

TEL

027-347-3736

FAX

027-347-6668

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