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CADものづくりサポート科のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

ものづくり現場で必要とされる図面を読む・描く力を身につけます。また近年増加傾向にある3次元CADによる形状作成もできるようになります。自分で考えた形状を3Dプリンタにより出力することで、設計から製造までの一連の流れを習得できます。あわせて生産管理・品質管理に関する知識も習得できます。

訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)

  • 機械製図を知っていて、CADを使用した製図補助やパソコンを使用した業務につけるようになります。
  • 製造業における生産管理・品質管理の基本を知っていて、NC工作機などのオペレーションのサポート業務ができるようになります。
課題例
課題例

総訓練時間

  • 667時間

訓練の流れ

1.「機械製図および2次元CAD作業」

JIS 機械製図の知識と、手描き図面作成技術を習得します。その後、機械設計・製図に必要な2次元CAD を使用した図面作成に関する技能を習得し、部品図の製図法を習得します
≪使用ソフト≫AutoCAD

機械製図及びIT基礎

2.「機械加工と図面」

2次元CAD 作業の応用編として加工作業や使用される工具を知り、より良い図面が描けるように訓練を重ねます。実習作業の見学や加工図面、組立図の作図を行います

≪使用ソフト≫AutoCAD

2次元CAD作業

3.「3次元CAD作業」

加工作業やそれらに使用される工具等を知ることで、より良い図面が描けるようになります。実習作業の見学や加工図面の作図を行います。

≪使用ソフト≫SolidWorks

3次元CAD作業

4.「3Dプリンタによる試作およびビジネスアプリケーション」

3Dプリンターを使った試作品作成により、ものづくりの知識を深めます。またビジネスアプリケーションソフトによる職務に必要な技術を習得します。

≪使用ソフト≫Microsoft Word/ Excel/ PowerPoint

3Dプリンタによる試作およびビジネスアプリケーション

5.「生産管理および品質管理」

生産管理や生産性分析、品質管理(QC7 つ道具)等の製造管理について知識を習得します。また測定実習を通じて、生産活動を支援する手法を習得します。

≪使用ソフト≫Microsoft Excel

生産管理および品質管理

6.「工作機械作業および標準作業手順書の作成」

機械加工における各種工作機械の操作方法(基本)を習得し、標準作業手順書の作成を通じて書類のまとめ方やグループワーク、発表に関する手法を習得します。

≪使用ソフト≫Microsoft Word / Excel / PowerPoint

企画・プレゼンテーション

受講要件

過去の業務経験

  • 特になし。ものづくりに興味のある方やパソコンスキルを高めたい方。

事前に習得していることが望ましいスキル

  • パソコンの基本操作(文字入力、マウス・キーボード入力、ファイルの保存・管理等)ができることが望ましい。

各訓練科共通要件 

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 職業訓練の内容を理解するために最低限必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)

受講料

無料です。
ただし、テキスト代(約11,000円)については自己負担となります。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

・事務職から機械部品の開発設計
・歯科助手から電気部品の設計
・販売職から一般事務

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

  1. 設計補助、機械設計補助、CADオペレータ、CADサポート業務
  2. 生産・工程管理等補助
  3. 製造業における事務職、一般事務、事務補助

①CADオペレータの仕事

ものをつくる上で、そのイメージを伝えるために設計図が必要です。CADとは、コンピュータを使ってデザイン(作図・設計)すること(Computer Aided Design)です。 CADを使って、各種の図面を正確に描くのがCADオペレータです。CADオペレータは、企業の設計部門やデザイン会社などで働いています。
 CADオペレータはコンピュータを使って、規格で決められた記号や図形をCADソフトの作図コマンドを使用して作図します。
 次にCAD化する図面の種類によって、それぞれ決められた記号、コマンドを入力します。オペレータは、設計者の意図を読み取りながら、正確に図面を作成します。そして、入力が終わると、図面を印刷してチェックし、完璧な図面にします。

②生産管理・工程管理の仕事

ものを安定的に製造、生産するためには、管理手法が欠かせません。必要な資材を、必要なタイミングで、必要な機械と工程に対して準備しなければロスになってしまいます。常に適切な運用を維持するためには、その計画が重要です。
購買・原材料管理では、材料の調達と納期の管理、在庫の管理を行います。生産管理では、生産能力を把握しながら生産計画を構築します。工程管理では、工程の割り付けや作業員の配置を計画します。また、工程の進捗管理や品質管理などもチェックします。在庫管理では販売計画や納品管理に従って出荷や物流手配を行います。工場だけでなく流通拠点における在庫も常に把握し、適切な在庫量を管理します。
このような生産活動の各プロセスが上手く運用されるようにコントロールする、とても重要な仕事です。

③事務職の仕事

事務職はすべての業種において必要不可欠な職種です。総務・経理など会社の運営に関わる業務から、電話応対・窓口対応などの接客、各部署や社員同士への連絡連携などを行う調整など、その仕事は多岐にわたります。
必要とされるスキルは、専門的な技能・技術よりも、コミュニケーション力や気配りなどのサポート力とされています。 また、ものづくり系企業では図面の修正や部品の発注などを手伝うこともあります。

職種との相性(こんな方に向いている。)

注意力と集中力をもって仕事に取り組める方。誰かをサポートする立場で、皆にための仕事ができる方。何にでも興味を持てる方。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 製造業において、CADを使用する職種(製造業、建設業)
  • 製造業における事務職

求人票に記載されている職種名

・設計補助、CADオペレータ
・一般事務、事務職
・加工機械オペレータ補助
・生産・工程管理等補助

就職後の仕事例(求人票より)

・2次元CADを使用して図面を作成する
・事務職 兼 CADオペレータ(図面修正業務)
・事務職

就職率

88%(直近3年平均就職率)

修了者の主な就職先

トキオエンジニアリング株式会社(製造業) 株式会社風間金型 有限会社渡重機工業(製造業) 大塚ポリテック株式会社 株式会社ミツバ

賃金情報

修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績

未経験から派遣会社でのCADオペレータ  23万(30代後半)
生産管理(経験者)            35万(30代後半)
介護職から一般事務            20万(30代前半)

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練で学んだことを活かして、CAD図面の作成を担当しています。また、事務職では表計算ソフトのスキルが重宝されるなど、訓練で習得した技能・技術の一部を新しい仕事で役立てているとのことです。

任意に取得できる資格

訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

CAD利用技術者試験(社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会)

CADを使いこなし、製図・設計・デザインをする能力を認定する民間資格であり、2級は筆記試験、1級は実技試験が行われています。受験資格の制限はありませんが、2級はCADシステムの基礎的な知識をもち、半年以上の実務経験者、1級はハードウェア、ソフトウェアの高度な知識をもち、1年以上の実務経験者を想定して出題されます。また、1級、2級の他に、3次元CADや基礎試験という利用技術者試験も有ります。最も受験者が多く、業界で認知されている資格として認知度が高いと考えられます。

QC検定(日本規格協会)

品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で筆記試験を行って客観的に評価を行うものです。1級/準1級は管理部門としての高度な知識が要求されます。2級は活動のリーダー的な役割を担っている方、3級は知識をある程度持っている・メンバーとして活動している方、4級はこれから企業で働く方向けとされています。

3次元プリンター活用技術検定(一般社団法人コンピュータ教育振興協会)

3Dプリンターを利用する人が身につけておくべき知識を評価・認定する国内唯一の検定試験制度です。受験資格の制限はありませんが、実際に利用していないと回答が難しい内容も出題されます。認知度はまだ低い方ですが今後が注目されている資格です。

就職後のスキルアップ

就職後も、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー)を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。
 当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。

受講者の声

・CADものづくりサポート科は、CADの知識・技術だけでなく、Word・Excel・PowerPointなどのMicrosoft officeや品質管理・製品検査など幅広く基礎から学ぶことができるため、有意義なコースだと考えています。


・CADという言葉は知っていましたが、実際にどのようなものかわかりませんでした。ハローワークで「CADものづくりサポート科」を知った時、「CAD」の文字に惹かれ入所しました。
 ものづくりメインの訓練で、今まで経験したことのないことばかりで良い勉強になりました。また希望求人の幅も広がりました。この経験を生かした仕事に就きたいと考えています。


・CADオペレータに興味があり、訓練を受けることを決めました。今までの職業とは異なる内容ですが、なんとかついていっている感じです。
 初めて知ることが多いので訓練はとても新鮮で楽しいです。無事就職ができるよう努力していきたいと思います。


・今までCADや生産管理について学ぶ機会がなかったのでとても充実した時間だと思います。先生方に授業や就職のことを質問しやすく、親身になって一緒に考えてくださるので心強いです。
 模擬面接では、自分のことを考えるきっかけができました。


・たくさんのことを教えていただきまして、ありがとうございます。自分に何ができるか、どんな仕事をやりたいか、など一人で考えるだけでなく、
 先生やアドバイザーからの意見や「やってみよう!」などの声掛けでたくさんの元気と勇気をいただいていると思います。
 私を買ってくださる会社と出会うため、勇気を出して頑張りたいです。とても感謝しております。

お問い合わせ先

ポリテクセンター群馬 【訓練課 離職者担当】

TEL

027-347-3736

FAX

027-347-6668

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