建設機械科(訓練期間6か月)のご案内
-
コースの特徴(担当者からひとこと)
※受講料や就職率が確認できます
-
コースの内容(6か月間の訓練内容)
※訓練でどのようなことを行うか確認できます
-
コースの就職情報
※訓練受講者の就職先などが確認できます
-
コースの受講による資格情報
※どんな資格が取れるか確認できます
コースの特徴(担当者からひとこと)
★受講要件等は各コース共通事項をご確認ください。
建設機械科では訓練中に『11の資格』にチャレンジすることが可能です。6つの技能講習と5つの特別教育です。
技能講習には学科試験及び実技試験があり、久しぶりの勉強に苦労している方や合格できるか不安になる方もいますが、受講者同士で教え合う姿が印象的で楽しく学んでいます。もちろん、我々も丁寧に教えます。
また、これらの資格を民間機関で取得するなら、30万円以上の経費がかかります。ポリテクセンター荒尾の建設機械科を受講すると教科書代だけで資格にチャレンジできることや応用を含めた機械の運転を多くできるのが魅力だと思います。
多くの資格を取得することで就職の幅も大きく広がります。一緒に地図に残る仕事をしませんか。
訓練により習得できる技能
- 建設機械に関する関係法令、構造及び取扱いについての技能と関連知識
- 測量作業及び車両系建設機械(バックホウ・ホイルローダ・ブルドーザ・ローラー)の運転
- 荷役運搬機械(フォークリフト)、クレーンの運転、玉掛けの技能
- ガス溶接技法、アーク溶接技法
受講料
無料です。
ただし、教科書代(約18,000円程度)及び作業服代(約7,000円程度)については実費負担となります。また、安全靴は各自で準備してください。
就職率
90.6%(令和5年度実績)
こんな方に向いている
「ものづくり」に興味があり、じっくり忍耐強く、仕上がりを重視した作業ができる方
コースの内容(6か月の訓練内容)
訓練をとおして目標としている人材像は・・・
- 荷役の運搬に関する業務ができる人材
- 測量や建設機械による整地、建物の解体といった業務ができる人材
専門用語の解説
- 測量とは
住宅や駐車場等の面積を測ったり、道路や溝を作る時の高低差を測ったりすること。建築物を建てるときに柱が曲がっていないか等を確認する時に必要な技術となる。 - バックホウとは
パワーショベルやユンボとも言われていることが多く、建設現場等でよく見かける機械のこと。作業装置の構造上、機械より下側の地面(道路や土砂)の掘削作業(掘って削る)等が得意である。 - ブルドーザとは
駐車場や運動場、農地等の造成で整地作業に使わる機械のこと。また、山を切り裂き、道路を作るといった大きく土を動かす作業で使用されることが多いため、街中ではあまり見かけない機械でもある。 - ホイルローダとは
大きな4輪のタイヤがあり、車両の前方にバケットと呼ばれる大きな作業装置が付いている機械のこと。土、砂、木材チップ、肥料等を一度に大量に積み込むことができる機械のため、砕石場やリサイクル工場及び発電施設といった場所で活躍している。 - フルハーネスとは
2m以上の床がない現場で高所作業する場合に身体に装着する安全器具のこと。万が一、墜落事故が起こっても地面に激突しないよう作業者を守ることを目的としている。
1か月ごとの訓練目標
1.「荷役運搬作業1(玉掛け・クレーン運転・高所作業車等)」
天井クレーンの基本的な運転法及び玉掛け作業(クレーン等に荷を掛け外しする作業)といった工場や倉庫内での運搬に関する技能及び関連知識を習得します。(左下写真)
また、高所での作業に必要なフルハーネスの取扱い方法及び高所作業車の運転に関する技能及び知識を習得します。(右下写真)
※荷役作業に関連する「クレーン運転の業務に係る特別教育」、「玉掛け技能講習」を実施します。
※「フルハーネス型墜落抑止用器具に係る特別教育」、「高所作業の運転業務に係る特別教育」を実施します。
2.「荷役運搬作業2(小型移動式クレーン運転・ガス溶接)」
荷役作業のための小型移動式クレーン運転に関する技能及び関連知識を習得します。(左下写真)
また、アタッチメント等の修理時に役立つガス溶接や切断作業に関する技能及び関連知識を習得します。(右下写真)
※小型移動式クレーンでの積込み作業に必要な「小型移動式クレーン運転技能講習」を実施します。
※鋼板切断に必要な「ガス溶接技能講習」を実施します。
3.「荷役運搬作業3(フォークリフト運転)」
荷役機械の運転及び荷の積み込み作業に関する技能及び関連知識を習得します。(左下写真:カウンターバランスフォークリフト、右下写真:リーチフォークリフト)
※工場内や倉庫並びに運輸業等で荷の積込み作業に必要な「フォークリフト運転技能講習」を実施します。
4.「車両系建設機械運転1(積込み・掘削等)」
建設機械の運転法や各種機械を用いた作業に関する技能及び関連知識を習得します。(左下写真:バックホウ、右下写真:ホイルローダ)
※土木施工作業等に必要な「車両系建設機械運転技能講習(整地運搬掘削用)」を実施します。
5.「車両系建設機械運転2(解体・整地・アーク溶接等)」
建設機械を用いた解体作業や施工に関する技能及び関連知識を習得します。(写真は、解体用つかみ機で対象物をつかむ実習の様子)
※「車両系建設機械運転技能講習(解体用)」、「ローラーの運転の業務に係る特別教育」、「アーク溶接等の業務に係る特別教育」を実施します。
6.「測量作業・CADによる図面作成」
測量機器の取扱いとデータ処理、JW-CADを活用した図面作成に関する技能及び知識を習得します。(左下写真:測量実習の様子、右下写真:図面作成)
コースの就職情報
訓練の受講で就職可能な主な仕事
- 土木建設業(解体業)で土地・河川の整地や家屋の取り壊し等を行う業務
[例]重機オペレータ、土木作業員、測量作業者 等
- ・製造業や運送業で運搬等を行う業務
[例]倉庫内入出荷作業者、荷役機械オペレータ 等
就職先での仕事例(求人票に記載されている職種等)
重機オペレータ、フォークリフト運転の仕事
重機オペレータは、土木作業員の業務の一つで、車両系建設機械(バックホウ、ブルドーザ、ホイルローダ等)を自在に操作しながら、整地や家屋の解体といった施工作業を行います。
また、土木作業に携わるためには、建設機械の運転に加え、測量や作業管理等の技術も必要とされる多面的に仕事を行います。
フォークリフト運転士は、工場や倉庫における資材の搬入や管理、物流現場(運輸業)における資材の積みおろしから運搬、据え付けといった業務を行います。
受講者の前職と修了後の就職(例)
修了者の主な就職先(一例)
- 株式会社西嶋建設
- 不二倉業株式会社
- ジャパンマリンユナイテッド株式会社
- 株式会社二友建設工業
賃金情報
16~20万円程度
コースの受講による資格情報
訓練修了時に取得できる資格
★資格取得のための筆記試験や実技試験があります。
車両系建設機械運転技能講習(整地運搬掘削用) (熊本労働局長登録教習機関第9号‐7登録有効期間満了日令和11年3月30日)
車両系建設機械とは、整地、運搬、積込及び掘削用の建設機械を指します。この資格を取ると、機体重量3トン以上の車両系建設機械を操作することができます。
車両系建設機械運転技能講習(解体用)(熊本労働局長登録教習機関第9号‐9登録有効期間満了日令和11年7月28日)
機体重量3トン以上の車両系建設機械(解体用)を操作・運転する作業に従事できる資格です。
フォークリフト運転技能講習 (熊本労働局長登録教習機関第9号-5登録有効期間満了日令和11年3月30日)
フォークリフトとは、車体前方のマストに取り付けたフォークやラム等の装置を上下させて荷物の積み下ろしや運搬する車両のことをいいます。(公道を走行する場合は道路交通法により大型特殊自動車等の運転免許が必要になります。)
労働安全衛生法により、最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転(道路走行を除く)は、この技能講習修了の資格がなければ運転の業務に従事することはできません。
小型移動式クレーン運転技能講習 (熊本労働局長登録教習機関第9号-4登録有効期間満了日令和11年3月30日)
小型移動式クレーンとは、走行とクレーン操作(動力で荷を吊り上げ、吊り荷を水平方向に運搬すること)が可能な建設機械のうち、吊り上げ荷重5トン未満のものを指します。修了すると、吊り上げ荷重5トン未満の移動式クレーンを操作・運転することができます。
玉掛け技能講習(熊本労働局長登録教習機関第9号-8登録有効期間満了日令和11年3月30日)
玉掛け作業とは、クレーン、移動式クレーン等を使用して荷を運搬する時に、ワイヤーロープ等のつり具を用いて行う荷かけや荷はずしの作業のことです。
つり上げ荷重が1トン以上のクレーン等を使用する場合の玉掛け作業は、労働安全衛生法第61条に基づく玉掛け技能講習を修了したものでなければなりません。
ガス溶接技能講習(熊本労働局長登録教習機関第9号-1登録有効期間満了日令和11年3月30日)
ガス溶接は、可燃性ガス及び酸素を使用する金属の溶接(金属をくっつける)や溶断(金属を切る)といった加熱の業務に携わる際に必要な資格です。
クレーン運転の業務に係る特別教育
クレーンとは、動力で荷を吊り上げ、吊り荷を水平方向に運搬する(人力、動力どちらでも可)ことが可能な機械装置を指します。特別教育を修了すると、吊り上げ荷重5トン未満のクレーンの操作ができます。
高所作業車の運転の業務にかかる特別教育
作業床の高さが10メートル未満の高所作業車の運転(道路上を走行させる運転を除く)に従事できる資格です。
フルハーネス型墜落制止用器具にかかる特別教育
高所作業で墜落事故防止のための器具を安全に使用するための資格です。
アーク溶接等の業務にかかる特別教育
被覆アーク溶接、炭酸ガスアーク溶接、TIG溶接といった電気を使った溶接業務に従事できます。
ローラーの運転の業務にかかる特別教育
ローラー(締固め機械)の運転(道路上を走行させる運転を除く)に従事できる資格です。
任意に取得する資格
訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。合格できる技能レベルへの到達を目標に訓練を実施しています。
(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせください。)
大型特殊自動車第1種運転免許