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住宅リフォーム技術科のご案内

6ヶ月訓練と7ヶ月訓練( 導入講習付き )があります。
住宅リフォーム技術科

 

紹介動画

住宅リフォーム技術科 紹介動画 (111.76 MB)

目次

1. 訓練の概要(訓練により習得できる技能)

訓練では、木造の新築住宅に関する基本的な知識、構造・法規等を理解し、実際に模擬家屋を建て、その施工や納まり等を理解し、技能・技術を習得していきます。

訓練全体(6ヶ月間)の仕上がり像(訓練目標)

柱や梁などの建物の構造、建築図面の読み方、建物を建てる際のルール等を理解し、確認申請業務ができる程度の知識を習得します。
実技ではカンナやノミなどの昔ながらの大工道具の使い方と、現在主流となっている電動工具の安全な使い方を習得し、木材の加工方法や建物の構造、内外装の施工方法を学びながら、施工図面に合わせた模擬家屋を建てます。また家屋の完成後、和室から洋室への改装(リフォーム)をし、リフォームに必要な知識と施工の手法を習得します。
当科ではこれらの内容と実習を通して、木造住宅建築のための一連の流れを理解し、大工、現場管理、設計業務等に就職できるための知識・技能を総合的に学びます。

  1. 木造住宅の改修に必要な構造、法規、各種申請について理解し、図面作成ができる。
  2. 木造住宅の構造部材、内装に関する施工(断熱施工を含まない)及び内装改修ができる。

【訓練内容】

1ヶ月ごとの訓練によって習得する具体的な内容を以下に整理しました。一つの目安として参考にしてください。

1ヶ月ごとの訓練到達目標

「住宅構造と関連法規」

建物の概論や基本的構造や種別、製図を通して建築図面について学びます。また、建築の基本的な法令等も学びます。

住宅構造と関連法規

「情報活用(住宅)と建築CAD」

パソコンによる報告書や見積書の作成、また建築製図とCAD(Jw_cad)による建築図面(平面図、立面図、断面図等)の描き方を学びます。

情報活用(住宅)と建築CAD

「木造住宅の耐震診断と3次元シミュレーション」

木造住宅の耐震補強の提案が行えるための一般診断法を習得します。また、3次元住宅デザインソフト(マイホームデザイナー)を使用し、住宅のモデリング作成・プレゼンテーション資料の作成法を習得します。

木造住宅の耐震診断と3次元シミュレーション

「大工道具・電動工具の使用法」

木造工事に関する大工道具、電動工具の使用法を学びます。

大工道具・電動工具の使用法

「構造部材加工組立」

構造部材(土台、柱、梁等)の加工組立に必要な技能及び関連知識を学びます。
模擬家屋の組立て作業を通して、木造住宅の軸組(骨組み)を理解し、建築図面の読み方、製図規則の知識の習得をします。

構造部材加工組立

「内部造作及びリフォーム施工」

模擬家屋の骨組みに対する床、壁などの下地施工方法、造作材(敷居、鴨居等)の加工、取り付け方法、内装仕上材(フローリング、ビニル、クロス等)の施工実習及び改修方法の習得をします。

内部造作及びリフォーム施工

2. 募集日程

6ヶ月訓練

 
入所月
4月
7月
10月
R6年1月
R6年4月(※次年度)
訓練期間
4月4日(火)
~ 
9月28日(木)
7月3日(月)
~ 
12月27日(水)
10月4日(水)
~ 
R6年3月29日(金)
R6年1月4日(木)
~ 
R6年6月28日(金)
R6年4月2日(火)

R6年9月30日(月)(※予定)
募集期間
1月27日(金)
~ 
3月2日(木)
4月27日(木)
~ 
6月1日(木)
7月27日(木)
~ 
8月31日(木)
10月26日(木)
~ 
11月22日(水)
R6年1月25日(木)

R6年2月22日(木)
選考日
(筆記・面接)
3月10日(金)
6月9日(金)
9月8日(金)
12月1日(金)
R6年3月1日(金)(※予定)

7ヶ月訓練(導入講習付き)

入所月
6月
9月
R6年3月
訓練期間
 6月1日(木)
~ 
  11月28日(火) 
9月4日(月)
~ 
 R6年3月29日(金)
R6年3月4日(月)
~ 
R6年9月30日(月)(※予定)
募集期間
3月30日(木)
~ 
4月27日(木)
6月29日(木)
~ 
7月27日(木)
R6年1月4日(木)
~ 
R6年1月25日(木)
選考日
(筆記・面接)
5月12日(金)
8月4日(金)
R6年2月2日(金)
 

【導入講習とは】
個人・グループワークをとおして企業が求める能力を理解し、コミュニケーション能力・ビジネスマナー・アサーション・パソコンの基礎(文書作成)等について学習し、仕事と自分のマッチングを高めることを目指す1ヶ月間の講習です。
この講習を受講後、6ヶ月間の一般コースを受講いただくことになります。

3. 受講条件

過去の実務経験

特に必要ありません。

事前に習得していることが望ましいスキル 

  • パソコンの授業が設定されていますが限られた時間しかありませんので、操作が不安な方は事前に練習(文字が打てる程度まで)しておくことをお勧めします。
  • 新しい技術や知識に対応できる柔軟性や旺盛なチャレンジ精神が望まれます。

各訓練コース共通条件

  • 再就職を強く望んでいる方であって、職業訓練を受講することに強い意欲を有している方。
  • 訓練コースの内容を理解し、就職を希望する職務と入所希望訓練科との整合性がある方。
  • 訓練の安全確保及び訓練に支障を来さないような健康状態である方。
  • 訓練を受講する上で必要な、集合訓練における協調性のある方。
  • 受講希望者が多くて定員を超えた場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。

4. 受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種

訓練を受講すると、未経験の方でも下記のような関連する職種に就職される方がいます。

前職       修了後の職種
接客業 →    木工職
営業  →    特別注文家具製造
事務  →    建築資材営業事務

5. 訓練に関する主な職種と仕事内容

一般的な職種名

建築大工・建築設計技術者・内装仕上工・木製家具製造工

建築大工の仕事

気温や湿度の変化が大きい日本の気候風土に最も適している伝統的な建物が木造住宅です。そのほとんどは、骨組みに木材の柱を組合せる在来軸組工法で建てられています。一般的に、建築現場で建築大工が大きな木材を刻んで切る作業は少なく、あらかじめ工場で寸法に合わせて加工した建築資材を持ち込み、建築大工は、それを組立てるプレカット手法が用いられています。
建築大工は、建築現場での建築資材の構造組みと建物内部における下地や仕上げなどの造作加工をします。作業は、電動工具により効率化が進んでいますが、現場で使うことが多い、のこぎり、のみ、かんななどの基本的な道具を使いこなす技能が必要です。また、使用する資材も木材が中心ですが、プラスチック、金属などの建材に合せた接着剤や接合するための金物などが多く使われ、建築大工には幅広い知識が求められます。
さらに経験を積み棟梁になると、建築現場でのとび工や左官、建築塗装工などのほかの作業者との連絡調整や工事管理なども行います。また、工務店の店主を兼ねる場合は、建築計画、設計、費用の見積り、工期の設定、資材や作業者の手配なども行います。

建築設計技術者の仕事

建築設計技術者は、建築物の設計図面を引く設計と、建築現場での作業員の指揮・監督する施工に分かれます。主に、建設会社の設計部門や設計事務所などで働いており、建築設計の依頼を受けるとその規模や用途、予算などの条件に従って基本設計し、設計平面図や模型などつくり、完成後の建物の姿を明らかにします。次にインテリアや材質といった、細かい部分を決める実施設計をします。平面図、立面図、断面図など実際に建築するために、構造や設備の設計をして、必要な設計図を作成し、工事費用を割り出します。決められた予算内で、いかに依頼主の要望に合った建物にできるか、最も知識・技術が求められます。

内装仕上工の仕事

新築や、改装・改築などのリニューアル工事の際に、建物の天井や壁、床など、建物内部の装飾を行い、快適で美しい生活空間を創り出すのが、内装仕上工の仕事です。多くの場合、内装仕上工は内装工事を専門に行う会社に所属し、2~3人のチームを組んで作業にあたります。
「壁装」と呼ばれる壁の内装工事は、天井や壁の下地にビニールや布、紙などでできた壁紙を貼っていくものです。長さや幅の違う下地に、壁紙の幅を計算して、バランスよくきれいに仕上がるよう、正確に割付を行います。装飾として美しく仕上げるために、壁紙のつなぎ目などに微妙な精度が要求されます。特に柄のある壁紙の場合には、隣り合った壁紙の柄をぴたりと合わせる高度な技術が必要です。こうした技術は作業を行いながら、先輩のアドバイスを受けて、身につけていきます。
床の仕上げ工事では、タイル状・シート状の材料の寸法を考え、バランスよく仕事をしていきます。設備などの形に合わせ、カッターで材料を加工する技術が重要で、特に端の処理は、部屋全体の仕上がりの印象まで左右します。また、素材によっては、気温や湿度などによって伸び縮みするため、素材の特性や使う場所に合わせた、適切な施工を行う知識と技術も必要とされます。
この他にも次々に開発されるため、絶えず勉強が必要です。

木製家具製造工

いす、机、タンス、ベッドなど木製家具を設計図に基づいて作るのが、木製家具製造工です。木製家具製造工は、大きく分けて加工作業と組立作業をします。
木製家具製造工は、まず、木工機械を使い、木材を家具の部品に加工する作業をします。木工機械を操作して、木材を決められた寸法に切断したり、穴をあけたり溝を切ったり、磨きをかけたりします。木工機械の中には、コンピュータによって、複雑な表面加工などを短時間にこなすものもあります。
そして、加工作業で作られた各部品を、接着剤や木ネジなどで組立てる作業をします。部品の接合部分を修正する場合などは手作業を行い、美しく仕上げます。
注文家具の製造では、加工から組立て、仕上げまで一品一品手作りします。
熟練した技術を身に付けるには、10年以上の経験が必要です。

こんな人に向いている

主に事務所でのCAD製図や書類作成等の仕事の場合は、正確さ、速さ、注意力、忍耐力、几帳面さなどが求められます。工場、現場等での作業の場合は、協調性、正確さ、忍耐力、几帳面さなどが求められます。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 建築設計技術者
  • 大工
  • リフォームに関する職種 等

求人票に記載されている職種名

建築施工管理技術者、2級又は1級建築技術者、住宅メンテナンス・リフォーム管理設計補助及び一般事務、木工作業員、木工機械工、家具製造、製材工

就職後の仕事例(求人票より)

  • 現場監督、施工管理、書類作成・CAD製図
  • 住宅建築に関する簡単なCADによる操作
  • 木工機械を使って建築部材の切断・削り・接着
  • 木製家具の製造
  • メンテナンス及びリフォーム現場管理・清掃

6. 就職率

83.9%(令和3年度実績)

7. 修了生の主な就職先

8. 訓練で習得した職業能力の就職先での活用

住宅を請け負っている建設会社において、木造住宅業界の動向は新築よりもむしろリフォームが主流になりつつあります。各企業もリフォーム部門の創設などを積極的に行い、リフォーム技術者の育成に取り組んでいるところです。そのためそれらに応えられる知識と技能を訓練をとおして習得し、就職先企業でそれらの知識や技能を生かして活躍できることが期待されます。

9. 訓練修了時に取得できる資格

訓練の修了時に取得できる資格はありませんが、「10. 任意に取得できる資格」は訓練内容を十分理解していれば取得可能な資格となっておりますので、参考にして下さい。

10. 任意に取得できる資格

訓練期間中に皆さんが習得した技能を生かして任意に受験して取得できる資格です。合格できる技能レベルへの到達は訓練中に十分可能ですので、受験手続きの説明はご相談下さい。(但し、合格を保証するものではありません。詳細は、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

技能検定 建築大工3級(中央職業能力開発協会)

技能検定は、職業能力開発促進法に基づいて、技能者の持っている技能の程度を一定の基準により検定し、公証する国家検定制度です。その中で建築大工(大工工事作業)3級試験は材料に直接墨付けした後、桁、はり、つか、むな桁及びたる木の加工組立を行い、切り妻小屋組の一部を製作する作業試験を行います。試験時間は3時間です。
技能検定に合格した者には、特級・1級及び単一等級は厚生労働大臣、2級及び3級は各都道府県知事から合格証書、技能士章が交付され、職業能力開発促進法に基づいて技能士と称することができます。

(中央職業能力開発協会)

11. 就職後のスキルアップ

就職後は、 当センターで実施している短期間の能力開発セミナー (有料)の受講や、実務経験を生かして、関連ある国家資格等の取得に挑戦することが可能です。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っていますので、お気軽にご相談ください。

求職者向け職業訓練のご案内

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