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設備技術科(訓練期間6ヶ月)のご案内

人にしかできない。『ビルの裏側を支える仕事』

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

工場・住宅に施設されている設備への基本的な施工について、またその保守と故障個所の発見と対処の方法について学びます。

ビルの空調・給排水衛生設備の保守管理技術及びPCによるデータ作成、電気設備とシーケンスについて、ボイラーの取扱い技術、空調設備の保守管理技術などの技能や工場内に多く存在する油圧・空気圧回路の基礎的な知識と保全を身に付けるとともに、企業から求められている専門知識及び技術・技能が習得できます。

訓練全体(6ヶ月間)の仕上がり像(訓練目標)

  • 工場等生産現場の設備に係る機械のメンテナンスができる。
  • 建築物の給排水衛生設備及び空調設備の設備施工・メンテナンスができる。
訓練課題例
訓練課題例

総訓練時間

  • 658時間

訓練到達目標

1.電気回路・シーケンス制御

電気配線工事に関する技能及び関連知識とシーケンス図の見方・書き方、シーケンス基本回路の製作について習得します。

電気回路・シーケンス制御01
電気回路・シーケンス制御02

2.油空圧装置保全

油空圧装置の保全技術について学びます。

油圧機器、油圧回路、油圧装置の保全、空圧機器、空圧回路、空圧装置の保全について習得します。

油空圧装置保全01
油空圧装置保全02

3.ボイラー設備・保全

ボイラーの構造、取扱いについての知識技能、ボイラーに係る法令及び取扱い並びに故障診断の対策に関する知識技能を習得します。

ボイラー設備・保全0
ボイラー設備・保全02

4.給排水衛生設備工事

給排水設備(水回り)の施工及びメンテナンスの知識・技能と施工に要する部材の積算について習得します。

給排水衛生設備工事01
給排水衛生設備工事02

5.建築設備CAD

建築配管の図面をとおしてCADによる設備図面の作成の技能も習得します。

設備CAD01
設備CAD02

6.空調設備工事

ビル空調設備の保守管理と故障診断に関する技能及び関連知識、家庭用エアコンの施工を習得します。(空調設備概論と空気線図、冷凍理論と冷凍機の取扱い、モリエル線図、ガスチャージなど)

空調設備工事01
空調設備工事02

受講要件

過去の設備関連の経験

  • 特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

  • カリキュラムに設備CADが盛り込まれていますが、事前にCADについての知識や操作について知っておく必要はありません。

    パソコンの起動・終了の方法と簡単なファイルの管理法について練習をしておくと訓練をスムーズに受講することができます。

    他のカリキュラムについては特に必要ありません。

各訓練科共通要件

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)

※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。

受講料

無料です。ただし、教科書代(約8,000円)については、実費負担となります。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

配管設備関連業務が未経験の方でも、下記のような設備技術と関連する職種に就職されています。
(ただし、必ずしも下記のとおり就職できるとは限りませんので、ご了承願います。)

(前職)       (修了後の職種)
・フリーター   →  電気工事作業員
・製造業作業員  →  施設設備の管理員
・事務員     →  設備保全員

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

設備管理技術者

設備管理技術者の仕事

■様々な工場とビルに敷設されている電気、空調、給排水、ボイラー、油空圧回路などの設備を、調整したり管理するのが設備管理技術者です。

■一般的に、大型設備に常駐して設備管理をするかビルを巡回訪問して設備管理をする技術者と、工場内に常駐して設備管理する技術者に分かれます。

■設備管理をする技術者は、担当エリアを持ち保守や点検をします。

■中央管理室における配電盤や防災・監視設備等へ目を配り、また定期的に現場を巡回して運転状況を観測し記録したり、機器の保守や点検をします。

■点検は、空調設備・ボイラー設備や給排水設備などが正常に作動しているか、先ずは五感を使って次に検査機器を使用して確認します。

■設備に異常が認められたり、設備の故障・停止などの緊急の場合、自らが補修をする場合と、専門業者に的確に故障内容を連絡して連携して設備の復旧に務める場合とがあります。

■設備管理にはさまざまな資格が必要になるほか、設備規模の大きさに応じて級別と種別とで区分されます。

■主な資格として「ボイラー技士」「電気工事士」「冷凍機械責任者」「マンション管理士」「ビル管理士」「電気主任技術者(電験)」等が必要です。

■工場内での設備の稼働は、信頼される保安・保全要員がいることにより初めて可能になるものであり、その責任は重要です。

■またビルにおいても、近年は設備が大型化して人々が集まる施設の中央管理室は、防災センターとしての役割も大きくなります。

■設備管理技術者は、日々設備に異常が起きないように神経を集中させ、故障の際には迅速な対応ができるようにして、人々の安全と快適な環境を守ります。

職種との相性(こんな方に向いている。)

機械設備に興味を持っている方(エンジニア志向)。
高齢まで長く勤務したい方。

※ 最近はサービス業としての接遇・コミュニケーションの能力を要求する企業が多くなっています。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 施設及び設備の管理・保全業務
  • 設備関係の施工及び据付業務
  • CADにおける設備図面の作成業務
  • 設備機器や材料の販売業務

求人票に記載されている職種名

施設監理員、設備保全員、配管工

就職後の仕事例(求人票より)

  • 設備管理業務(施設内の点検、設備機器のメンテナンスなど)
  • 配管作業員(水道配管、衛生配管設備工事、浄化槽設置工事など)
  • 消火設備点検業務(消火設備の法定点検など)

就職率

87.7%(令和3年度)
84.9%(令和2年度)

修了生の主な就職先

  • 大岩電工株式会社 (電気工事士)
  • フジセツ株式会社 (施設及び設備管理員)
  • 株式会社千代田 (施設及び設備管理員)
  • 大分ビル管理株式会社 (施設及び設備管理員)

賃金情報

修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績

  • 平均15万円から25万円

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

設備には電気・配管・空調等、多くの種類がありますが、訓練によって各分野の基礎的知識の習得と基本的な作業の流れ、機器の操作手順や点検の方法等を習得しますので、仕事に就いた後もスムーズに内容を掴んでいくことができます。

就職先の仕事内容によって活かせる内容は異なってきますが、設備関連の会社に就職される際は、多くの内容で活かせると考えられます。

訓練終了時に取得できる資格

ガス溶接技能講習修了証(大分労働局長登録教習機関 第19号・登録有効期間満了日 令和6年3月30日)

ガス溶接等の業務は、労働安全衛生法第61条によって下記の者でなければ就業してはならないこととされております。

当センターは、2)の都道府県労働局長の登録を受けた教習機関となっており、訓練修了者に対してガス溶接技能講習修了証(大分労働局長登録教習機関第19号・登録有効期間満了日 令和6年3月30日)が当センター所長名で交付されます。
1) ガス溶接作業主任者免許の所持者(都道府県労働局長が交付)
2) ガス溶接技能講習修了証の所持者(都道府県労働局長の登録を受けた教習機関が交付)
3) 上記に該当し満18歳以上の者

任意に取得できる資格

二級ボイラー技士

病院、学校、工場、ビル、船舶、機関車、銭湯、地域熱供給などの様々な場所で、資格の必要なボイラーを取り扱い、点検、安全管理を行う技術者。

二級ボイラー技士 - 伝熱面積の合計が25㎡未満のボイラー取扱作業主任者となることができます。

第二種電気工事士

住宅など低圧(交流600V以下)で電気を受電する建物の電気工事が行えます。

第三種冷凍機械責任者

主に小型冷凍空調機器を備えている施設、冷凍倉庫、冷凍冷蔵工場等において、製造(冷凍)に係る保安の実務を含む統括的な業務を行う方に必要な資格で、1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設に関する保安に携わることができます。

乙種第四類危険物取扱者

危険物の取り扱いと定期点検を行うことができます。

危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦するなど、さらにスキルを向上させることができます。

当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。

お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

ポリテクセンター大分 【訓練課 受講者係】

TEL

097-529-8615

FAX

097-522-0170

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