本文です
トップへ戻る
グローバルメニューへ

求職者の方へ

ビル管理技術科のご案内

人にしかできない。「ビルの裏側を支える仕事」

6か月コースと7か月コース(ビジネススキル講習付きコース)があります。

空調設備の訓練イメージ
ボイラー設備保全・管理の訓練イメージ

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

 ビルの環境を保つための、設備の点検・保守が設備員と呼ばれる仕事であり、そのために様々な知識を持っていることが求められます。ビル管理技術科では電気全般、ポンプや送風機などの制御、そして生活のための給排水設備、快適な室内環境を保つ空気調和設備の点検・調整、熱源設備としてボイラーに関する内容を主に学びます。また、設備の異常に関する初期対応に臨めるような基本的な施工も行います。
 ボイラーはビル、病院、工場などの熱源として広く利用されており、ここでは知識だけではなく運転操作、空調への蒸気の利用などの訓練を実際に行います。さらに空調の状態を測定する室内空気環境測定と、総合的な管理をするビル管理システムについても実際に作業を行います。訓練では全体的に、ビルの現場で使われているものと同様の機器を操作できるようにしています。また、近年ではデジタル化が進んでいるためIoTなどの新しい機器を利用した訓練も取り入れています。

訓練全体(6か月間)の仕上がり像(訓練目標)

  • ビル等の建築物の電気設備メンテナンスができる。
  • ビル等の建築物の空調設備・給排水衛星設備のメンテナンスができる。

カリキュラム内容(ひと月ごと)

空調設備保全管理(5月、11月)

・ 情報活用
・ 冷凍法
・ 空気調和設備
・ エアコン据付

空調設備保全管理

給排水衛生設備管理(6月、12月)

・ 上下水道
・ 給排水設備
・ 衛生設備

給排水衛生設備管理

IoT機器を用いたビル設備点検(7月、1月)

・ IoT機器を活用した点検
・ 遠隔監視による日常点検
・ ビル管理システム(中央監視装置)

IoT機器を用いたビル設備点検

電気配線工事(8月、2月)

・ 電気回路の基本  ・ 金属管配線
・ 電線接続     ・ 法規
・ ケーブル配線   ・ 電気測定

電気配線工事

ボイラー設備(9月、3月)

・ ボイラーの構造/取扱
・ 燃焼装置と燃料
・ ボイラーを用いた各種運転実習

ボイラー設備

電気設備保全管理(10月、4月)

・ シーケンス制御
・ 高圧受変電設備

電気設備保全管理

募集日程等

6か月コース

入所月  定員  募集期間  選考日  訓練期間 
8月 15名 5月27日(月)

6月28日(金)
7月10日(水)  8月1日(木)

令和7年
1月31日(金) 
11月 15名 8月28日(水)

10月1日(火) 
10月11日(金)  11月1日(金)

令和7年
4月28日(月) 
2月 15名  11月25日(月)

12月26日(木)
令和 7年
1月15日(水)
令和7年
2月4日(火)

7月30日(水) 

※ 8月入所及び2月入所の定員につきましては、ビジネススキル講習(7月入所又は1月入所)の入所者数により、変更となる場合があります。

7か月コース(ビジネススキル講習付きコース)

入所月  定員  募集期間  選考日 訓練期間 
7月 5月1日(水)

6月4日(火)
6月14日(金)  7月4日(木)

令和7年
1月31日(金)
 1月 10月28日(月)

11月29日(金)
 12月11日(水) 令和7年
 1月7日(火)

7月30日(水)
 

※ 7か月コースの各入所月定員は、3DCAD活用科及び建築CAD・リフォーム技術科と合わせて最大15名です。

  • ビジネススキル講習とは

    コミュニケーションスキルやパソコンの基本操作(Word、Excel)、ビジネスマナー等の習得を目指します。将来の働き方(キャリア・ビジョン、キャリア・デザイン)について考えるとともに、働くために必要なスキルを身につける講習です。
    講習期間は入所から約1か月間で、その後、実践的な訓練を6か月間行います。

受講要件

過去の機械関連の経験

  • 特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

  • パソコンの起動・終了の方法と簡単なファイルの管理法について練習をしておくと訓練をスムーズに受講することができます。 他のカリキュラムについては特に必要ありません。

各訓練科共通要件

  • 受講を希望するコースに関する職種への就職を希望しており、就職意欲の高いこと
  • 訓練を受講することに熱意があり、他の受講者と協調性をもって受講できること
  • 受講・修了することに支障がないこと(健康状態・安全面・受講態度など)

※ 受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。

受講料

無料
※ テキスト代等(約13,000円)については、実費負担となります。

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

目指す仕事

  • ビルや建物内にある、人の生活に必要な設備(電気・空調・ボイラー・給排水など)を点検、メンテナンスする仕事
受講前の職種 受講後の職種
自動車部品塗装(生産管理) 設備管理員
陸運業(集配員) 設備工事・管理
建設業(サービス) 設備工事
アミューズメント業(動物飼育員) 空調機器整備員
 

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

  • 設備管理技術者

設備管理技術者の仕事

  • 様々な工場とビルに敷設されている電気、空調、給排水、ボイラーなどの設備を、運転・調整するのが設備管理技術者です。
    一般的に、大型施設に常駐するかビルを巡回訪問する技術者に分かれ、それぞれ担当エリアを持ち保守や点検をします。
  • 設備管理技術者は、担当エリアを持ち保守や点検をします。中央管理室における配電盤や防災・監視設備等へ目を配り、また定期的に現場を巡回して運転状況を観測し記録したり、機器の保守や点検をします。
    点検は、空調設備・ボイラー設備や給排水設備などが正常に作動しているか、まずは五感による点検と検査機器を使用して確認します。
    設備に異常が認められたり、設備の故障・停止などの緊急の場合、自らが補修をする場合と、専門業者に的確に故障内容を連絡して連携して設備の復旧に務める場合とがあります。
  • 設備管理にはさまざまな資格が必要になるほか、設備規模の大きさに応じて級別と種別とで区分されます。
    主な資格として「ボイラー技士」「電気工事士」「冷凍機械責任者」「ビル管理士」「電気主任技術者(電験)」等が必要です。
  • 近年は設備が大型化して人々が集まる施設の中央管理室は、防災センターとしての役割も大きくなります。
  • 設備管理技術者は、日々設備に異常が起きないように注意をし、故障の際には迅速な対応ができるようにして、人々の安全と快適な環境を守ります。

職種との相性(こんな方に向いている。)

機械設備に興味を持っている方(エンジニア志向)。高齢まで長く勤務したい方。
性別は全く問いません。

※ サービス業としてのコミュニケーションの能力が重要となります。

訓練により就職可能な主な仕事

  • 施設及び設備の管理・保全業務
  • 設備関係の施工及び据付業務
  • 設備機器や材料の販売業務

求人票に記載されている職種名

施設監理員、設備保全員、配管工

就職後の仕事例(求人票より)

  • 設備管理業務(施設内の点検、設備機器のメンテナンスなど)
  • 配管作業員(水道配管、衛生配管設備工事、浄化槽設置工事など)
  • 消火設備点検業務(消火設備の法定点検など)
  • 建築物の施工作業

就職率 (※参考 設備技術科)

  • 88.4%(令和5年度)
  • 92.5%(令和4年度)

賃金情報

修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績

  • 平均15万円から25万円

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

設備には電気・配管・空調等、多くの種類がありますが、訓練によって各分野の基礎的知識の習得と基本的な作業の流れ、機器の操作手順や点検の方法等を習得しますので、仕事に就いた後もスムーズに内容を掴んでいくことができます。
就職先の仕事内容によって活かせる内容は異なってきますが、設備関連の会社に就職される際は、多くの内容で活かせると考えられます。

訓練終了時に取得できる資格

ガス溶接技能講習

ガス溶接等の業務は、労働安全衛生法第61条により就業者が限定されています。
当センターは都道府県労働局長の登録を受けた教習機関であり、訓練修了者に対してガス溶接技能講習修了証(大分労働局長登録教習機関大分10-01・登録有効期間満了日 令和11年3月30日)が当センター所長名で交付されます。

目指せる資格(任意に取得できる資格)

2級ボイラー技士

病院、学校、工場、ビル、船舶、機関車、銭湯、地域熱供給などの様々な場所で、資格の必要なボイラーを取り扱い、点検、安全管理を行う技術者。
2級ボイラー技士 - 伝熱面積の合計が25㎡未満のボイラー取扱作業主任者となることができます。

第二種電気工事士

住宅など低圧(交流600V以下)で電気を受電する建物の電気工事が行えます。

危険物取扱者

危険物の取り扱いと定期点検を行うことができます。
危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦するなど、さらにスキルを向上させることができます。

当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っていますのでお気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

ポリテクセンター大分 【訓練課 受講者係】

TEL

097-529-8615

FAX

097-522-0170

ページの先頭へ
グローバルメニューへ戻る
本文へ戻る