生産機械技術科 修了生の活躍事例 大道 一生さん

日東精工株式会社 ファスナー事業本部
京都職業能力開発短期大学校 専門課程
生産技術科 2023年度 修了

事業主推薦制度を活用


京都職業能力開発短期大学校で学んだことを活かし、
将来は設計も加工もできる技術者として活躍したいです。

本校に入学したきっかけ

私はものづくりが好きで工業高校に通っており、高校卒業後は地元での就職を考えて日東精工株式会社に入社しましたが、日東精工株式会社ではこの制度を利用して京都職業能力開発短期大学校で学ぶこことができることを高校の先生から聞き、高校在学中から知っていました。

学んだこと

京都職業能力開発短期大学校では、加工に関する授業や高校生の時には学ばなかった設計に関する授業を受けたり、製図に関するテーマの総合制作実習に取り組んだおかげでさらに知識や技術、技能を身につけることができ、今後に生かすことができると考えています。
現在は先輩が設計した製品の図を描く製図に携わっていますが、京都職業能力開発短期大学校で学んだことを生かして、経験を積み重ね、一人前の技術者になりたいと思っています。

就職先企業での活躍

ファスナー事業部の設計の部署に所属し、京都職業能力開発短期大学校で身につけた技術や技能を活かし業務に当たっています。

上司からの声

日東精工株式会社 人事課 白波瀬 さま

弊社では人材育成にも力を入れており、その一つとして2022年から「日東精工次世代若手技術者養成プログラム」に取組んでいます。
このプログラムは、知識を高めたいという意欲を持っていても進学をあきらめざるを得ない高校生に学ぶ機会を提供することや、若手技術者の育成、地域産業への貢献を目的に新入社員から1名を選抜し、学費免除、給与支給のうえで京都職業能力開発短期大学校に2年間通学させるというもので、高校生を対象とした会社案内でも紹介するなど、この制度を利用した採用に取組んでいます。
「実際に加工できる設計かどうか」が製品開発において重要であり、加工に関する知識があり、加工ができる設計技術者は大変重宝していますが、多くはいません。そのため、加工ができる設計技術者を育成して欲しいと思い送り出しました。
京都職業能力開発短期大学校での豊富な実習を通して高校で習得した加工の技能・技術をさらに高めるとともに、設計に関する知識や、技能・技術を身につけたと思いますので、加工もできて、設計もできる技術者のパイオニア的な存在の一人となってくれることを期待しています。

日東精工株式会社(京都府綾部市)

日東精工株式会社はねじなどのファスナー事業、ねじ締め機などの産機事業、計測検査機器などの制御事業、医療機器などのメディカル事業の4つの事業を柱とし、海外9か国と日本に35のグループ会社を持ち、「世界中で認められ、求められる『モノづくりソリューショングループ』を目指す」という長期ビジョンのもとものづくりに取り組む企業。
売上の7割を占めるファスナー事業で手掛けてきた製品種類は9万種類を超え、そのほとんどの製品がオーダーメイド品として開発、製造されている。製品は自動車業界・カメラ業界・携帯電話業界・家電業界・ゲーム機業界・医療業界・住宅業界など幅広い業界で使用されており、特に自動車業界では大きな実績を持つ。