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機械加工技術科(企業実習付コース)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

ポリテクセンターで、JIS機械製図・2次元CADの知識・技能、普通旋盤、フライス盤、NC旋盤等の操作及び関連知識を習得します。
「企業実習」においては、約1ヶ月製造業の現場における各種の知識を理解し、応用的な知識・技能の習得を目指します。
CAD・NC科との大きな違いは以下の2点です。

  • 企業実習がある
  • 工作機械の基本である普通旋盤、フライス盤の訓練が長いので、機械の操作方法だけでなく作業の段取りや測定方法をより深く習得できる

導入訓練(1ヶ月間)の内容

6ケ月の本訓練の前に行う基礎的な導入訓練で、「チームで働く力」「考え行動する力」の複数の内容を組み合わせるとともに、訓練として「ITリテラシー能力」「専門基礎能力」を習得することにより、社会人として必要な心構えを身に着け、スムーズに6カ月訓練(本訓練)への移行が可能となります。

訓練全体(6ヶ月間)の目標人材像(訓練目標)

  1. 普通旋盤、NC旋盤、フライス盤による機械加工及び機械工作ができる

(下記写真の訓練課題例参照)

訓練課題例

訓練課題例フライス盤

訓練課題例1

訓練課題例旋盤

訓練課題例2

総訓練時間

  • 670時間

訓練到達目標

1.「製図基本作業・2次元CAD作業」

図面を理解して読むことができなければ、NC工作機械や汎用工作機械を使うことができても機械加工の仕事はできません。
図面を読むことができるように、機械製図基本および2次元CADに関する技能及び関連知識を習得します。

機械製図基本作業

製図基本作業

2.「フライス盤作業」

フライス盤には立形フライス盤と横形フライス盤がありますが、訓練では汎用性の高い立形フライス盤を使用します。
フライス盤は機械のフレームやケースなどブロック形状の製品の作成などに使用されています。
フライス盤の正しい操作、各切削加工(六面体加工・段付き・勾配削りを含む、はめ合わせ)の技能を習得します。

フライス盤作業実習

フライス盤作業

3.「普通旋盤作業」

旋盤では回転軸などの円筒形状のものを作成します。精度よく、かつ手早く製品を作れるよう、繰り返し練習をします。
普通旋盤は試作品の作成、少量生産の製品の作成、社内の機械のメンテナンス用部品の作成などに使用されています。
普通旋盤の正しい操作、各切削加工(内外径・テーパ・ねじ切り当含む、はめ合わせ)の技能を習得します。

普通旋盤作業実習

普通旋盤作業

4.「NC旋盤作業」

NC旋盤用のプログラムを作成し、段取りを行い、実際に加工する一連の流れを実習により習得します。

NC旋盤作業実習

NC旋盤作業

5.「企業実習」

企業の工場内で訓練を行い、身につけた技能を実際の現場で体験し、実践力を身につけます。
現場の経験ができるので、訓練だけでは得られない経験ができます。
訓練で基礎技術を身につけ、企業実習で現場の経験を積めば、就職活動で大きなアピールになります。

6.「フォローアップ訓練」

企業実習を受けた中で、不足であった技能・技術、関連知識を習得するためのフォローを実施します。

企業実習後のフォローアップ訓練

フォローアップ訓練

受講要件

「企業実習付コース」は概ね55歳未満の方向けのコースです。

概ね55歳未満の方で就職経験の少ない方、高校や大学を卒業して就職後すぐに離職した方、現在アルバイトなどに就いていて、正社員を希望する方、新たに技能・技術を習得して再就職を希望する方、機械加工について勉強するのが初めてという方に特におすすめのコースです。
※本コースはジョブカード制度の対象コースとなります。

過去の経験

  • 基礎から訓練を行うので、受講にあたっての機械加工の経験は必要ありません。

事前に習得していることが望ましいスキル

  • NC旋盤のプログラム作成等でパソコンを使用するので、パソコンを使用したことがある方(パソコンの起動・終了、ファイルやフォルダの移動・コピーといった操作)は、さらに訓練効果が期待できます。

各訓練科共通要件

  • 再就職を強く望んでいる者であって、職業訓練を受講することに強い意欲を有している方
  • 離職者訓練コースの内容を理解し、就職を希望する職務と入所希望訓練科との整合性がある方
  • 職業訓練の安全確保及び訓練に支障を来さないような健康状態である方
  • 職業訓練を受講する上で必要な、集合訓練における協調性のある方

※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。

受講料

無料です。ただし、教科書代については、実費負担となります。
作業服、安全帽、安全靴、保護メガネも必要となりますが、お手持ちのものがあれば購入の必要はありません。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

機械加工が未経験の方でも、下記のような機械加工と関連する職種に就職されています。
(前職)     (修了後の職種)
自動車整備士   → 建築金具の製造
事務用品営業   → 精密測定器部品の機械加工・組立
飲食店店員    → 精密部品の切削・加工
半導体製造・研究 → NC旋盤工

訓練に関する職種と仕事内容

主な職種

NC工作機械オペレータ、汎用工作機械オペレータ

NC工作機械オペレータ、汎用工作機械オペレータの仕事

NC工作機械オペレータも汎用工作機械オペレータもともに機械部品を必要とする形状・寸法に効率よく加工する仕事です。工場で図面を読み、金属等を削って形状・寸法を図面の指示要求どおりに仕上げる仕事です。一般に「機械加工」と呼ばれる仕事で、それに従事する方を「機械工」と呼ぶこともあります。
機械加工に使用される機械はさまざまありますが、機械加工技術科ではNC工作機械(NC旋盤、マシニングセンタ)を使用します。他に汎用工作機械(汎用旋盤、汎用フライス盤)を使用します。
機械加工の仕事は工作機械を使用できることに加え、図面を読めることが必要です。読めなければ製品の形状や、要求される内容がわかりません。また、行っている加工が正しいかどうかの判断のために測定を行います。どんな機械でも寸法にズレが生じるので、測定でそれを正します。
NC工作機械はプログラムに従って機械が製品を加工します。複雑な形状の加工や大量生産に適しています。プログラムを作成することや、NC工作機械に必要な工具や材料となる金属等を取り付ける、工具や材料の大きさをNC工作機械に設定するといった段取り作業を行う必要があります。
汎用工作機械はオペレータがハンドルを回すことや目盛りの調整などによって操作する機械です。
また、金属を削る機械なので怪我をしないため、常に安全に気を配ります。

NC工作機械オペレータ、汎用工作機械オペレータ職種との相性(こんな方に向いています)

「ものづくり」に興味があり、じっくり忍耐強く仕上がりを重視した作業ができる方、作業やその準備の細かな点にも気を配れる方。性別は全く問いません。

訓練により就職可能な主な仕事

  • NC旋盤、マシニングセンタ加工の段取り及びオペレータ
  • 各種工作機械を使用しての部品加工
  • 旋盤、フライス盤、ボール盤等の汎用工作機械による部品加工
  • NC旋盤、マシニングセンタ加工のプログラミング作業
  • プレス金型、プラスチック成形金型の加工

求人票に記載されている職種名

  • 機械工
  • NC旋盤工
  • マシンオペレータ
  • NC機械オペレータ
  • 工作機械オペレータ
  • 金型製作

就職後の仕事例(求人票より)

  • NC旋盤による加工治具への部品取り付け
  • NC旋盤やマシニングセンターなどの工作機械操作
  • 汎用旋盤・ボール盤・フライス盤等で金属製品の切削加工
  • NC旋盤・MC等で金属製品の切削加工
  • ONC旋盤・MCの運転操作業務
  • 研削盤の組立
  • 金属加工機械製造業における仕上げ、組立、試作

就職率

83.3%(機械加工技術科 令和4年度 修了分 実績値)

修了者の主な就職先

  • オヂヤセイキ(株)      
  • (株)鈴民精密工業所
  • (株)大竹製作所
  • (株)カイセ工業新潟工場
  • (株)長岡製作所
  • ミツワ金属(株)
  • (有)萩野鉄工所
  • テラノ精工(株)
  • (株)第一測範製作所

(順不同 敬称略)

企業実習受入先

  • (株)Syse  
  • 三條金属(株)
  • (株)柳製作所
  • 内野精工(株)
  • (株)アサヒプレシジョン
  • ミツワ金属(株)
  • 遠藤工業(株)
  • シマト工業(株)

(順不同 敬称略)

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

NC機械や汎用工作機械による機械製造が初めての方でも、訓練で実施した内容や使用したテキストを参考にNCプログラムの作成や、機械部品の加工を行っています。また、前職で製造経験がある方は、この訓練を受講することにより、更なる技術を身につけることができ即戦力となっています。

修了時に取得できる資格

なし

任意に取得できる資格

訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。
(※ただし、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

技能検定(中央職業能力開発協会)

技能検定とは、働くうえで身につける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、機械加工や建築大工などの様々な試験があります。試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができます。平成25年4月現在114職種について実施されています。技能検定の合格者は平成23年度までに359万人を超え、確かな技能の証として各職場において高く評価されています。
技能検定は、国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づいて、試験問題等の作成については中央職業能力開発協会が、試験の実施については各都道府県がそれぞれ行うこととされています。
機械加工技術科に在籍していると受験資格があり、訓練内容や就職先に関連する技能検定としては以下のものがあげられます。ただし、合格を保証するものではありません。

  • 技能検定機械検査3級
  • 技能検定機械加工(普通旋盤作業)3級
  • 技能検定機械加工(フライス盤作業)3級
  • 技能検定機械加工(マシニングセンタ作業)3級
  • 技能検定機械加工(数値制御旋盤作業)3級

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格に挑戦するなど、さらにスキルを向上させることができます。

当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
 

お問い合わせ先

ポリテクセンター新潟 【訓練課受講者係】

TEL

0258-33-2733

FAX

0258-33-2422

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