若年者訓練（日本版デュアルシステム訓練）

ポリテクセンター宮崎では、若年者訓練（日本版デュアルシステム訓練）を実施しています。
若年者訓練（日本版デュアルシステム訓練）とは、現在、正規雇用に就くことが困難な状況におかれている若年者（概ね５５歳未満の方）に対し、当センターの施設内訓練と企業における現場実習を通して体系的な知識・技能・技術を習得し、より実践的な職業能力の向上を図ることにより、早期の安定した就労への移行を目的としております。

　
１．新規採用を検討している事業主の方については、企業実習の期間中に訓練生の人柄や適性などを
　　確認でき、その後採用を決定することができます。
２．訓練生が企業実習を経験することによって、採用後の早期退職を防ぐことができます。
　　なお、訓練終了後、事業所における企業実習（OJT)に対して、当センターから委託費をお支払い
　　いたします。

　
当センターでは、２コースの企業実習を行っています。
各コースの企業実習実施月は、次のとおりです
メカニカルサポート科

：２月（９・１０月入所生対象）、８月（３・４月入所生対象）

電気設備保全科

：１月（８・９月入所生対象）、７月（２・３月入所生対象）
※ 詳細については、お問い合わせ下さい。
　

　
当センターで実施する導入講習（１か月）と、本訓練（６か月）で構成されています。

また本訓練（６か月）は、施設内訓練（４か月）、事業所等で実施する企業実習（１か月）及びフォローアップ訓練（１か月）で構成されています。

☆導入講習（１か月）
　就職に向けてヒューマンスキルの向上を目指し、コミュニケーション基本、ビジネスマナー、自分の強み弱みを理解した自己表現、履歴書・職務経歴書の作成のほかパソコン操作を学びます。
★施設内訓練（４か月）
　それぞれの訓練科で、就職に関連する内容の基本的な知識・技能を学びます。
★企業実習（１か月）
　事業所などで施設内訓練のカリキュラムに関連した実践的な内容の訓練を行っていただきます。
　週５日間（土・日・祝祭日を除く）
★フォローアップ訓練（１か月）
　企業実習終了後、就業予定の企業で求められるより実践的な能力を習得する訓練です。

〇企業実習（例えば電気工事・設備関係）の内容例
（１）住宅屋内配線などの補助作業
（２）工場内電気設備工事・保全などの補助作業

企業に派遣する訓練生は、訓練期間中、民間保険（職業訓練生総合保険等（障害、物損等含む））に加入しています。ケガ、物損等が生じた場合は、保険の範囲内で対処します。
また、企業実習中は、当センターにて労災保険に加入します。もし災害が生じた場合は、労災が適用されます。

（１）企業実習の期間中は、事業所から訓練生に対する賃金の支払いや交通費等は必要ありません。
（２）企業実習中のカリキュラム作成などについては、ポリテクセンター職員（担当講師等）がご相談させていただきます。
（３）夜間、宿泊などをともなう訓練は実施できません。
（４）企業実習期間中、ポリテクセンター職員（担当講師等）が、委託企業を訪問させていただきます。訓練の進行状況を把握するとともに、訓練生の訓練態度等を確認します。その際に、事業所からのご相談もお受けいたします。
（５）企業実習に関する事務処理等
　　1）訓練生の出席簿、欠席届、訓練日誌等の管理及び出欠状況の報告
　　2）訓練実施に関する諸手続き
　　3）不慮の事態の連絡
　　4）その他事務処理については、当センター担当職員と相談しながら進めます。

（１）企業実習については、企業実習先事業所と当センターが実施契約書を手交し、公共職業訓練として実施していただきます。
（２）企業実習先事業所においては、訓練生に関する個人情報の適切な管理をお願いすることになります。

ポリテクセンター宮崎（訓練課受講者係）
　　　TEL 0985-51-1512
　　　FAX 0985-51-1513