ビル管理技術科
訓練の概要
建築物(木造、ビジネスビル、マンション等)において求められる安全かつ衛生的な快適環境を提供するため、電気設備・給排水設備およびビルクリーニング作業等の保守・施工に関する知識と技術・技能を習得します。
訓練内容
電気工事配線作業(4月、10月)
電気配線の施工と関連業務を習得します。
- 配線図の読図習得
- 電線の接続・結線方法の習得
- 電気配線の施工(ケーブル・金属管)
特別教育及び情報活用(5月、11月)
ビル設備等に関する特別教育の実施及び関連知識を習得します。
- 高所作業車運転業務に係る特別教育
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育
- 小型車両系建設機械運転業務に係る特別教育
シーケンス制御とPLC制御(6月、12月)
シーケンス制御回路に関する知識技能を習得します。さらにPLC制御に関する知識とプログラミング作成法を習得します。
- シーケンス回路設計方法
- 電動機制御方法
- 給排水ポンプの制御法
- PLC制御とプログラミング
ビル管理業務作業とエアコン設置(7月、1月)
ビル管理業務を体系化して把握し、環境衛生業務と床クリーニング業務の実習を行う。また空冷式エアコンや冷凍法の原理を理解しエアコン設置の実習を行います。
- ビル管理と環境衛生管理の基礎知識
- ビルクリーニング作業
- エアコンの設置作業
建築CADとボイラーの操作(8月、2月)
CADソフトの操作法を習得し、電気配線図と給排水の配管図を作成します。またボイラー操作の技能を習得します。
- 建築図面の作成
- 電気配線図と給排水配管図の作成
- ボイラーの取り扱いと操作法
給排水衛生設備設計作業(9月、3月)
給水・関連知識を習得します。また給排水配管図の読図から製作まで一連の知識と技能を習得します。
- 給水・排水システムの基本を把握
- 給水・排水システムを構築
- 衛生器具取付実習
受講条件
様々なビルの電気、空調、消防、給排水などのビル管理業界に再就職を考えている方
過去の経験
特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
特に必要ありません。
各訓練科共通条件
- 再就職を強く望む方であって、職業訓練を受講することに強い意欲を有している方。
- 離職者訓練コースの内容を理解し、就業を希望する職務と入所希望訓練科との整合性のある方。
- 職業訓練の安全確保及び訓練に支障を来たさないような健康状態である方。
- 職業訓練を受講するうえで必要な、集合訓練における協調性のある方。
※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。
受講料
受講料は無料です。 ただし、個人の所有となる教科書、作業服、訓練災害保険等の経費は、個人負担となります。
また、この経費については、訓練の科目によって異なります。
主な職種と仕事内容
様々なビルの電気、空調、消防、給排水などの設備を、調整したり管理するのが、ビル設備管理技術者です。 一般的に、ビルを巡回訪問して設備管理をする技術者とビルに常駐して設備管理する技術者に分かれます。
ビルを巡回訪問して設備管理をする技術者は、担当エリアを持ち、契約先のビルを巡回訪問して、電気の配電盤や 空調設備、消防設備や給排水設備等の保守・点検をします。 常駐管理は、各設備等について、定期的に現場を巡回して 運転状況を観測し記録したり、機器の保守点検等について、24時間体制で管理するため交代制で勤務します。
関連資格
訓練期間中に取得可能な資格
特別教育
- 高所作業車運転業務に係る特別教育
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育
- 小型車両系建設機械運転業務に係る特別教育
任意の受験で取得可能な資格
- 第二種電気工事士
- 第一種電気工事士
- 二級ボイラー技士
- 危険物取扱者(乙種四類)
- 第3種冷凍機械責任者
- 建築配管技能検定(3級)
就職事例の紹介
就職率
- 令和3年度:84.9%
- 令和4年度:88.7%
- 令和5年度:84.2%
就職事例紹介
- 入所時54歳の男性の方は、6ヶ月の訓練中に、第二種電気工事士と2級ボイラー技師の資格を取得され、前職と関係がないビルメンテナンス会社の面接を受けられましたが、経験がないということで採用がなかなか決定しませんでしたが、さらに数社面接を受けたところ採用が決まり、現在は常駐で官庁関係のメンテナンスに従事し、さらに、第2種冷凍機械責任者の資格取得を目指して努力されています。
- 入所時43歳の男性の方は、6ヶ月の訓練中に、2級配管技能士検定の資格を取得し、修了時に前職と関係がない給排水設備管理会社に就職が決定し、職種より消防設備士の免許が必要とのことから、資格取得に努力されています。
- 入所時24歳の男性の方は、6ヶ月の訓練中に、第一種電気工事士を取得し、修了時に前職と関係がない電気工事会社に就職し、その後、1級電気施工管理士の免許を取得し、専門性のスキルアップにより、会社に貢献されています。