電気エンジニア科では、住宅に取り付けるスイッチやコンセントの電気配線について学ぶ電気工事と、工場の生産ライン設計に用いられる生産技術の二つを主軸として学ぶことができます。
電気工事の訓練では、電気工事のほか、就職の幅を広げるために、消防設備工事や電気通信工事(光ファイバ通信)についても学びます。また、最新の住宅スマート機器について学び、スマートホームやネットワークに関する知識・技能を習得します。生産技術の訓練では、機械を動かすための基本的なシーケンス制御のほか、コンピュータ制御、空気圧制御、インバータ制御、通信制御について学びます。
電気エンジニア科(訓練期間6ヶ月)のご案内
訓練の概要
訓練の様子
訓練目標
電気設備工事ができる。
シーケンス制御及びPLC制御回路の設計・施工ができる。
総訓練時間
664時間
1ヶ月ごとの訓練目標
1.「電気工事(基本)」
電気理論や電気測定法といった電気の基本、電気工事で使用する機器(コンセント等)の接続技術を習得します。
※実習では、ケーブル配線の基礎として、一般家庭の電気設備工事の縮小版を製作します。
2.「電気工事(応用)/消防設備工事」
消防設備の施工・点検に関する技術や金属管・合成樹脂管などの工事に関する技術の知識を習得します。
3.「電気通信工事/IoTスマートホーム」
光ファイバーの接続やネットワーク通信を用いたホームセキュリティシステムの構築を習得します。
4.「シーケンス制御」
電動機(モータ)や遮断機(ブレーカ)といった電気機器の知識や有接点シーケンス回路の設計・配線といった制御技術を習得します。
※有接点シーケンス制御とは、リレーと呼ばれる機器によりオンとオフを切り替える制御で、信号機やエレベータ、エスカレーター等の制御に用いられます。
5.「PLC制御」
PLCと呼ばれる専用の制御装置を用いたシーケンス制御回路の設計・保守といった技術を習得します。
※PLC(プログラマブルロジックコントローラー)とは、パソコンで作成したプログラムによりシーケンス制御を行う機器で、複雑な制御が可能になります。
6.「省電力制御/空気圧制御」
省電力に寄与するインバータについて理解し、様々な制御方法について技能及び関連知識を習得します。
また、有・無接点を含む基本的な空気圧による制御技術・技能及び関連知識を習得します。
受講料
受講料 無料
テキスト代 5,000円程度
その他 10,000円程度 作業服、手袋、安全靴等が必要になります。
目指せる仕事
電気設備の設計・施工・保守
配電・制御盤設計・施工の業務
生産工場での自動制御設計・製作・保守
電気通信設備工事
消防設備工事
就職率
96.6%(令和5年度実績)
修了生の就職先企業
弘前電気工事株式会社
森山ディーゼル株式会社
東邦電工株式会社
東大無線株式会社
有限会社三晃ビルサービスセンター
有限会社佐々木工業 等
取得できる資格等
低圧電気取扱業務特別教育
※所定の訓練時間を受講した際に、取得できます。(特別教育実施の際は、訓練の開始・終了時間が通常と異なります。)
目指せる資格
第二種電気工事士
消防設備士(第4類)
3級電気機器組み立て技能士(シーケンス制御)
お問い合わせ
ポリテクセンター青森(青森職業能力開発促進センター) 訓練課
TEL
017‐722‐1771
FAX
017‐777‐1187