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溶接施工科(6ヶ月訓練)のご案内

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

「ものづくり」に係る基礎を学び、溶接技術を習得する。
・構造物鉄工業、一般産業機械製造業、機械部品製造業への再就職を目指すコースです。
・鉄鋼材の各種加工法及びアーク溶接を中心とした金属の溶接施工に関する技能と知識を習得します。

訓練全体(6か月間)の目標人材像(訓練目標)

  • 鉄鋼材の加工および炭酸ガスアーク溶接を習得します。
  • 被覆アーク溶接・TIG溶接による各種金属の溶接施工を習得します。
TIG溶接実習写真

TIG溶接実習

溶接実習写真

溶接実習

総訓練時間

  • 666時間

訓練到達目標

1.「被覆アーク溶接」

被覆アーク溶接作業に必要な技能と知識を習得します。 (下向き、立向き突合せ溶接・すみ肉溶接)「アーク溶接特別教育」を含みます。

被覆アーク溶接作業

被覆アーク溶接作業

2.「TIG溶接」

ステンレス鋼を中心に、TIG溶接作業に必要な技能と知識を習得します。(下向き、立向き突合せ溶接・すみ肉溶接)

TIG溶接作業

TIG溶接作業

3.「溶接施工管理」

溶接製品の品質保証に必要な破壊検査と非破壊検査に関する技能と知識を習得します。

溶接施工管理

溶接施工管理

4.「工作基本」

金属加工、ガス溶接および自由研削砥石に関する技能と知識を習得します。「自由研削といし特別教育」および「ガス溶接技能講習」(福島労働局長登録教習機関第16号)を含みます。

工作基本

工作基本

5.「半自動アーク溶接」

炭酸ガス半自動アーク溶接作業に必要な技能と知識を習得します。(下向き・立向き突合せ溶接、すみ肉溶接)

半自動アーク溶接

半自動アーク溶接作業

6.「溶接施工計画」

圧力容器の製作を通じて溶接の施工管理・段取り作業、および、生産管理などに関する技能と知識を習得します。

溶接施工計画

溶接施工計画

受講要件

過去の当該訓練分野の経験

  • 特に必要ありません。

事前に習得していることが望ましいスキル

  • 特にありません。

各訓練科共通要件

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がない方(健康状態・受講態度等)

受講料

受講料は無料です。
ただし、テキスト(15,000円程度)、作業帽(当センター指定:1,100円程度)、作業服、安全靴などが必要になります。
詳細は入所時にご案内します。

受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

当該訓練分野が未経験の方でも、下記のような関連職種に就職されています。

(前職)      (修了後の職種)
・歯科助手   → 鉄骨構造物建築に関する溶接工
・看板、美術工 → 鉄骨製造に関する溶接工
・店舗管理   → 精密板金加工および板金部品に関する溶接工
・除染作業員  → 製缶製品およびプラント設備製作に関する溶接工

訓練に関する職種と仕事内容

主な職種

溶接工、製缶工

機械工の仕事

溶接工とは、産業機械等の組立作業をはじめ、ビルや橋などの建設現場における鉄骨組立などの様々な分野で活躍しており、溶接技術を活かし社会基盤を支えている重要な職種です。
溶接とは、金属材料の接合する部分に熱や力を加えて溶融・軟化させることで、金属材料同士を一体化させる加工法で、溶接工が溶接棒の操作、溶接棒の供給などすべてを行う手溶接や、溶接棒の代わりの溶接ワイヤが自動的に供給される半自動溶接などがあります。

溶接工には、溶接する材料に応じた適切な溶接条件(電流や電圧など)の設定、溶接材料(溶接棒やワイヤ)の選定、など広い知識、接合部分に空洞やムラが出来ないように注意しながら溶接棒やワイヤを操作する繊細な技能等が求められます。
また、溶接作業時には有害な金属の蒸気(ヒューム)や、火花として飛び散る高温の金属(スパッタ)から身体を守るための適正な保護具の着用が必要となるほか、高所や狭い場所など特殊で危険性のある場所での作業もあるため、高い安全意識が求められます。

職種(溶接工)との相性(こんな方に向いている!) 

「ものづくり」に興味があり、じっくり忍耐強く作業ができる方。
向上心をもって作業に取り組める方。性別は全く問いません。

訓練により就職可能な仕事

  • 溶接工、製缶工、鉄骨組立工、他職務内容に溶接を含む職種

求人票に記載されている職種名

溶接工、製缶工、鉄骨組立工、機械組立工

就職後の仕事例(求人票より)

  • 工業用乾燥機の溶接組立作業
  • 建築鉄骨の製作、溶接組立作業
  • プラント設備の製缶作業、溶接組立作業
  • 空調ダクト及びダクト架台の溶接組立作業
  • 精密板金部品の溶接組立作業
  • 配電盤ボックスの板金加工、溶接組立作業

就職率

令和4年度 90.9%
令和3年度 90.9%
令和2年度 85.2%

修了生の主な就職先

  • 株式会社港工業福島工場[溶接工]
  • 宮本技研工業株式会社[溶接工]
  • 三浦メタルワークス株式会社[製缶工]
  • 株式会社クラフト[製缶工]
  • 株式会社船山工業[鉄骨組立]

賃金情報

修了者の採用時の賃金(給与総支給額)実績

  • 約17万円から23万円
    ※年齢・経験・資格・家族構成等により異なります。

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練を修了すると被覆アーク溶接、半自動アーク溶接、TIG溶接の下向き姿勢の溶接技能の基本は習得できていますので、この基本技能を活用して、就職先企業で製作する部品、製品の溶接ができるようになります。
就職後は、就職先の仕事内容によっても異なりますが、訓練で習得した技能・技術によって3ヶ月程度で概ね就職先でのベテラン技能者のOJTにより、製作物の一部であれ、就職先が期待する仕事(標準的な作業時間と品質・仕上がり)ができるようになります。およそ、2~3年で熟練度は向上し、細かく指示されなくとも自らの判断で仕事ができるようになります。

訓練終了時に取得できる資格

ガス溶接技能講習修了証 (福島労働局登録教習機関 第16号 有効期間満了日2024年3月30日※令和6年4月更新予定)

  • ガス溶接等の業務は、労働安全衛生法第61条によって下記の者でなければ就業させてはならないとされております。当センターは、2)のガス溶接技能講習に関して福島労働局に認可された登録教習機関であり、ガス溶接技能講習を実施する事が可能です。ガス溶接技能講習は訓練中に行われ、技能講習修了者に対してガス溶接技能講習修了証が当センター所長名で交付されます。

1)ガス溶接作業主任者免許の所持者
2)ガス溶接技能講習修了証の所持者
3)上記に該当し満18歳以上の者

アーク溶接等の業務に係る特別教育修了証 

  • 労働安全衛生法59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で、アーク溶接等の業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施する事が義務づけられています。
  • 本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。

自由研削といしの取替え業務に係る特別教育修了証 

  • 労働安全衛生法第59条第3項及び労働安全衛生規則第36条で研削といしの取替え、取替え時の試運転業務等を行う業務に労働者を就かせるときは、事業者が「安全衛生特別教育規程」に基づく安全または衛生のための特別の教育を実施する事が義務づけられています。
  • 本特別教育は、訓練中に実施し、修了時に特別教育修了証が当センター所長名で交付されます。

任意に取得する資格

訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

JIS溶接技能者評価試験 基本級各種

溶接作業を行う作業者“溶接技能者”の資格で、基本級(下向姿勢の溶接)と 専門級(立向、横向及び上向姿勢の溶接並びに管の溶接等)があり、さらに試験材料の種類と厚さ、溶接方法などとの組合せにより45種類ほどに資格が分かれます。試験は学科試験及び実技試験(資格の種別に応じた試験材料に溶接作業を行う。)によって評価されます。
※原則として専門級は、基本級に合格していないと受験できません。
実際の訓練では、専門級の技能についても行います。専門級は、就職してからの仕事内容によっても異なりますが、就職して1年以内に取得されている方が多い傾向にあります。
※別ウィンドウで(社)日本溶接協会のホームページが開きます。

〔(社)日本溶接協会]

就職後のスキルアップ

就職後も、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講することで、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。

お問い合わせ先

ポリテクセンター福島 【訓練課 受講者第一係】

TEL

024-534-3644

FAX

024-533-6610

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