住宅リフォーム技術科のご案内
訓練の概要
建築設計業務に必要な建築図面の読み方、福祉住環境を含めた知識、ＣＡＤによる図面作成と建築現場の業務に必要な木造住宅の施工、住宅リフォームにかかる技術を学びます。
訓練全体の仕上がり像(訓練目標)
１ 木造住宅の建て方や生産工程、納まり、リフォームに関連した知識・技術を、実習を通して学び
ます。また、木造住宅の耐震診断と補強方法に関する技能・技術を学びます。
２ 福祉住環境分野（お年寄りや障害を持った方に優しい家作り）に重点をおいた建築計画、パソコ
ンを活用した図面を含めた各種書類の作成に関する知識・技能及びプレゼンテーション技術につい
て学びます。
訓練期間 （６か月）
訓練内容
１．「構造部材加工基本技術」
大工用工具（ノミ・カンナ・ノコギリ等）、各種電動工具（ポータブル丸ノコ・卓上丸ノコ、インパクトドライバ等）の取扱い方と安全作業について学びます。
また、木工事に関する加工の仕方や材料の種類等の技能及び知識を学びます。
２．「木造軸組施工と内・外装施工（木造住宅の組み立て方）」
木造住宅の木材加工、および外装施工に関する知識・技術を学びます。
３．「内装材のリフォーム施工」
住宅の内装の改修に関する技能（壁紙の貼り方やフローリング板の取付け方等）及び関連知識を学びます。また、建築業における積算に関する知識を学びます。
４．「住宅構造一般・構造計画」
木造住宅の設計・改修に必要な基本知識を習得します。建物の種類、木造住宅の構造や各部名称、関連する法律や構造計画に関する知識を学びます。
５．「住宅図面作成」
ＣＡＤによる住宅の各種図面（平面図・断面図・立面図・構造図）作成を通し、図面に記載されている記号等の読み方や表現方法に関する知識・ＣＡＤの操作方法を学びます。また、プレゼンテーション技法について学びます。
６．「福祉住環境整備・耐震診断」
社会福祉や介護保険制度、高齢者の疾病などを理解し、住環境整備技術の技能及びバリアフリー住宅に関する知識を学びます。
入所前の職種と修了後の就職職種の例
建築関連業務未経験の方でも、当科の訓練に関連する以下のような職種に就職されています。
（ただし、必ずしも下記の通り就職できるとは限りませんのでご了承願います）
（前職） （修了後の職種）
・サービス業 → 住宅営業
・事務職 → 事務兼ＣＡＤオペレーター
・製造業 → 施工管理
訓練に関する主な求人職種
- 設計
- インテリアコーディネータ
- 住宅営業（新築・建売・中古等の建物のセールス）
- 建築大工
- ＣＡＤオペレータ（プレカット工場や設計事務所等での図面作成補助）
- エクステリア施工
- 施工管理
- 不動産管理
- 内装施工
- 土木作業員
就職率
89.3%（令和5年度実績値）78.1%（令和4年度実績値）
84.1%（令和3年度実績値）
修了生の主な就職先
★ 修了生を採用された企業さまの声は こちら をご覧ください。訓練を受講して取得できる資格
「墜落制止用器具（フルハーネス型）を用いる作業に係る特別教育」
「足場の組立て等作業従事者特別教育」
「携帯用丸のこ盤作業従事者安全教育」
訓練期間中にチャレンジできる資格
訓練において習得した技術・技能を活かして任意に受験して取得できる資格です。
（ただし、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各資格の主催者にお問合せください。）
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練（能力開発セミナー（有料））を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。
当センターでは、就職後も新たな分野の職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先
ポリテクセンター宮崎【訓練課 受講者係】
TEL 0985-51-1512
FAX 0985-51-1513