電気工事に関する基本的な知識として、電気理論、法規、図面の読み方を学び、各種測定機器の扱い方や実践的なケーブル配線工事を学びます。
電気施工技術科(企業実習付コース)のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
一般住宅等の電気工事、電気設備CAD、ビル・工場等の電気工事や消防設備の工事・点検を学びます。なお、第二種電気工事士・第4類消防設備士相当の実力が身につきます。
※実践コースで入所される場合開講月は7月・1月、受講期間は6ヶ月になります。また実践コースは前月実施の企業実習付コースが定員に満たない場合のみ募集します。
1ヶ月ごとの訓練到達目標
1.電気計測 ケーブル工事
2.電線管工事 引込み口工事
金属管や合成樹脂管による各種電線管を使用しての配線方法や電柱から住宅への配線方法(引込み口配線)を学びます。
3.住宅配線工事 消防設備
低圧電気工事の訓練の総仕上げとして、住宅を想定した電気配線の設計から施工までを行います。また、自動火災報知設備の点検と施工を9日間学びます。
4.受変電設備 シーケンス制御
ビルや工場などに特有の電気設備に関する訓練です。まず高圧受変電設備の点検と施工を9日間、次に制御盤装置の基礎となるシーケンス制御を9日間学びます。
5.企業実習
約4ヶ月間、訓練を受講した後、企業実習として、約1ヶ月間、実際の電気工事等の現場を経験していただきます。企業実習先は、事前に個別面談を行い、受講生の居住地と適性に応じた企業先と実習内容を決めていきます。
6.フォローアップ
企業実習において、課題を与えられた方について、技能・技術を学びます(就職に向けて不足している要素や課題)。
就職先職種の内容
電気工事(低圧屋内配線・高圧受変電設備・引込工事)
住宅、店舗、工場、ビル等の電気設備を動かすための電気配線や、建物へ電気を供給するための工事を行う職務が電気工事です。電気工事を行うには電気工事士免状が必要です。
設備全般に係る工事・点検
空調設備・消防設備・通信設備・計装など設備全般に係る工事・据付・保守点検の作業に従事します。
電気工事施工管理
電気工事の実施に対して施工計画、工程・品質・安全管理等、工事の施工の管理を的確に行うため計画を作成し、現場で管理業務を行います。
就職率
100%(令和5年度就職実績)
任意受験により資格取得が可能なもの
電気施工技術科は以下の資格に関連しています。希望者には資格試験対策の補習も行っております。
第二種電気工事士
一般用電気工作物の電気工事の作業に従事することができます。
(住宅など600ボルト以下の電圧を受電する設備)
※資格認定機関 電気技術者試験センター
※試験場所 津市
※実施月 年2回実施
詳細は下記認定機関HPより確認ください。
第一種電気工事士
自家用電気工作物のうち、最大電力500キロワット未満の需要設備の電気工事ならびに低圧の電気工事の作業に従事することができます。(主に受変電設備の工事ならびに一般住宅の工事)
※資格認定機関 電気技術者試験センター
※試験場所 津市
※実施月 年1回実施
詳細は下記認定機関HPより確認ください。
第4類消防設備士
消防設備には消火設備・警報設備・避難設備があり、そのうち警報設備に該当する自動火災報知設備やガス漏れ火災警報設備等の工事、設備および点検に従事することができます。
※資格認定機関 消防試験研究センター
※試験場所 津市
※実施月 7月、3月
詳細は下記認定機関HPより確認ください。
企業実習実施企業一覧
- 株式会社アルファ
- 株式会社鈴鹿
- 株式会社鈴鹿テクト
- 株式会社セクト
- 太平美装興業株式会社
- 有限会社高木電気工業
- 株式会社デンユウテックス
- 東京設備株式会社
- ヒカリ電気土木株式会社
- 北勢電気株式会社
- 株式会社マツデン
- 三重電業株式会社
- 三重電設株式会社
- 有限会社矢野電気 他
(五十音順)
担当講師からのメッセージ
電気工事には、工事する場所や目的に応じて様々な方法があります。その中でも、建物内の電気配線を施工する「内線工事」の基礎技術を習得していただきます。それとともに、課題製作を通じて「より安全に・効率よく・疲れずに」作業するにはどうしたらよいか常に考える訓練をおこないます。また、当科のカリキュラムには企業実習が含まれています。就職前に、業界で働く上での疑問や不安をできるだけ取り除き、自分の適性を確かめる機会にして下さい。
お問い合わせ先
ポリテクセンター三重 訓練課受講者係
TEL
(059)320-2645