港湾流通科
港での重要な仕事にかかわる「ミナト人」の育成を目標にしています。
今日、港の仕事は、国際化・情報技術の進展の中で大きく変わり、荷役技術については機械化・自動化され、取り扱う貨物も多様化しています。また、貿易・通関・国際物流についてはより複合的な知識や技術が必要とされています。
世界への窓口である「港」では、こうした状況をしっかり把握し、適切に対応できる多様な能力が求められています。これに応えるのが「港湾流通科」の使命です。
修了後に目指せる主な仕事(企業毎に名称が異なったり、仕事範囲が違う場合もあります)
- 通関業務(「通関士」)
貿易事務の仕事の一つ。税関へ輸入や輸出の申告をして許可をもらう。税関へ申告するのは「通関士」という資格を持った人が行う。 - フォアマン(海務監督)
船への貨物の積み下ろしなどの荷役作業の計画、実施を行う現場最高責任者 - 港湾荷役機械のオペレーター
ガントリークレーンやフォークリフトなどの荷役機械の運転士 - 検数、検量、検査業
荷主や作業会社、船会社などと違って第三者として公正な立場で、契約通りの荷物の数量か確認し、証明書を発行する。
カリキュラム3つの特色
貿易実務
- 通関士などの輸出入業務
- 貨物の受け渡し業務
- 倉庫、物流センターなどにおける入出庫業務や在庫管理業務
港湾技術
- 港湾における船内、沿岸、倉庫荷役
- 貨物の運送、取扱いに関する知識
- フォークリフトの運転、荷役作業
- コンテナ輸送の荷役
- コンテナの積み付け計画の作成
港湾情報
- 貿易書類の作成
- 在庫管理システムの作成