情報の基本的知識やビジネス分野でのDX化推進に必要な表計算ソフトを活用する技術を習得します。
ICTシステム科(訓練期間6ヶ月)のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
基礎からネットワークやデータベース構築技術、パソコン・タブレット等でのシステム開発技術を学び、システム開発のみならず、生産、管理分野での業務に、ICTを活用できる知識・技術を習得します。
※ICTとは、パソコンなどを利用した情報・通信に関する技術の総称です。
訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- エッジデバイス(PLC、IoT機器等)をネットワークに接続し、データの取得及び蓄積ができる。
- タブレット端末等を用いた生産設備制御システムの開発・保守・管理ができる。
総訓練時間
- 662時間
訓練到達目標
1.「情報技術活用(4週間)」
2.「ホームページ作成(4週間)」
ホームページを作成するためのHTML、CSSやJavaScriptに関する技術を習得します。
3.「ネットワーク構築(4週間)」
LANやインターネットなどのネットワークの知識やネットワーク機器であるスイッチ、ルータなどの設定技術を習得します。
4.「サーバ構築・データベース構築(4週間)」
Linuxサーバや各種ネットワークサーバ構築技術及びデータベース構築・活用技術を習得します。
5.「プログラミング技術(4週間)」
プログラミングの基礎知識とWebシステムの開発に適したJava言語のプログラミング技術及び関連知識を習得します。
6.「Webシステム開発・クラウドシステム開発(4週間)」
JavaServletを利用したWeb-DBシステム開発技術及びクラウドシステム開発技術を習得します。
受講要件
過去の情報技術の経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- パソコンのアルファベット、数字や記号などの文字入力、マウス操作ができるとよいです。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。ただし、テキスト代等(約15,000円)については、実費負担となります。
受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
接客(ホテル)→プログラマー
一般事務→webデザイナー
受付事務→パソコンインストラクター
※令和4年度まで開講していた、ICTシステムデザイン科の実績です。
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
事務職
ITサポート職(テクニカルサポート、カスタマーサポート、ヘルプデスク)
IT技術営業
その他のICT関連職種
エンジニア(システムエンジニア、サービスエンジニア)
ICTの仕事
情報処理技術を活用して、ものづくりの現場で効率的な生産を行うためにサポートする仕事。生産管理業務や在庫管理などの事務、またはネットワーク構築・保守、サーバ運用保守などの生産現場におけるICT化の構築・推進またはサポートを行い業務改善を行う。
職種との相性(こんな方に向いている。)
ICT分野に興味がある方
パソコンを活かした職種に就きたい方
新しい事にどんどんチャレンジしたい方(情報技術は日々進歩しています)
システム開発に興味がある方
訓練により就職可能な主な仕事
- 生産管理、経理などの事務
- プログラムを作成する業務
- アプリケーションを設計・製作する業務
- クライアントへのサポート業務
- ネットワーク構築の業務
求人票に記載されている職種名
事務職、生産管理事務、情報処理技術者、技術営業、テクニカルサポート、システムエンジニア(SE)、プログラマー(PG)
就職率
令和元年度 83.8パーセント
令和2年度 76.9パーセント
令和3年度 97.5パーセント
令和4年度 74.4パーセント
※令和4年度まで開講していた、ICTシステムデザイン科の実績です。
就職先のイメージ
- プログラマー
- システムエンジニア
- ネットワーク・インフラエンジニア
- Web系エンジニア
- ホームページ作成
- 事務及びPCサポート業務
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
訓練を修了すると幅広くICTの知識が身に付きます。
学んだ基礎知識・技術を生かして、各種資格に挑戦することができるようになり、
就職先企業でも大いに活用できます。
※令和4年度まで開講していた、ICTシステムデザイン科の修了者の声、採用企業の声です。
修了者の声
- 前職ではパソコンをほとんど触ったことがありませんでしたが、訓練では、PC基礎からプログラムまで丁寧に教えていただけました。就職相談にものっていただき、前向きな就職活動が出来ました。今は、希望どおりのWeb関連の仕事に就いています。
- 人生で最も多くの知識を身につけることができた6か月間でした。知識は無駄にならないと信じて、挑戦してみてよかったです。難しい問題も多く、同じ目標を持っている仲間がいることが前向きに頑張る力となりました。最終的にIT企業の正社員として就職が決まりました。ありがとうございました。
- ゼロベース、短期間ということでとても難しい挑戦でしたが、「情報セキュリティマネジメント試験」に合格することができました。取得した資格については履歴書に記載できる自分の武器となり、企業からの印象も良かったです。訓練終了後も指導員と連絡を取り合い、就職相談や紹介があり、希望職種である「インフラエンジニア」の職に就くことができました。
採用企業の声
- まず訓練を受けているという時点で当該職種へのやる気がうかがえます。幅広く知識を学んで入社して来られますので、様々な場面で活躍され、会社としても頼もしい存在になっています。
任意に取得できる資格
訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
ITパスポート試験(国家試験 情報処理技術者試験)
情報セキュリティマネジメント試験(国家試験 情報処理技術者試験)
基本情報技術者試験(国家試験 情報処理技術者試験)
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施している短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先
訓練課
TEL
087-867-6716
FAX
087-867-6856
kagawa-poly02@jeed.go.jp