ビジネスアプリケーションソフト(表計算、データベース)活用に関する技能を習得します。
ICTシステムデザイン科(訓練期間6ヶ月)のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
ICTは、私たちの日常生活、また企業にとって必要不可欠な技術となっていきます。
ものづくりを行う生産現場においてコンピュータを利用した事務職や情報システム、アプリケーションの管理サポートなどコンピュータを利用した職種に求められる基本技術を習得します。
さらにネットワークの構築や保守・管理ができるようになることや、生産管理・在庫管理システム等の事務を担うことができるようになることを目標にしています。
ICTとは…
コンピュータ技術や情報処理技術はまとめてIT(Information Technology)と呼ばれています。しかし近年ではITに通信、コミュニケーションの意味であるC(communication)を加えたICTという呼び方が普及しつつあります。一般的にはICTは情報技術という意味で使用されています。
訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- パソコンを使用した生産管理・在庫管理等の事務ができる。
- スマートフォン・タブレット端末やWEBシステムを活用したプログラム作成技術を習得し、事務所内のICTに関するサポートができる。
- ネットワーク(LAN)の知識を有し、事務所内ネットワークの保守・管理ができる。

総訓練時間
- 674時間
訓練到達目標
1.「情報活用技術(約2週間)」

2.「生産管理事務(約4週間)」
原価計算や在庫管理、簿記を理解し、事務に関する技能及び関連知識を習得します。

3.「自動制御技術(約2週間)」
工場の生産ライン制御や信号の制御方法等を理解し、制御配線に関する技能及び関連知識を習得します。

4.「ネットワーク構築技術(約4週間)」
事務所内のLAN配線やサーバ構築方法を理解し、ネットワークに関する技能及び関連知識を習得します。

5.「WEBシステム構築(約4週間)」
ホームページを作成する技術を習得し、WEBシステム構築に関する技能及び関連知識を習得します。

6.「プログラミング技術(約4週間)」
プログラムの初歩的なC言語からAndroidアプリのためのJavaプログラムに関する技能及び関連知識を習得します。

7.「Androidアプリケーション開発技術(約4週間)」
スマートフォンやタブレット端末で動作するアプリケーションの作成に関する技能及び関連知識を習得します。

受講要件
過去の情報技術の経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- パソコンのアルファベット、数字や記号などの文字入力、マウス操作ができるとよいです。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。ただし、テキスト代と作業服代合わせて約25,000円については、実費負担となります。
受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
接客(ホテル)→プログラマー
一般事務→webデザイナー
受付事務→パソコンインストラクター
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
事務職
ITサポート職(テクニカルサポート、カスタマーサポート、ヘルプデスク)
IT技術営業
その他のICT関連職種
エンジニア(システムエンジニア、サービスエンジニア)
ICTの仕事
情報処理技術を活用して、ものづくりの現場で効率的な生産を行うためにサポートする仕事。生産管理業務や在庫管理などの事務、またはネットワーク構築・保守、サーバ運用保守などの生産現場におけるICT化の構築・推進またはサポートを行い業務改善を行う。
職種との相性(こんな方に向いている。)
ICT分野に興味がある方
パソコンを活かした職種に就きたい方
新しい事にどんどんチャレンジしたい方(情報技術は日々進歩しています)
システム開発に興味がある方
訓練により就職可能な主な仕事
- 生産管理、経理などの事務
- プログラムを作成する業務
- アプリケーションを設計・製作する業務
- クライアントへのサポート業務
- ネットワーク構築の業務
求人票に記載されている職種名
事務職、生産管理事務、情報処理技術者、技術営業、テクニカルサポート、システムエンジニア(SE)、プログラマ(PG)
就職率
令和元年度83.8パーセント
令和2年度76.9パーセント
修了生の主な就職先
- ・事務職 ・プログラマー
・webデザイナー ・ITヘルプデスク
・パソコンインストラクター
賃金情報
修了生の採用時の賃金(給与総支給額)
- 18万
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
訓練を修了すると幅広くICTの知識が身に付きます。
学んだ基礎知識・技術を生かして、各種資格に挑戦することができるようになり、
就職先企業でも大いに活用できます。
修了生の声
- 前職まではパソコンをほとんど触ったことがありませんでしたが、pc基礎からプログラムまで
丁寧に教えていただき、さらに個別での面談などで相談に乗っていただいたので、
前向きに就職活動ができ、以前から夢であったwebクリエイターになることができました。
任意に取得できる資格
訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
ITパスポート試験
MOS(マイクロソフト オフィススペシャリスト)Excel、Access
Webクリエイター能力認定試験
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施している短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先
訓練課 受講者係
TEL
087-867-6716
FAX
087-867-6856
kagawa-poly02@jeed.go.jp