HTML、CSS、JavaScriptを用いたWebアプリケーションのクライアントサイド開発技術を1ヶ月間で習得します。
生産情報プログラミング科のご案内
訓練内容
訓練により習得できる技能
- 前半3か月で、Webアプリケーション開発のためにシステム開発までの習得を行います。下記訓練を受講していただくと、就職活動に利用できるポートフォリオの作成が可能です。
①ユーザと直接データのやり取りを行うクライアントサイドを1か月
②データベースを0.5か月
③Webサーバ側プログラミングを行うサーバサイドを1か月
④システム開発を0.5か月 - 後半3か月はLinuxサーバ構築やセンサを用いたデータ収集などに関する技能・技術を習得します。
⑤ネットワークを0.5か月
⑥Linuxサーバ構築を0.5か月
⑦C言語プログラミングを0.5か月
⑧マイコンとセンサを用いたIoTマイコン開発を0.5か月
⑨システム設計やグループワークを1か月
訓練全体の目標/人材像
- ICT関係の専門的な知識がなくても、プログラミングを理解し、情報システムやサーバサイド及びネットワークの構築・保守をする現場に対応できるようになることを目指します。
- 開発の現場では必須となるシステム開発手法とチームでの作業を、システム開発課題を通して経験し、就職へ結び付けます。
総訓練時間
657時間
テーマごとの訓練内容
1. JavaScriptプログラミング
2. PHPプログラミング
ショッピングサイトを例に、PHPによるデータベース連携を行うWebアプリのサーバサイド開発技術を1ヶ月間で習得します。
3. データベース構築・システム設計手法
前半ではSQL文を用いたデータベース作成、データ操作等の処理方法を習得します。後半ではクライアントからの要望に対応したシステムの設計手法を習得します。
4. バックエンドの各サーバ構築・ネットワーク構築
Linux操作とサーバ(Web,DB,PHP)の構築、TCP/IP・スイッチ・ルータ等のネットワーク構築を習得します。
5. C言語・IoTマイコン開発
データの見える化には、センサデータ収集やサーボモータ、カメラの制御が必要です。IoTマイコンでこのシステムを構築します。
6. グループによるシステム開発・発表
グループによるシステム開発~発表までを実施します。成果物はポートフォリオとして就活に利用できます。
受講要件
過去の情報処理等経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- Windowsの基本操作(ファイル・フォルダ操作)やオフィスソフトの基本操作(表計算ソフトの基本的な関数などの利用経験)が必要となります。
- プログラミングは英単語を大量に入力するため、半角英数字の入力がある程度できると(100文字/分程度)、訓練をスムーズに受講することができます。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。
※テキスト代(約10,000円)については、実費負担となります。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
前種 修了後の職種
エネルギー事業 → プログラマ
教育関係 → プログラマ
一般事務 → システム運用・保守
教育関係 → プログラマ
教育関係 → プログラマ
管理職 → プロジェクト・マネージメント・オフィス
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
- プログラマ、インフラエンジニア
プログラマ・インフラエンジニア・評価(テスター)の仕事
- プログラマはシステムエンジニア(SE)が作成した仕様書を元に、プログラミング言語を使用してプログラムを作成します。作成されたプログラムはテスターによって評価されます。
- 最近はシステムが複雑化しているため、開発するシステムに合わせて複数のプログラミング言語を習得する必要性が高まっています。
- ITシステムはソフトウェアだけでなくネットワークやサーバなども必要です。インフラエンジニアはこれらの設計・開発・保守・運用を行います。ITシステムは世の中になくてはならない存在になり、システムダウンは許されません。そのため、高度な知識を有したインフラエンジニアの需要は高まっています。
職種との相性(こんな方に向いている!)
- 「報連相」がきちんとできる方
- 共同作業が良好にできる方
- 自ら考えて行動できる方
- 新しいことに進んで取り組める方
- 責任感がある方
- 集中して作業ができる方
訓練により就職可能な主な仕事
- プログラマ
- データベースエンジニア
- Webプログラマ
- 組込みエンジニア
- ネットワーク構築/運用管理
- サポート/ヘルプデスク
就職率
- 令和4年度実績 96.9%
- 令和3年度実績 84.8%
(令和3年度新設科)
修了者の主な就職先
- 株式会社ツリーベル
- 株式会社東日本技術研究所
- 日本システム・エイト株式会社
- 株式会社AEVIC
- 株式会社パートナー
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
(修了者からのコメント)
カリキュラム自体は、未経験の私でも復習や自己学習を含めればついていける内容でした。
講師の方には、どうしてこうなるのだろう?という疑問に対して、深いところまで教えて答えていただけたのがありがたいです。
応用してできることが、まだまだ分からないので課題を増やして欲しい。
自宅でも学習できる環境が必要です。
任意に取得する資格
訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
ITパスポート
-
独立行政法人情報処理推進機構〔外部サイト〕
ITパスポートは、ITシステムを利用する方向けの資格ですが、他の資格に比べて難易度が低いこと、通年通して受験可能など、未経験者が最初に勉強する資格として適しています。
基本情報技術者試験
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独立行政法人情報処理推進機構〔外部サイト〕
基本情報技術者資格はIT開発者向けの資格で、難易度は高めです。取得すると就職に有利になることがあります。午後試験が難しいため、時間をかけた対策が必要となります。
LPIC/LinuC レベル1
サーバとして使用されることが多いLinux(リナックス)に関する資格です。Linuxはクラウドでも多く利用されています。受験料は比較的高額ですが、インフラエンジニアを目指す方には有益な資格です。
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、さらにスキルを向上させることができます。 当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。お問い合わせ先
ポリテクセンター茨城 【訓練課受講者係】
TEL
0297-22-8845(直通)
FAX
0297-22-8822