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ICT生産サポート科

訓練の概要(訓練により習得できる技能)

ICT(Information and Communication Technology)分野における幅広い技術を身に付けることができます。LAN・サーバ等をはじめとしたネットワーク技術や、Javaをはじめとしたアプリ開発などについて、基礎から学ぶことができる6ヵ月コースです。

【導入講習付コース(7ヵ月コース)】
  導入講習付コースは、「導入講習」(15日間)を組み合わせた約7ヵ月間の訓練コースです。
  導入講習は、「自己理解を深め、将来の働き方を考えたい」「就職活動や面接、基本的なパソコン
  スキルに不安がある」といった方にオススメで、キャリアを振り返り、就職活動の進め方を再確認
  するとともに、ビジネススキルやパソコンスキルの向上を目指します。
  〔導入講習のカリキュラム内容〕
   ①就職のための職業能力開発の導入(これまでの振り返り、訓練内容の把握、仕事理解)
   ②チームで働く力(コミュニケーションの基本、ビジネスマナー、チームビルディング)
   ③考え行動する力
    (自分の強み弱みの表現、自己表現、自己アピール、会社内のコミュニケーション)
   ④仕事を見つける力(職業適性、興味のある仕事の検索、仕事に必要な能力、会社が求める人材)
   ⑤IT基礎(コンピュータの基礎知識、パソコン活用演習<文書作成・表計算>)

訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)

  • 工場内における情報インフラの知識を有し、工場内ネットワークの保守・管理ができる。
  • タブレット端末等を用いた生産設備制御システムの開発・保守・管理ができる。

総訓練時間

751時間(導入講習付7ヵ月コース)、661時間(6ヵ月コース)

訓練到達目標

1.「ネットワーク構築技術」

ネットワーク概論
ネットワーク設定
事業所内ネットワークシステム構築

 事業所内のネットワークを構築するために必要な知識・技能を習得します。
 訓練の後半では、業務用のネットワーク機器を操作し、ネットワーク構築を行います。

マイクロコンピュータの仕組み

▲ネットワーク構築実習

2.「サーバ構築技術」

Linux基本操作
Linuxサーバ構築
データベースの基本
Webページの基礎知識

 Linuxというサーバ用途でよく使用されるOSを利用するための技術を中心に習得します。
 また、大量のデータを効率よく利用する仕組みであるデータベースについても習得します。
 Webページを作成するために、HTMLについても習得します。

ソフトウェア開発のためのC言語プログラミング

▲Linuxサーバ

3.「スマートデバイス制御」

・Python言語の基本文法
・センサー制御、プログラム開発
・データ収集、プログラム開発
・総合課題
 
 初学者から上級者まで世界中で利用されているPython言語プログラミングを習得します。
 訓練の後半では、Raspberry PiというIoT分野でも活用される教育向けコンピュータを利用しLEDやセンサの制御等を通じてスマートデバイス制御技術を習得します。

▲スマートデバイス制御実習

4.「Java言語プログラミング」

Java言語の基本文法
Java言語でのオブジェクト指向プログラミング

 世界中でよく使われている言語の1つであるJava言語を習得します。
 後の実習で必要となるプログラミング技術の基礎となります。

Java言語プログラミング

▲Java言語 プログラミング

5.「Androidアプリ開発」

Android OS基本知識
Java言語によるアプリ開発

 Android OSを搭載したタブレット端末のアプリケーション開発技術を習得します。

▲Androidアプリケーション製作実習

6.「Webアプリ開発」

・動的Webページ作成
・Webアプリ開発

 Java言語によるWebアプリケーションを開発する技術を習得します。

▲Webアプリケーション

受講要件

過去の経験

特に不要

事前に習得していることが望ましいスキル

特に必要はありませんが、基本的なパソコンの操作ができること、基本的な論理的・数学的な素養があること。

各訓練科共通要件

  • 訓練に関連する職種への就職を希望している方
  • 訓練を受講することに熱意を有している方
  • 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
  • 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)

受講料

受講料は無料です。ただし、教科書については、実費負担となります。
※ テキスト代:7ヵ月コース/約16,000円 6ヵ月コース/約14,000円(令和6年度)

受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例

訓練に関する職種と仕事内容

一般的な職種名

システム開発、プログラマ

職種との相性(こんな方に向いている。)

・パソコンを使った作業を楽しめる人
・通信・ネットワークを学び、ネットワークエンジニアを目指したい人
・プログラム全般の仕事に興味がある人
・ICT分野への就職を目指す人

訓練により就職可能な主な仕事

  • 情報通信機械器具製造会社(アプリケーションプログラマー、Webプログラマー)
  • 通信設備保守会社(保守、点検)
  • 通信事業者のグループ会社(通信SE、営業サポート)

求人票に記載されている職種名

例えば、以下の職種に対して、Webアプリケーション、アプリ開発、システム開発、インフラ、サーバ運用 などのキーワードで紹介されています。
・ソフトウェア開発技術者
・プログラマ
・システムエンジニア
・インフラエンジニア

就職後の仕事例(求人票より)

  • システム開発業務
  • システム運用・保守業務
  • サーバ構築業務
  • サーバ運用・保守業務
  • インフラ環境の運用・保守業務

就職率

  • 令和3年度:88.0%
    令和4年度:92.9%
    令和5年度:85.7%(令和5年12月末時点)

修了生の主な就職先(職種)

  • ソフトウェア開発企業(ソフトウエア開発技術者)
    業務用ソフトウェアの開発企業(ソフトウエア技術者)
    コンピューターシステム開発企業(ソフトウエア技術者)
    学校法人私立大学(事務職)
    化学系製薬企業(技術者)
    人材派遣企業(システム運用管理者)
    情報サービス企業(情報処理・通信技術者)
    ソフトウェア開発企業(ITシステムプログラマー)
    情報サービス企業(ヘルプデスク)
    医療業(ICT支援員)

賃金情報

修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績
全年代 17万~29万

訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況

訓練受講中に取得できる資格

ありません

任意受験により取得可能な資格

訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)

Java SE Bronze [ORACLE]

試験月:随時

CCNA Routing & Switching [Cisco]

試験月:随時

LinuC レベル1(Linux技術者認定試験)[LPI-Japan]

試験月:随時

基本情報技術者試験 [IPA]

試験月:随時

職業訓練指導員(テクノインストラクター)から

当科は今後の成長が大きく見込まれるICT分野、情報通信技術の訓練を行います。通信に関わる基礎的な技術、そして情報に関わる基礎的な技術を、それぞれ学ぶことができます。同分野の発展に伴い、自身をステップアップさせたい方、未経験の方、大募集です。関心がある方は、ぜひご相談ください。

修了生の声

修了生の活躍事例

就職後のスキルアップ

就職後は、当センターで実施している短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講したり、就職先の実務経験を活かして、各種資格取得に挑戦したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
 

お問合せ先

ポリテクセンター愛媛 【訓練課 受講者係】

TEL

089-972-0329

FAX

089-972-0959

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