- グループワークを中心とした授業による、就職活動に役立つ社会人としての基礎能力(ビジネスマナー、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力)
- 各訓練科の実践的な訓練を受講するために必要な基礎知識
- パソコンの基本操作
建築CAD施工科のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)の図面作成から材料の積算、施工方法までの一連の流れを学びます。
- 建築関係の図面作成に必要なルールを学び、CADを用いて建築図面や施工図面の描き方を学びます。
2種類の2次元CADを学べるコースです。
訓練全体の目標人材像(訓練目標)
- RC造建築の基礎知識を有し、現場作業に必要な技能を習得する。
- CADを用いた図面作成に必要な知識及び技能を習得する。
訓練到達目標
ビジネススキル講習(7か月訓練のみ)
1.RC造図面作成技術
- 建築CADの基本操作
(使用ソフト:AutoCAD) - 各種図面の読み方
- 各種図面の作図
2.施工管理と施工図書
- 建築CADの基本操作
(使用ソフト:Jw_cad) - 各種図面の読み方
- 各種図面の作図
- 工事測量
3.リフォーム提案と給排水衛生設備(製図)
- 内外観パース
- プレゼンテーション
- 給排水衛生設備図の作成
(使用CADソフト:3Dマイホームデザイナー/Jw_cad)
4.建築知識と施工図
- 一般構造
- 関連法規
- 建築材料
- RC造に関する知識全般
5.施工管理と大工作業の基本
- 大工道具の使用方法
- 品質管理
- 丸のこの安全教育
- 足場組立の特別教育
- 玉掛・小型移動式クレーン操作
6.躯体工事(鉄筋・型枠)
- 鉄筋の加工・組立
- 型枠材の加工・組立
- 施工図の読み方・描き方
受講要件
過去の当該訓練分野の経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- CADの訓練にパソコンを使用しますので、パソコンを使用したことがある方(起動・終了、ワープロソフト、表計算ソフト)は、さらに訓練効果が期待できます。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。
ただし、教科書代(約15,000円)については、実費負担となります。
作業帽、作業服、作業手袋、安全靴は各自で用意していただきます。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
(前職) (修了後の職種)
・製造業 → 内装技術者
・職歴なし → 型枠技術者
・小売業 → 型枠技術者
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
CADオペーレータ、鉄筋技術者、型枠技術者、大工など
「ビルを建てる」 仕事
- ビルやマンション、公共施設といった建物はRC(鉄筋コンクリート)造と呼ばれ、名前の通り鉄筋とコンクリートを使用して建てられています。鉄筋コンクリートは、初めに鉄筋を組み、その後に型枠と呼ばれる枠を作ります。そして、型枠の中にコンクリートを流し、コンクリートが固まった後、型枠を外して完成します。
- 型枠技術者や鉄筋技術者と呼ばれる職種は、この型枠の作成・解体、鉄筋の組立てを行う仕事を言います。
- 型枠技術者や鉄筋技術者の仕事は、RC造の建物全体の形や強度を決定するとても大事な仕事です。完成後も形として残っていきますので、とてもやりがいのある仕事です。
職種との相性(こんな方に向いている!)
体力に自信があり、手先が器用で、早起きが苦にならない方に向いています。
パソコンが得意で、集中力があり、細部まで目が行き届く方、
図面から立体をイメージすることが得意な方に向いています。
訓練により就職可能な主な仕事
- CADオペレータ
- 型枠技術者
- 鉄筋技術者
- 建築現場作業
求人票に記載されている職種名
CADオペレータ、設計補助、型枠技術者、建築施工管理、足場技術者、鉄筋技術者、現場管理・現場監督、建築技術者、とび、建築・土木作業員、工務
就職後の仕事例(求人票より)
- 型枠工作業、コンクリート打設、見積書作成
- 鉄筋加工・組立て、足場の組立て、写真管理
- 解体工事
就職率
- 93.3%(令和4年度実績)
修了生の主な就職先
- 有限会社富士工務店(型枠)
- 松橋建設株式会社(型枠)
- 有限会社文隆鋼業(鉄筋)
- 共和ホーム株式会社(現場監理)
- ティンバラム株式会社(CADオペレーター)
賃金情報
修了生の採用時の賃金(給与総支給額)実績- 内装技術者 195,000円
- 型枠技術者 173,000円
訓練修了時に取得できる資格
携帯用丸のこ盤作業従事者安全教育
労働安全法の労働安全衛生規則の「特別教育に準じた教育」として、事業者の方は携帯用丸のこ盤を用いた作業に従事する者に対し、安全で正しい作業を行うために必要な知識及び技能を付与し、もって職場における安全の一層の確保に資することとされております。
足場の組立等作業従事者特別教育
労働安全法の労働安全衛生規則により、事業者の方は足場の組み立て、解体又は変更の作業に係る業務(地上又は堅固な床上における補助作業の業務を除く。)に従事させる場合は当該業務に関する特別教育を行わなければならないことになっています。
任意に取得する資格
訓練期間中に受講者の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。受験手続きの説明や合格できる技能レベルへの到達は訓練中十分可能です。(※但し、合格を保証するものではありません。詳細につきましては、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
建築CAD検定
就職後のスキルアップ
就職後は、ポリテクセンターで実施しています短期間の 在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料)) を受講したり、就職先の実務経験を活かして技能検定(国家資格)に挑戦するなど、さらにスキルを向上させることができます。ポリテクセンターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。お問い合わせ先
ポリテクセンター秋田 【訓練課 受講者第一係】
TEL
018-873-3178
FAX
018-873-2960