職業訓練を受講して06
機械・CAD科
機械・CAD科の職業訓練を受講された方の声をご紹介します。
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機械・CAD科 令和元年6月生
まず初めに、申し上げておきたいのは、私は「仕事」というものが何なのか、未だによくわかりません。というのも、私は今まで働いてきた中で、「仕事」に対して、特に思い入れややりがいというものを感じたことはなく、ただ単に振られた仕事を、淡々とこなしてきたからです。
でも、それは社会人としては当たり前のことで、それが大人としての「責任」だと思っていました。それに、働いてお金を稼がなければ生きていけないし、仕方のないことだとも思っていました。でも、内心では、それではいけないんじゃないか?とも思っていました。
しかし、このポリテクセンター伊勢に通ったことで、その考えは大きく変わりました。「仕事」というものは、ただ単に生きるためや、責任があるからするものではなく、自らを成長させるためにするものだと、気づかされたからです。自分の可能性を信じ、目標に向かって努力することで、人として成長し、自らを高めていくことができる。ここでの授業を通して、そのことを学びました。自分の新しい「可能性」というものに、気付けたと思います。
今後は、ここでの経験を糧に、自らを成長させるだけではなく、働いていく中で、他者も幸せにできるよう、一生懸命働いていきたいと思います。
CAD・NC技術科6月生
私は、プログラマとして5年、EMCエンジニアとして17年間、働いてきました。再就職先を探すにあたり、CAD・NC技術科で勉強することで少しでも就職の可能性を拡げられるかと思い、ポリテクセンターへの入所を希望しました。
NCのカリキュラムからスタートした為、CADについては、残りの3か月での習得になります。しかし、これからは、求職活動も並行して行わなければならない為、どこまで習得できるか不安はあります。
6月から始まった旋盤、フライス盤、NC旋盤、マシニングセンタについては、先生方にご指導いただき、クラスの仲間にも助けてもらいながら、なんとか基本的な知識は習得出来たと思っています。毎日が充実していた為、3月間があっという間に過ぎていきました。おそらく、このようにしてじっくり時間をかけて、何かを学ぶという経験は、これが最後になるかと思います。だからこそ、3か月後には、笑顔で退所できるように、後悔のないよう、過ごしたいと考えています。
ポリテクンセンターでは、いろんな世代の方と交流することができました。同じ目的を持って頑張っている仲間がいる為、励みにもなります。ポリテクンセンターに通うかどうか迷っていましたが、3カ月経った今、この選択は間違っていなかったと思っています。
次の就職先において、CAD・NC関連に就職できるか、以前の職種に戻るかは現段階ではわかりませんが、この訓練学校で過ごした半年間は、決して無駄にはならないと思っています。
CAD・NC技術科6月生
ポリテクセンターで3カ月間の訓練を受けて、何を感じたか。
一言で言えば「新しいことを学ぶということはこれほど楽しいことだっただろうか」ということになる。私の受講している訓練科は「CAD・NC技術科」で製図や3次元CADについて学ぶ学科だ。しかしながら、この学科では製図や3次元CADの他に旋盤・フライス盤・ボール盤などの実習からNC旋盤・マシニングセンタのプログラム作成など様々なことを学習する。正直なところ最初のうちはそれほど前向きな気分だったわけではなく、早くメイン科目である製図や3次元CADの知識をつけたいと思っていた。
ところが、いざ実習が始まり実際に機械加工を行ってみるとモノがどのようにして造られていくのかという根本的な部分を少しだけ経験し、知ることができた。私はこれまで工業系の知識・経験はゼロの状態であったため、実際に材料を加工することができたのはとても為になった。機械加工に対する抵抗がなくなり、モノを加工することが面白いとすら感じられたのは幸運なことこの上ない。それだけではなく、どのような図面があれば加工できるのか、どんな精度で加工できるのか、ということを実際に体験できたことは今後学んでいく製図・3次元CADにおいても必ず役に立つと感じた。一つの物事を深く行おうとすると、その物事と関連性のないと思われる知識が大いに役に立つということがある。
例えば私自身は趣味として写真を撮っているが、良い写真というのはカメラを使いこなすということよりも天気を予測できる(天気図を読める)、光を読める(太陽の日照時間や動きなど)ことを知っていることのほうがむしろ重要だったりする。
今後3次元CADを学んでいき、それに関連する仕事に就きたいと考えており、どのような世界が広がっているのかは未知数ではあるが、なんでも前向きに学んでいく姿勢でいきたいと考えている。
CAD・NC技術科6月生
訓練が3カ月すぎました。今思うとあっという間でした。最初の1カ月間は、大丈夫かなと強く思ったりもしましたが、なにごともなく過ぎていきました。2カ月目に入ると加工の訓練があり、これは、大変苦労しました。ものづくりというのは、とてもむずかしいと再度思いだしました。今まではパソコンでクリックすると画面上ですぐ完成となって、過程のことをなにも思わず仕事をしていたことに気づかされました。なかなか図面の寸法通りにはいかずに毎日が悪戦苦闘でした。ただケガ等がなかったのはよかったと思いました。ですので、課題が、終わった時の達成感は、すごくあり、失敗しても上手にいったとしても思うことは、たくさんあり結果とても満足のいく訓練だったと思います。そして3カ月目では、NC機械の訓練に入り、前半もあと少しとなりましたが、プログラミングがメインの訓練なので、それなりに得意の分野と思いました。しかし、実際機械の演習があると、まず思うのが最初の2カ月の訓練の重要性だと思います。測定の技術、加工の知識、この2つは必ず必要となってきます。
この3カ月がすぎて、知識とともに技術も基本的なところは、身になったのかなと思い返す今日です。訓練を休まず受けてとてもよかったと思いました。
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