機械メンテナンス科のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
工場設備・生産ラインの保守管理に必要な設備管理、電気系保全、機械系保全、油空圧装置保全、金属・機械加工等の幅広い知識・技能を修得します。
訓練全体の目標人材像(訓練目標)
- 工場設備・生産ラインの保守管理に必要な設備管理、電気系保全、機械系保全、油空圧装置保全、金属・機械加工等の幅広い知識・技能を修得します。
総訓練時間
- 669時間
訓練到達目標
1.「設備管理」
設備管理に関する技能及び関連知識を習得します。※生産設備管理を行う上で必要な品質管理・安全管理等の基礎知識を学びます。
2.「電気系保全作業」
機械の電気系統の保全に関する技能及び関連知識を習得します。
3.「機械系保全作業」
機械要素の保全技術に関する技能及び関連知識を習得します。
※締結部品、軸、伝導装置等、機械要素について課題に取り組みます。併せて、スケッチの基礎技術を習得します。
4.「油空圧装置保全作業」
油空圧装置の保全技術に関する技能及び関連知識を習得します。※空圧、油圧機器の機器構造を習得します。
5.「補修工作実務」
機械の主な構成部品に生じた欠陥に対する補修工作に関する技能及び関連知識を習得します。
6.「設備診断基本作業」
機械の主要素構成部品に生じる欠陥の発見と異常時における対応措置に関する技能及び関連知識を習得します。
下記写真は、設備診断で使用する機器類です。
受講要件
過去の機械に関する経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- 特にありません。
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望している方
- 訓練を受講することに熱意を有している方
- 訓練の内容を理解するために必要な基礎学力を有している方
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態・受講態度等)
受講料
無料です。ただし、教科書代及び実習時の作業着、安全靴、保護具については、実費負担となります。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
製造(設計) → プラント設備の保全
製造業(自動車部品) → 保守メンテナンス
製造業(ライン作業) → 電気技術者
製造業(作業員) → 設備保全
製造業(機械オペレータ) → NC機械オペレータ
運送(運転手) → 設運転管理業務
建設業(造園工) → プラント設備技術職
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職種名
機械保全、設備保全、電気保全
保全の仕事
保全の仕事は、工場内の生産設備が安全かつ効率的に動くように、点検や修理を行う仕事です。生産設備が壊れると生産が止まったり遅れたりし、損失につながります。
そのためには壊れる前に保全する「予防保全」や調子が悪くなったり壊れたりした機械を保全する「事後保全」などがあります。
職種との相性(こんな方に向いている。)
機械の分解・組み立てや、自動で運転する機械の仕組みを理解したい方に向いています。性別は全く問いません。
訓練により就職可能な主な仕事
工場機械設備の日常保守・点検・管理
求人票に記載されている職種名
機械保全工、設備保全、電気保全、機械設備メンテナンス、電気設備メンテナンス
就職後の仕事例(求人票より)
- デバイス製造機械装置保全
- 機械メンテナンス
- 鉄工業機械組立メンテナンス
- 車両の検査修理・改良業務
- 設備メンテナンス
就職率
平成30年度 85.7%(修了後3か月後の確定数値の平均値)
修了生の就職先例
ブリヂストンプラントエンジニアリング㈱
㈱ベルポリエステルプロダクツ
㈱長門製作所
ヤマネ鉄工建設㈱
賃金情報
170,000円~250,000円
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
製造現場の設備には、物を運搬するクレーンやコンベア、物を加工する機械ではプレス機械や旋盤・フライス盤があります。設備を安全に効率よく稼働させるために定期的な点検を行います。また、設備によっては法定検査が義務付けられています。点検で不具合を発見した時は、早めに補修をします。
保全サービス科の訓練は、これら周辺の機械設備の定期点検から、保全計画を立案し、定期補修を行うことで製造設備の稼働率を向上させることが目標になります。
訓練終了時に取得できる資格
- ガス溶接技能講習修了証
(山口労働局長登録教習機関第2号) 登録有効期間満了日:2024年3月30日
但し、18歳未満の修了者においては、就業制限業務に係るため、満18歳の誕生日が到来するまで業務に従事できません。 - アーク溶接等の業務に係る特別教育修了証
- 自由研削用といしの取替え等の業務に係る特別教育修了証
- 低圧電気取扱業務に係る特別教育修了証
任意に取得できる資格
技能検定3級 機械系保全作業3級
電気系保全作業3級
(社)日本プラントメンテナンス協会
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講したり、就職先の実務経験を活かして、国家資格である技能検定に挑戦したり、各種資格試験等を受験したりするなど、さらにスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先
訓練課
TEL
083-922-2143
FAX
083-922-1935