ネットワークの構築・運用に関する技術・知識を習得します。訓練では、シミュレーションだけでなくハブやCisco社製のルータの実機を利用した実践的な訓練を行います。
IT生産サポート科のご案内
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
・インフラ関連:ネットワーク知識(TCP/IP,構成機器)、Linux、クラウド(AWS)など
・ Web/DB関連:サンプルWebアプリ作成を通して、フロントエンド,バックエンドの理解
・ システム開発関連:Java言語、センサを使ったAndroidアプリ開発などIT職必須の基礎力
訓練全体(6か月間)の目標人材像(訓練目標)
- 企業等における通信インフラの知識を有し、業務ネットワークの保守・管理ができる。
- モバイル端末を用いたシステム開発・保守・管理ができる。
総訓練時間
- 664時間
1か月ごとの訓練目標
1.「ネットワーク構築」
2.「Linuxサーバー構築とAWS」
データセンターを利用したクラウド環境でWebサービスなどのOSとして普及しているLinuxの操作、設定と、各種サーバ構築を行います。AWSの各種サービスの利用方法も習得します
3.「WEBアプリ構築」
HTML/CSSとJava、データベースによるWEBアプリ作成を通して、Webプログラミングを体験し、フロントエンドおよびバックエンドの理解を深めます。
4.「Javaプログラミング言語」
課題解説しながら、幅広くシステム開発で利用されているJava言語を基礎から丁寧に習得します。Javaでオブジェクト指向の基礎を学ぶと他の言語の学習もスムーズになります。
5.「Androidアプリ開発」
Java言語を利用し、Google PixelなどのAndroid端末で動作するアプリを作成します。画面遷移や、各種センサ類の利用方法なども実際に操作しながら学ぶことができます。
6.「生産支援支援アプリケーション開発」
5か月間習得したことを活かし、生産等の業務を支援するアプリケーションの開発を行います。
受講要件
過去の情報処理等の経験
- 特に必要ありません。
事前に習得していることが望ましいスキル
- ・日常的に業務等でパソコンを操作していること(表計算、データ入力)
・Windows PCでファイル保存など基本的な取り扱いと、1分間で100文字(英数)程度の文書を入力できるスピードがあると訓練がスムーズです
各訓練科共通要件
- 訓練に関連する職種への就職を希望していること
- 訓練を受講することに熱意を有すること
- 訓練の内容を理解するために必要な日本語理解力と基礎学力を有していること
- 訓練受講・修了に支障がないこと(健康状態や受講態度等)
※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。
受講料
無料です。ただし、教科書代(約1,000円程度)については、自己負担となります。
受講者の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
(前職) (修了後の職種)
管理栄養士 → システム開発
製造職 → プログラマ
訓練を受講し、就職した修了生の“生”の声がご覧になれます。
訓練に関する職種と仕事内容
主な職種
IT技術者(インフラ技術、システム開発技術)
IT技術者の職種には、主にインフラ技術関連とシステム開発技術関連があります。
インフラ関連は、ITサービスを支えるネットワークやサーバを構築・運用・保守を行い、経済を動かし、人々をつなぎ、未来の社会を形づくる通信インフラを支えます。
・クラウドエンジニア
・運用エンジニア、サーバエンジニア、社内SE
・ITヘルプデスク
システム開発関連はPC、家電や車、モバイル端末で利用する業務系やWeb系ソフトウェア(アプリ)のプログラムを開発します。
・システムエンジニア(SE)
・プログラマ(PG)業務系、Web系(フロントエンド、バックエンド)
・組込みエンジニア
・テストエンジニア
開発する順序は1.要求分析、2.設計、3.プログラム作成、4.テスト、5.導入、6.管理となります。そのうち3.プログラム作成及び4.テストを担当する人はプログラマ、5.導入及び6.管理を担当する人はカスタマエンジニア、すべての工程を担当する人はシステムエンジニアになります。
想定している仕事
職種との相性(こんな方に向いている。)
- ・問題が起きたら自分で調べて解決したい
- ・難しい問題を分解して小さい問題にわけて、論理的に考えるのが好き
- ・小さな異変に気付くことが多い、共通ルールを見つけるのが得意
- ・ルールや手順を守るのが得意
- ・その人に寄り添って、丁寧に説明ができる
訓練により就職可能な主な仕事
- ・自社や顧客のためにWebサイト、システムやアプリを実際に動かすためのプログラム・コードを書く仕事:プログラマ
・ユーザ(利用者)の要望に従い、システムを「つくる前」から「完成後」までを設計・管理する仕事:システムエンジニア
・業務やサービスの「通信基盤」をつくり、守り、安定して動かすことで施設、企業、学校等のインフラを支える仕事:ネットワークエンジニア、社内SE
・データセンター等でユーザのサーバが24時間安定して動き続けるように見守り、必要なメンテナンスを行う仕事: サーバ運用・管理オペレータ
求人票に記載されている職種名
- プログラマ(PG)、アプリ開発、システム開発
- システムエンジニア(SE)
- ネットワークエンジニア、社内SE
- サーバ構築、キッティング
- サーバ運用・管理オペレータ
- ヘルプデスク、ユーザーサポート、開発補助
就職率
64.7%(令和6年度)
修了生の活躍事例
修了生と修了生を採用された企業からお話を伺いました。
賃金情報
修了者(IT未経験)の採用時の賃金(給与総支給額)実績
(ご経歴等により下記のとおりとならないことがあります。)
- 20歳代 20万円~
- 30歳代 30万円~
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
訓練の中で習得したネットワークに関する技術を活かし、システムエンジニアやカスタムエンジニアとして活躍しています。また、Java等のプログラミング技術を習得し、プログラマとして活躍しています。
任意に取得できる資格
訓練期間中に受講生の皆さんが習得した技能を活かして任意に受験して取得できる資格の一例です。
(但し、合格を保証するものではありません。詳細は、各実施機関へお問い合わせ下さい。)
情報処理技術者試験
情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」第7条の規定に基づき経済産業大臣が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定の技術水準にあることを認定するために実施している国家試験です。(※同条第2項の規定に基づき、独立行政法人情報処理推進機構が試験を実施。)特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる技能について、幅広い知識を総合的に評価しています。合格者には、経済産業大臣署名の合格証書が交付されます。
(独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター)(試験区分)
- ITパスポート
・就活の際、ITに強い人材として事務などの職種で履歴書に書ける
・訓練の専門用語が理解できるため、6ヵ月間より深く学べる
・一部範囲が重複しているので、基本情報技術者試験にチャレンジしやすくなる
- 基本情報技術者試験
・開発職希望の場合、面接時に専門用語や仕事内容が理解できる
・エントリーレベルのITエンジニアに必要な基礎知識習得の証明となる
・未経験から取得までの意欲や計画性の点で、IT系職全般で人物評価が高くなる
- 応用情報技術者試験 等
ベンダー系資格
希望職種や必要レベルに合わせて取得する
・CCST: Ciscoインフラ系技術者向けシスコ認定資格のエントリーレベルの資格
・CCNA:ネットワークエンジニアの技能の認定(シスコ)
・Java SE Bronze: Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識
・Bronze DBA Oracle Database Fundamentals: データベース技術者
・AWS Certified Cloud Practitioner: AWS クラウドサービスの基礎知識
・MOS:事務職を目指す場合にOfficeソフトの利用スキルを証明(Excel)
就職活動支援
専門スタッフのサポートを受けていただきながら、当センターやハローワークに寄せられた求人をご紹介いたします。
就職後のスキルアップ
就職後は、当センターで実施しています短期間の在職者向け職業訓練(能力開発セミナー(有料))を受講するなどし、就職先で必要なスキルを向上させることができます。当センターでは、就職後においても新たな職業能力の習得やこれまでの職業能力の更なる向上に係る相談・支援を行っています。お気軽にご相談下さい。
お問い合わせ先
訓練第一課 訓練支援係
TEL
075-951-7397
FAX
075-951-7393
kyoto-poly03@jeed.go.jp
