強み

※専門課程活用型デュアルシステム訓練の概要はこちら (就職への近道!日本版デュアルシステムのご案内)

自らの環境は自らで作ります

   当科の実習は、他の大学同様、ネットワークに接続したパーソナルコンピュータを利用して行うものが中心です。 一般の学校では、こういった機材は学校側で準備し入校時からすぐに使用できるのが当たり前だと思います。 しかし、当科では入校した一年次の早い時期に、パソコンを組み立てるところから始まりますqt。 ケース、マザーボードやハードディスクといった機材が渡されますので、説明を聴きながら自分で組み立てます。 パソコンで使用するソフトウェアも自分でインストールします。 アプリケーションのインストールはもちろん、OSのインストールやプリンタドライバ、ウィルス対策ソフトなども自分でインストールします。 またこういった作業を通して、アプリケーションをインストールできる管理者ユーザや一般ユーザの概念も学んでいただきます。

組み立てパソコンの製作
組み立てパソコンの製作

   一般には、『利用者(学生)にソフトウェアのインストールをさせない』場合のほうが多いと思います。 これを許してしまうと管理者権限を学生に渡すことになり、管理上の問題から好ましくないからです。 学生がインストールしたソフトウェアが原因で他のアプリケーションが動かなくなるかも知れませんし、変なマルウェアに感染するかもしれません。 しかし社会にでると、自分でやらないといけない場合に数多く遭遇します。 中小企業に就職したらなおのことでしょう。 当科ではそういった事態を想定し、『自分でできることは自分でやる』ことにしています。ですからパソコンも組み立てますし、ソフトウェアも自分でインストールします。

   また、パソコンなどの情報機器は、ネットワークに接続して利用しないとその価値が半減してしまいます。ですから組み立てたパソコンもネットワークに接続します。 まず、ネットワークケーブルが必要となりますが、これも自分で製作します。加えて、机の準備、パソコンの設置、電源ケーブルの取り廻し、ネットワークケーブルの敷設、プリンタの設置も行っていただきます。 このようにすることで、普段は見ることのできないOAフロアの床下、天井裏の構造を見ながら、建物の構造も勉強していただきます。

ネットワークケーブルの製作
ネットワークケーブルの製作
ネットワークケーブルの敷設
ネットワークケーブルの敷設

   幸い当科の定員は15名という少人数です。このため、比較的目が届きやすく一人一人を手厚く指導できるため、こういったことが可能となっています。 もちろん学生のパソコン環境だけでは実習はできません。このため、それ以外の機材については、学校でサーバーコンピュータを用意し、使用しています。

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