企業会計実務に必要な記帳から決算までの一連の経理実務に関する実践的技能及び関連知識を習得します。
ビジネスワーク科(訓練期間6ヶ月)のご案内
ビジネスワーク科では、「事務の仕事」についての知識を身につけ、求人企業から求められている主に経理・総務部門での専門知識及び技能が習得できます。最近の事務仕事はコンピュータを使用できることが必須になっています。また、社会保険、税法などは法改正によりめまぐるしく制度が変更します。事務の仕事には、そのような新しい技術や知識に対応できる柔軟性を身につけること、旺盛なチャレンジ精神が望まれます。訓練受講で対応可能な職務の拡大を目指しましょう。
- 訓練の概要(訓練により習得できる技能)
- 受講要件
- 受講料
- 受講者の受講前の職種と修了後に就職した職種の例
- 訓練に関する職種と仕事内容
- 就職率
- 修了生の主な就職先
- 訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
- 訓練修了時に取得できる資格
- 任意に取得できる資格
- 就職後のスキルアップ
訓練の概要(訓練により習得できる技能)
経理職務としての記帳・決算実務や総務職務としての接遇・社員管理実務のほか、福利厚生・給与計算・年末調整等の労務管理実務や税務会計・確定申告・資金管理・財務分析等の財務実務を習得します。
訓練全体(6ヵ月間)の目標人材像(訓練目標)
- 業種別取引の記帳から決算までの実務及び税務申告・資金管理・財務分析の実務ができる。
- 総務・労務の実務及び社会保険の手続き、給与計算の実務ができる。
主な訓練内容
財務会計実務
税務・管理会計実務
企業会計の実務に必要な税務・申告及び分析に関する実践的技能及び関連知識を習得します。
卸・小売業の経理実務
卸・小売業の経理実務に必要な実践的技能及び債権管理・財務分析についての関連知識を習得します。
総務実務
総務全般の実務に関する技能及び関連知識を習得します。
労務実務
労働保険・社会保険の知識と、諸手続きに関する実務作業を習得します。また、給与計算から年末調整までの一連の事務作業を習得します。
業種別帳票作成課題
専門用語を理解し、文書書式に基づき文書作成知識を習得します。主な帳票を理解し、関数、マクロ等を活用し効率の良い帳票作成知識を習得します。
使用するアプリケーション
- Microsoft Office 2021(Word・Excel)
- 勘定奉行 i10
- 給与奉行 i10
受講要件
過去の経験等
総務事務、経理事務等の事務全般に従事しようとする方で事務経験があること。
事前に習得していることが望ましいスキル
ワープロ・パソコンの基本操作の出来る方が対象です。
各訓練科共通要件
公共職業安定所に求職申し込みをされ、以下に示す受講要件を満たした方
- ハローワークで求職申込みをしており、かつハローワークで訓練の受講が必要と認められた方
- 受講を希望する訓練コースに関連する職種への就職を希望しており、就職意欲を高くお持ちの方
- 訓練の習得を通してスキルアップを目指し早期就職を目指す方
- 訓練の受講意欲が高く、他の受講者と協調性をもって受講できる方
- 訓練を受講することに支障のない方(健康状態・訓練の安全面が確保できる方)
※受講希望者が多数の場合、上記の条件を満たしていても受講できないことがあります。
受講料
無料です。
受講に関する経費
- テキスト代 12,000円程度
※テキスト代は価格が変動する場合があります。 - 資格取得に係る受験料等は、各自の負担となります。
受講生の入所前の職種と修了後に就職した職種の例
入所前
一般事務、総務事務、経理事務、営業事務、医療事務等
修了後
職種としては入所前に経験した職種に就くことが多いが、補助から主担当へ、総務や経理のみから総合的な業務へ、会計事務所へ等、よりレベルの高いもしくは範囲の広い職務への再就職が多い。
訓練に関する職種と仕事内容
一般的な職務名
総務事務員、経理事務員
- 総務事務員の仕事
企業や団体は、業務を効率的におこなわなければなりません。そのために必要な、書類の管理や、関係機関への連絡・手続きなど、広い範囲の事務の仕事を専門とするのが、「総務事務員」です。 ある商社の場合で見ると、総務事務員は、その日届いたたくさんの郵便物を、各部署の担当者ごとに仕分けして、届けます。また、社員の出勤状態をチェックし ます。このデータは、給料やボーナスの判定資料になります。筆記用具や封筒、伝票などの事務用備品を管理するのも総務事務員で、不足のものがある時には、 業者に注文して補充します。総務事務員はまた、さまざま文章や書類を作成したり、管理したりします。書類の中には、「発注書」や「契約書」、さらには、法 律で書式の定めらたものまでさまざまなものがあります。総務事務員は、こうした書類の書き方や、手続きの方法、関連する法律などを、よく知っていることが 必要です。また、そうした法律にかかわる届け出書類の写しや、契約書、発注書などは、会社にとっては重要書類なので、厳重に保管します。総務事務員は、こ の他にも、労務管理の仕事も担当し、健康保険、厚生年金、雇用保険などの手続きや届出をおこないます。いずれも、正確な事務処理がなにより重要です。この 他にも、社員に関わる結婚式や葬式、社内の行事の連絡・対応など、総務事務員の仕事は、幅広い分野に及びます。
- 経理事務員の仕事
企業や団体のお金やモノの流れを管理し、業務の流れや状態を数値で正確に把握することによって、組織の健全な運営を支えていくのが、経理事務員です。 一般的に、企業の経理部門では、お金の流れを、伝票を使って把握します。経理部員は、交通費や仕入れなどの項目別に伝票を分類し、コンピュータにデータ入 力します。そして、打ちこんだデータを月ごとに集計し、経営のバランスや効率を見る資料を作ります。特に、企業は年単位で決算期を設定しています。このこ ろになると、経理事務員は、各種の決算報告書を作成する作業に追われます。1つ1つの数字のチェックに全神経を張り巡らし、正確な仕事を積み重ねることに よって、企業の効率的な運営を支えます。 商品や問屋では、決算期に、棚卸し作業を行います。この際に、商品在庫数量を正確に把握することは、経理事務員の大切な仕事です。また、商品の仕入れ伝票の処理や、商品番号の設定なども行い、お金の流れと同様に、商品の流れも正確に管理します。 集金や支払い業務も、経理事務員の大切な仕事です。特に、小切手や手形の取扱いには、法律の知識も必要になるため、業務に精通した経理事務員が担当します。
訓練により就職可能な主な仕事
- 製造業
- 建設業
- 卸小売業等広範囲な職種の総務・経理事務
求人票に記載されている職種名
なし
就職後の仕事例(求人票から)
なし
就職率
令和2年度 93.3%
令和3年度 87.7%
令和4年度 88.9%
修了生の主な就職先
- 建設業 :経理・財務
- 医療・福祉: 経理・財務
- サービス業: 広告宣伝・デザイン
訓練で習得した職業能力の就職先での活用状況
一般企業においては主にパソコンを使った事務処理を中心に基本的な経理・総務実務に活用 さらに会計事務所においては税務実務が加わった形で活用
訓練終了時に取得できる資格
自動的に取得可能な資格はないが、実力的には日商簿記3級及びパソコン検定(ワープロ・表計算)3級レベルに達している。
任意に習得する資格
- 簿記検定全般
- 税理士
- 社会保険労務士
- 秘書検定全般
- パソコン検定(ワープロ・表計算)全般
- パソコン財務検定
- システムアドミニストレータ初級等
就職後のスキルアップ
- 当センターの能力開発セミナー(有料)の受講
- 就職先の実務経験を活力に各種資格の受験
- 当センターによる、更なる向上に係わる相談支援
お問い合わせ
ポリテクセンター函館(北海道職業能力開発促進センター函館訓練センター)訓練課
TEL
0138-52-0323
FAX
0138-52-0324