当社はシャフトの歪を取る全自動歪取機、各種油圧プレス、トランスファーモールドプレス、精密サーボプレス、各種専用機、油圧バルブ等を手掛ける会社です。昭和21年の創業以来50年以上の永きにわたって、主に鍛圧機械の製造、販売に携わってきました。
会社の究極的目標は「小さくともキラリと光る会社」で、具体的には現行の製品ラインナップを世界最高水準のものにし、世界中のお客様から当社が「Global Only One」であると認められることです。この目標達成のためには、一にも二にも活力とチャレンジ精神に満ち、確固たる技術力と経験に裏打された社員が欠かせません。
ものづくりの会社として、人材育成は最重要の課題です。ポリテクセンター中部の能力開発セミナー(在職者訓練)は当社のものづくり関連の研修先として、まさにその主力になっていただいています。機械・電気系のメニューが大変充実していて、訓練内容も実習が多く取り入れられた実践的なところが選択の理由です。当社のような小さな会社が自前で研修の指導体制を整えて、実施するのは大変な準備と労力を伴いますので、大変助かっています。今後も可能な限り多くの社員に受講させられるよう、会社として支援していきたいと考えています。ポリテクセンター中部には、今後も充実した能力開発セミナーのラインナップを維持・拡充して頂き、私共の人材育成の機会を、決して無くしてしまうことの無いようにお願いしたい。
町かどの機構(利用者の声):東和精機株式会社
高齢・障害・求職者雇用支援機構は、人材確保、人材育成、雇用環境改善などについて、地域の特性に合わせ、企業、在職者、求職者の方々を支援するために、様々な事業に取り組んでおります。その中から、利用者の声や事業取り組み事例等を紹介いたします。
利用者の声をお聞きしました!!
ポリテクセンター中部で実施しました能力開発セミナーの利用者に感想をお聞きしましたので、ご紹介します。今回は 東和精機株式会社 様です。
経営者の声
代表取締役の久間 博敬 様にお話しを伺いました。
セミナー受講者の声
能力開発セミナーを受講された技術第1グループ 機械設計担当の 山本 将克 様にお話を伺いました。
私は、技術第一グループで主に歪取機等の機械装置の機械設計を担当しています。ポリテクセンター中部では、これまでに、油圧・空気圧、熱処理、疲労強度設計などの業務に必要な能力開発セミナーを7コースほど受講いたしました。
一番最近受講したコースは、「電気油圧制御技術」です。仕事では機械設計を担当していますが、機械設計を行う上で、実務上は機械・電気・ソフトウェアとそれぞれの担当者がいますが、普段は直接担当していないそれぞれの分野の必要性を感じていました。このコースの訓練内容は設備の電気制御系を自らハードウェア・ソフトウェア共に構築していく内容で、私にとって難しいところもありました。しかしこのコース受講後には、これまで「機械ありき」でしか考えていなかったことに対して、電気・ソフトウェアの各部署との関係も少しは考えられるようになったと感じています。
機械設計の立場から、カタログでしか見たことがなかった、実物の機器の分解・組立をして構造や機能の理解を深めたり、実際に配管して課題を見つける等、実践的な実習を通して、現場の立場に立った配慮ある設計を心がけなければならないという「気付き」のキッカケになりました。
今後は、設計者の立場で「図面は書けるけど、どう加工していくの?」という加工者の立場を考えられる、機械設計者の悩みを解決できるような部品加工技術のコースを開発していただければ是非受講してみたいと思っています。
同じく能力開発セミナーを受講された、機械加工グループ NC旋盤担当の宮嶋 孝 様にもお話を伺いました。
私は、機械加工グループで主に旋盤・中ぐり盤の加工を担当しています。自動歪取機本体フレーム部品やモールドプレスのシリンダ・ピストン等が主な加工品です。ポリテクセンター中部ではこれまでに、汎用旋盤、汎用フライス盤、機械加工のお悩み解決、切削加工技術など機械加工関連コースを4コース受講いたしました。
今回、受講したのは、「NC技術者のための切削加工技術 旋削編」コースです。当社では、NC旋盤を数年前に導入しており、担当者として導入に見合った生産性や品質の向上効果が求められています。生産性や品質の向上効果を実現するためには、加工条件の見直し・改善が必須ですが、これまではカタログや各種資料、汎用機の経験などを基に、基礎も無いまま我流で進めている面がありました。今回の能力開発セミナーでは、基礎理論から具体的実験等を通して実践的に検証できたので、現在私が使っている切削条件を見直す上で大変に役立ち、現状使っている切削条件が本当に妥当なものであるか否かについて、自信を持てるようになったと感じています。
日頃から気になっていた機械加工上の課題についても、ポリテクセンター中部の指導員の方が、個別の質問にも丁寧に対応していただける姿勢に感謝しています。
今後に望むことは、以前受講した汎用機の能力開発セミナーのうち、技能面の項目にもう少し多くの時間を割いていただけたら良いと感じました。
次の機会には、カスタムマクロ関連の能力開発セミナーを受講して、現場の自動化、生産性の向上に役立ていきたいと思っています。
能力開発セミナー
お仕事に就かれている方であれば、どなたでも受講いただけます。
詳しくは ポリテクセンター中部 のホームページをご覧ください。
問い合わせ先
中部職業能力開発促進センター 企画指導部 企画課
TEL
0568-79-0555