町かどの機構(利用者の声):愛知機械工業株式会社
高齢・障害・求職者雇用支援機構は、人材確保、人材育成、雇用環境改善などについて、地域の特性に合わせ、企業、在職者、求職者の方々を支援するために、様々な事業に取り組んでおります。その中から、利用者の声や事業取り組み事例等を紹介いたします。
能力開発セミナー利用者の声をお聞きしました!!
ポリテクセンター中部で実施しました能力開発セミナーの利用者に感想をお聞きしましたので、ご紹介します。今回は 愛知機械工業株式会社 様です。
上司の声
工機部 工機設計課長 犬飼 政博 様にお話をお伺いしました。
御社の主とする製品は?
自動車用エンジンとトランスミッションの開発と製造です。
ポリテクセンター中部をいつ頃から、どんな専門分野で活用していますか?
10年前位から活用しております。活用している専門分野は機械系では、機械設計、機械加工、油圧・空圧、制御等で、電気・電子系は、計測技術等です。
受講者がセミナーを受けた後の評判は?
業務に直結したアイテムを集中的に学ぶことができるので、受講の翌日からでも業務に活用でき、受講して良かったとの評判を聞きます。
社員にセミナーを受けさせての評価は?
設計部門では実際に設備や機器を操作して学習する機会がないが、ポリテクセンターの教育は実習が充実しているので、実際に扱った感覚から設計センスの向上にも役立っています。
ポリテクセンターの能力開発セミナーに対する要望、ご意見等は?
電気系では初級の講座が減少しているように感じるので、その復活を望みます。昨今は幅広い知識が求められ、たとえ機械設計の担当でも電気の知識が必要となります。そうした対象者に対しては社内教育も難しく、ぜひ講座の開講を期待します。
セミナー受講者の声
能力開発セミナー「生産設備におけるインバータ実践技術」を受講された工機部工機設計課 土井裕次 様にお話を伺いました。
なにを期待して受講しましたか?
インバータを活用した設備作りは従来から実施しているものの、経験的に実現できている要素もあり、理論的な考察を学ぶためです。
受講しての感想・意見は?
私が所属する部署は、社内で生産する製品の加工設備から組立設備、計測装置など幅広く設計・製作を行っています。その中で私は設備の電装設計を担当しており、インバータを用いた設備も数多く担当してきました。ただ、インバータに関する図面は標準化されており、インバータの「原理」「用途」「機能」等についてあまり目を向けずに設計を進めてきました。今回インバータの「原理」「特性」「用途」「機能」を一つ一つ実習機を用いて学べたことで、私が担当した設備も改めて確認することができ、私自身のスキルアップにも繋がりました。
良かった点、役だったことがありましたらお聞かせ下さい。
従来私が設計した設備では問題になった事がなく、あまり気にしていなかったノイズ対策について、大容量インバータの使用時に生ずる一次電源や周囲の機器への影 響はとても参考になりました。
職場での活用をどう考えていますか?
社内設備ではインバータのベクトル制御をフル活用した試験装置があります。これらの制御については、まだ担当した経験がありませんが、今回十分に理解が深められたので、担当になったときは今回得た知識を活用し、新しい設備設計提案をできたらと思います。
今後、受けるとすれば、どんな内容のコースを望みますか?
PLCによるネットワーク構築技術、数値処理によるPLC制御技術等です。
ポリテクセンター中部に期待することがありましたらお聞かせ下さい。
ここ数年、弊社においてもISO安全規格に対応した設備造りを行っておりますが、安全規格の変化が著しいと感じています。ようやく「安全カテゴリー」という言葉が浸透してきたところです。
これについては、安全機器メーカによるセミナー等も活用していますが、大半はメーカ製品の宣伝になってしまう印象です。そこで、ぜひポリテクセンターにおいて「安全規格とその対応手法」に関する講座を開設いただきたいです。
能力開発セミナー
お仕事に就かれている方であれば、どなたでも受講いただけます。
詳しくは ポリテクセンター中部 のホームページをご覧ください。
問い合わせ先
中部職業能力開発促進センター 企画指導部 企画課
TEL
0568-79-0555